【内容紹介】
一部の先進企業と研究者が知っている
「個性」の具体的な活かし方
「個を活かす経営」「個を活かす人事」とよく言われるが、「個」や「個性」とは何を指すのか――この難題に対して、捉え方の理論的枠組みは、国内において十分に提供されていない。
しかし、国内外の先進企業は人的資本が内に秘める個性や個を見つけて育てる目を養い始めている。また欧米を中心に、長きにわたって展開されてきた学術研究では、個性や個を捉える理論的枠組みが提供され始めている。
本書は、それらの世界の英知を解説しながら「どんな個性の要素が高いとジョブ・パフォーマンスが高いのか」「どんな個性がどんなタスクで活かされる可能性が高いのか」「採用時に見極めるべきはどんな個性なのか」など、日本の実業界ではあまり知られていない個性の具体的な活かし方を紹介する。経営・人事の実務家や研究者必読の書。
【目次】
第1章 個の起源 ―個はどこからきて,どこへ向かうか
1.1.個はどこからきたのか ―種の起源を超えて
1.2.個はどこへ向かうのか ―現代経営組織への展開
1.3.個を活かす先駆者たち ―世界的企業の取り組み
第2章 非認知特性の現代史と人事戦略
2.1.非認知特性の系譜・歴史
2.2.経営組織における非認知特性の重要概念
2.3.非認知特性の人事戦略
第3章 非認知能力の現代史と人事戦略
3.1.非認知能力の系譜・歴史
3.2.経営組織における非認知能力の重要概念 ―人的資本経営で求められる「自律」
3.3.非認知能力の人事戦略
第4章 認知能力の現代史と人事戦略
4.1.認知能力の系譜・歴史
4.2.経営組織における認知能力の重要概念
4.3.認知能力の人事戦略
第5章 個の3要素モデル
5.1.理論から実践を理解する ―アカデミアからビジネスを見る
5.2.『非認知特性×非認知能力×知的能力』の3要素モデル
―求める人物像の論理