※本書は2003年に小社より刊行された『ヨコシンのゴルフ五輪書』を加筆・修正した文庫版を電子書籍化したものです。
カタチや細かい部分の動きを気にするよりも、ゴルフの上達にはもっと大切なことがあります。
余計な一打を叩かないためには自分で考える力を身につける必要があるのです。自分で考える力とは? それはとにかく思考をシンプルにすることです。そして自分の感性、予想を最大限に信じて、「ありのままに」ゴルフをプレイすることなのです。
「何かを守らなければうまくなれない」と考えるのは、ゴルファーのわるいクセのひとつです。
頭を残せといわれればいつまでも顔を下に向け続けるし、ヒザを曲げろといわれればうしろにひっくり返ってしまうくらいにバランスがわるい構えになるし、しこを踏むように構えろといわれれば腰が全然動かなかったり……。何かを守ろうとする意識は、カラダのどこかを止めようとすることにつながるのです。
本書では4つの章に分けて、練習嫌い、教わり嫌いでもスコアが劇的に良くなるコツを、具体的な例を上げながら、わかりやすく説明しています。
■第一章 心理編
○「頭でっかち」が上達を激しく妨げる
○他人のアドバイスはふるいにかける
○力を抜いて「てきとー」に振ればスイングプレーンはゆがまない
ほか
■第二章 想念編
○重いボールをイメージすればボールが「ゴトン」とカップにはいりたがる。軽いピンポン玉でははいらない
○ロングパットで距離感があわないときに有効な「視点ぼかし法」
○手首を使う「タップ式」で打つイメージのほうが自分の心がボールに伝わる
ほか
■第三章 物理編
○高反発ドライバーは、ややフックフェースでロフト角が大きめを選ぶ
○順目のアプローチは手前からダフってもOK
○バンスが大きいウエッジならプロのような低く出て止まるボールが打てる
■第四章 戦術編
○アマチュアの視界は「平面」。プロは「上空」からコースを攻略する
○ゴルフの大敵「怒り」を消す方法を考えよう
○OBゾーンより低いボールを打てば絶対にOBにならない
※収録の内容は、作品の執筆年代および執筆当時の状況を考慮し、書籍発売当時のまま掲載しています。