退屈しのぎに国を操る公爵令息レーリオにとって、ジェイドの純真な反応を暴くことはただの「遊び」に過ぎなかった。しかし彼と過ごす日々に、これまでにない安らぎと充足感を覚えるレーリオは、次第に本気で惹かれていく自分に気づき……。
しかし、皇位継承をめぐる不穏な空気が、二人の穏やかな時間を脅かす。
大切なものを失うかもしれない恐怖の中で、レーリオは初めて自らの本当の感情と向き合うことに。
愛を自覚したことで、逆にジェイドとぎこちなくなってしまうレーリオ。
退屈しのぎの「遊び」から始まった関係は、国の運命をも巻き込みながら、予想もしなかった結末へと向かっていく――。
初心な騎士団長×妖艶な黒幕令息。 主従の甘い駆け引きの行方は――。