チャラチャラ細目の男主人公がつきまとって無表情無情の女主人公がそれをあしらうギャグ感が強い、殺し屋同士の攻防かな、と読み始めは思ったんだけど。敵が登場し話が進む上で、主人公らの過去の一部やヒントのカケラが小出しされて散りばめられて、え?ん?
まさか??と推測や嫌な予感をさせられたり、突然予測してなかったことが起きたりと、彼らの過去も秘密も現在も気になって仕方なくなるストーリー展開でずっとハラハラ、仰天させられた...!!プロたちのドンパチ攻防も見もの。主人公らも主要敵らも過去や引きずっている感情が重いことがほとんどなので、それを知らされるたびこちらも精神ダメージを受ける。一緒に後悔までしちゃう。。でもシリアスの合間の、和気藹々ギャグチックな日常は思わず笑っちゃうし、ページの合間に書かれてる作者さん一言やコメントがシリアスを緩和してくれるので、暗くなりすぎないから救い。一章的なものが10巻の冒頭で一旦終わるんだけど、(作者さん自身も書いてたが)黒幕がなぜここまでしたのか納得いくほど描かれず、あっさり新章へ移ってしまった点モヤモヤして評価は星4.5。モブも敵もバンバン容赦なく死んでいく点と少女漫画だけど恋愛進展はほんのちょっっとなのでラブキュン見たい人は注意。
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