たっぷりのページ数でびっくりしました。
お徳な277ページ、1冊表題作(後日談7p+電子限定1p付)。
試し読みで、アレ?この雰囲気のある絵は、、
と思ったらTLで弟の顔して笑うのはもうやめるを描かれてる作者さん(別名)のようでし
た。
TLはほとんど読まなくなったけど、数少ない連載の続きを読んでる作品のひとつです。
BLでは初作品かな?
弟の顔〜もですが、情緒的な表情、背景など、間、というんでしょうか?、雰囲気を描き表すのがとても上手だなぁ〜と、感服する作者さん。
言葉は少ないのに伝わるものがとても大きく、お話の世界に惹きこまれる。
その表現力で、主人公たちの、10代の繊細な心の動きの描写が丁寧に描かれていて、すごく共感します。
ただTL作品と違うのはシリアス絵だけじゃなく、BLによくあるたまの手抜きちび絵のマヌケ顔が楽しい〜!
元々TLで描かれていらっしゃるからなのか?
BLでよくある効率の良い早い展開ではなく、前半の展開が丁寧でゆっくり。
ストーリー重視、気持ちの変化がゆっくり描かれているお話が好きな方にはオススメです。
3年かけた連載だったそう。
たっぷりのページ数ですが、欲を言えばゆっくりな展開だけにその後の話も欲しかった〜。
なっちゃんの態度の変化、2人の幸せの築き方・未来のお話に興味がありました。
作者さんに余力がありましたら、その後のお話もぜひ描いて欲しい!
味と癖のある脇役2人も楽しかった。
宇宙人で不思議ちゃんな冬夜のスピンオフも読んでみたいです。
先の話がなくて残念でマイナスですが、独特な情感のある絵のきれいさと、今後のBLでのご活躍を応援して盛って星5。
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