この物語はカリムとリリヤの恋愛がメインのストーリーであるはずなのに、その背景であるはずのジュリエットとカヒームの悲恋にすり替わってしまっている。息子と義娘は「ついで」という感じが第一印象です。あれ?という感じ。なので、2度目に読むときはジュ
リエットとカヒームの話として読むと泣けてきます。なーんか妙な感じです。違和感はそれだけではなくて、カリムがなかなか結婚しない理由を義母のアーイシャは知っているにもかかわらずそれを30年も秘密にして(約束だったとはいえ)何も対処せず、リリヤに説得させるという丸投げともいえる行動。これは展開ミス。読んでいてモヤモヤしていました。まあ何といってもジュリエットの「無償の愛」の偉大さに泣けます。
もっとみる▼