とにかく十二支と猫が可愛い!自由に生き生きとユルく過ごしているのがツボ(笑)猫の描写がとてもリアルで可愛く十二支もみんな個性的な描写で読み応えがある。クライマックスわちゃわちゃの正装での勢揃いとても感動しました〜!
宮司 正隆が月毎に
十二支が憑きその特性が反映され、一ヶ月ごと人格が少し変化する面白い設定。恋人の猫憑き胡太朗も正隆の月替わりの変化に戸惑う事で愛情も確認できて。
1巻は序章的なモノで徐々に話に深みが出てネズミの回や巳の正隆の生い立ちの回は泣けました〜。幼い正隆が辛い時に一緒にいてくれた猫と引き離され、今も悪夢に悩む正隆の為に胡太朗と十二支がその猫との再会に尽力する展開が素晴らしかった。胡太朗の正隆への愛情の強さも伝わり。目覚めた時の大集合の中にその猫を見つけるシーンは圧巻で、戌のオチも可愛くて。その猫が宴の三味線のシーンで初心者マークで登場していたのも最高!
正隆の猫Loveの理由がよくわかり、あの胡太朗との初対面できっと一目惚れだったんだろうな。1巻での台詞の意味がここで繋がるとは!人との関係が苦手だった二人が惹かれ合った意味にグッと来ました。
正隆が十二支にも胡太朗とコマにも優しい。十二支も正隆だけじゃなく胡太朗達に優しくてアニマルセラピーなんてすごく羨ましい。正隆の初めてワガママを言える相手が胡太朗だから、十二支達が胡太朗を尊重して優しくフォローする関係性にとても和む!癒される。胡太朗は冒頭でみんな大キライといって孤独だったのにここではみんなの中心でいられて幸せ感が溢れていていい!
和み系なのに濃厚なHシーンに驚いたけど憑いた十二支の性欲を反映していて、覗き見している十二支達の見解フォローがあるので上手くストーリーに溶け込んでいて流石だと思いました。
十二支ワンクールが過ぎて、生活に馴染んだ展開ももっと見たかったし、狼と加奈子さんや亥 楠と乃木さんのその後も気になるから、あともう1巻欲しかったなぁ〜。
クライマックスの花嫁行列は干支仕様と人型仕様のふた通りの大サービスで感動しました。小ネタも充実していて読み返すと新たな発見もあり、作者さんが愛情込めて描かれているのが伝わるとても魅力的なお話でした。ホントもっと見ていたい。
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