古屋先生は杏ちゃんのモノ 1

マーガレット辺りと勘違いして読み始めましたが、面白い！！この作家さんの漫画は初めて読みましたが、過去作よりも絵柄が大人っぽくなっているので余計りぼんに思えないのかもですね。今作の絵柄が一番好みです。恋愛相手が先生ということで、りぼんっぽくないのかな？
けど、恋愛面はとても可愛くてキュンキュンさせてもらえるので、りぼんっ子から大人まで楽しめる漫画なのが良いですね。

関西弁が高評価ですが、私は作者と同じ京都生まれ京都育ちですが、最初は「ここまでコテコテの関西弁使う…？」と違和感を感じていました。女子高生、敬語に「アカン」とか混ぜるかなぁ？と（笑）
でも、住んでる区域によっては使うのかもですね…。ずっと読んでいたら慣れてきました。
自分なりの納得のいくイントネーションで想像して読んでいましたが、やはり方言漫画は読む人によって脳内でのイントネーションにかなり差が出てきてしまうのではないかな、とか、住んでいる所なので細かい部分が気になってきてしまいました（笑）

肝心の内容について。
先生が可愛過ぎる大人で、杏ちゃんと一緒に惚れてしまいましたが、主人公の杏ちゃん結構ぐいぐいいくタイプで、ストーカー行為は流石に引きました…w
それでも先生が優しくてなんだかんだ上手くいってるので、漫画だからいっか！と思いましたが。

しかしストーリーが進むにつれ、先生流されやすいからといってやはり生徒と気軽に付き合う話に持っていくのはどうかと思うし、吾妻さんが登場して更になんだかなぁと思うように。
吾妻さんもいい子なキャラなだけに、距離感を詰めすぎる誰にでも優し過ぎる先生に、こんな彼氏私だったら不安でつらいな〜と。なんだか先生ズルいな〜と思えてきました。
こんな時に、杏ちゃんは嫉妬したりせず、先生が選ぶことだから〜でも、私を選んでもらうの！と前向きに言い切れる姿はいい女だな！と思いました。

しかし先生がこんな感じなので、やはり杏ちゃんに一途な感じのする可愛いキミシマンの方に読者的には心が動いてしまいます。
キミシマン、いつのまにこんな子になったんだ。デレるのが少し早過ぎて残念だった気もしますが…。
こういう、主人公だからこそ本気になったっていうイケメン同級生くん、いいですよね〜。
王道ながら、絵の綺麗さも相まって凄くカッコよくて、ハマってしまいます。

3巻目も面白いことを願って、待ってます。

タイトルからしてヒロインと古屋先生のハッピーエンドは確実なので、きっと最終回は悲しすぎて泣きます(ToT) キミシマンの大ファンなのでキミシマンとヒロインの絡みの場面はいつもドキドキしながらじっくり何度も読んでしまいます。特に9巻はキミシマンの魅力がダダ漏れ！スキンシップが多くて積極的な態度にクラクラしちゃいます。これでもかってくらい大事にしてるのにヒロインには伝わってない…。なんか悔しいし、先生をそこまで一途に好きな理由がわからない。冷静に考えたら先生よりキミシマンの方が遥かに魅力的ですよ。サブキャラなのが本当にもったいない！私の中では先生の方がサブキャラ的存在です(笑)。序盤で先生が一方的に付き合っていると勘違いしてプロポーズを断られた場面で先生の魅力はゼロです。最初の出だしがダメ過ぎです。他の作者さんの【ひるなかの流星】のようにどんでん返しがあったら良いなと思ってしまいます。ヒロインとキミシマンのハッピーエンドを期待している人は過半数以上いると思います。本当にこの作品のタイトルが嘆かわしい…

掲載誌がりぼん＋先生×生徒もの、ということで敬遠してましたが、何気なく読んでみたらハマりました！
先生×生徒ものは、先生がドSで俺様な感じで上から目線でイケメン、というものが多く、正直飽き飽きしていました。
なので、ヘタレの先生という設定に関西弁の少女マンガは新鮮でした。

主人公の女の子が一途に先生を好きすぎて可愛いですし、先生も、なんだかんだ主人公のことを結構好きだし、普段ヘタレでも、キメるときは、きちんとキメるので好印象だし、ギャグやボケも、きちんとクスッと笑わせてくれる…。
この作品には、嫌なところが見つからないです。

まぁ、一つ言うなら、キミシマンが不憫でしょうがないので胸が痛みますが…。
キミシマンとくっつくことはないと思うので、登場回が増えていくごとに彼の気持ちを思うと切なくなってしまいます。
キミシマンにも、幸せになってほしいです(>_<)