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作品内容

…ねぇ紺ちゃん”セックス”しようか
何となく帰りたくない放課後、秘密の屋上で紺野と出会った。
「話しかけづらい」「威圧感があって怖い」と言う人もいるけど、
カメラを被写体に向ける紺野は、いつも楽しそうな顔をしていた。
尊敬 羨望 嫉妬 劣等感──…
欲しかったすべてを持つ紺野に、複雑な感情が募っていく……
高校時代、折り重なる日常、掛け違う焦点、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

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詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全2巻完結

  • 被写界深度 上

    700pt/770円(税込)

    …ねぇ紺ちゃん”セックス”しようか
    何となく帰りたくない放課後、秘密の屋上で紺野と出会った。
    「話しかけづらい」「威圧感があって怖い」と言う人もいるけど、
    カメラを被写体に向ける紺野は、いつも楽しそうな顔をしていた。
    尊敬 羨望 嫉妬 劣等感──…
    欲しかったすべてを持つ紺野に、複雑な感情が募っていく……
    高校時代、折り重なる日常、掛け違う焦点、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ
  • 被写界深度 下

    600pt/660円(税込)

    ──早川の3年間 ちゃんと見ときゃよかった
    旧校舎屋上の扉を開くと、気持ちよさそうに歌を口ずさむ早川がいた。
    屋上以外では会う事のない奇妙な関係だった。
    だけど、「あの日」から早川が屋上に来ることはなくなった。
    今でも時々、最後に見た早川の顔を思い出す。
    偶然か必然か、止まっていた時間が動きだす──…!
    3年の空白、めぐりあい、合わさる時間、新鋭・苑生が描くモラトリアムラブ

レビュー

被写界深度のレビュー

平均評価:4.7 703件のレビューをみる

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高評価レビュー

いやーん!作者さん天才…?!?!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ これから、作者さん買いしそーーー!!!!!ㅠ ̫ㅠ

素晴らしい。何が素晴らしいのかというと、個人的にクィア問題に強い関心があって、BLもただの「ファンタジー」では終わらせたくないと思っています。つまり、そこにはやっぱり、性的少数者の葛藤もあるし、葛藤はなくてもダイヴァーシティーの中には梅ちゃんみたいにgender-fluidity─両性有具─を自覚している人もいます
(そもそも“ジェンダー”とは社会がつくるもの、だから両性有具が特異なのではなくジェンダーという概念そのものが特異なのだ、と思いますが)。そこら辺を描かれていたのは、やっぱりこの作者さんがクィアの問題に意識があるからだと思います。エンターテイメントとしてBLを消費する、そういう作家さんではないと思います。

BL漫画の中で描かれる同性を好きになることの葛藤って、なんかいつの間にか「BLで描かれる同性を好きになることの“当たり前の”葛藤」として普遍化されちゃってると個人的に感じるのですが、同性を好きになることの苦さや歯痒さ、どこまで“良い展開”を願っても現実的な踏み込めなさ、とかがすごーく複雑に混在すると思うんです。アホエロ漫画はそりゃそれはそれで好きな時ももちろんありますが、現実問題、そんな簡単に思いを明けられもしないし、明けたとしても双方が恋愛的に好きだとは限りません。当たり前ですが。ファンタナイズしすぎずに、時間の経過に伴うふたりの機微を描いていて、ああこの作者さんは同性を好きになっても越えられない透明な壁(心理的なもの、社会的なもの)をよく描こうとしてくれていると思いました。

文字数が迫っているのですが!あと重要なところが。早川くんのトラウマ的体験のあとに性活動で自分を守ろうとするのは、本当に心痛かったんですが、これもまたお見事と思いました。まさに心理的な防衛によるものだと思いますし、じわじわと山下くんを蝕んでいく、経済格差による羨望や嫌悪感の描写など、この作者様の背景描写が本当に現実的で、社会的で政治的で、漫画にそういう要素を入れようと思ってくださったことが個人的にとんでもないほど嬉しいのですが、入れるだけでなくこんなに感情移入できる作品に仕上がっているのが、作者様の力量だなと思いました。1000字フルで書いたの初めてかもしれない・・・笑
本当に本当に、すごく良い作品です。読み返します。
いいね
4件
2024年10月12日
じっくりと読めたとてもいいお話
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ カメラ好きな紺ちゃん×音楽から逃げて孤独な早川 の二人が高校の屋上での出会いから始まったお話。上巻で高校時代を、下巻では3年後の大学時代を。高校時代から紺ちゃんのブレない懐の深いいい男っぷりが光ってた。早川がモノトリアムに揺れる姿との対比がいい。

羨望や妬みに疲れた早川が、歌う時いい顔、友達とは作ってる顔など素の自分を見てくれる紺ちゃんと仲良くなる。早川じゃなくても惚れちゃうよね。その紺ちゃんに「誰かの為じゃなく自分の為に選べ」と言われ、歪んで苛立っていた早川の心にスッと入るのも納得。

自棄を起こした自分の過去を深入りせず受け止めてくれる人って貴重よね。興味本位だったり簡単に否定して踏み込んで来る人が多いから。紺ちゃんの様な距離感を自然に取れる人の事を大切に思う気持ちはとてもよくわかる。

高校時代は失恋したけどモノトリアム最中の早川には無かった事にするしか出来なかったのも切ない。上巻は早川の焦りや嫉妬や苛つきがとてもよく表現されていた。

そして三年後再会。早川のモノトリアムからかなり抜け出せた感じが嬉しい。そのきっかけは紺ちゃんの一言だろうし。再会からの二人の表情の描き方がとても魅力的。その表情のおかげで早川の溢れる想いや期待してしまうもどかしさ、紺ちゃんの三年間ちゃんと見ていたかった、のセリフなどが生きてくる展開。

そして告白のリベンジのシーン。二人らしさがとてもよく出ていて感動〜。三年分のチューからラストまで二人の掛け合いとイチャつきは高校生の屋上を思い出させる。けど夢に向かって努力してきた分大人になってる空気感もあって。いいわぁ。

写真と音楽、どちらも家庭環境など似通った境遇の二人の対比に嫌味がなくて面白かった〜。読後ニンマリと出来るいいお話でした。
いいね
1件
2018年2月3日
星5以上!涙!続刊欲しい!小冊子って!?
上下巻、2冊完結(現在)。
245,205ページ、すべて表題作。

うっわー!
久々のヒット!
最近コミックじゃ読み応えが足りなくてもっぱら小説で楽しんでましたが、これは良かったー!
絵はきれい、キャラも良い、心情も丁寧でぐっとくるストーリー。

もぅもぅ、上巻の後半から涙が止まらない!
主人公の心情を思うと、めちゃ切ないー。
苦しくて、ツライ!
下巻もそのまま惹きこまれ、心わしづかみです!

けれどラストが寂しい。
これで終わり!?
その後の幸せもっと読みたいよー!

て思ってたところで、以下の情報!
<注!:下巻巻末記載>
#1:ihr HertZ 2017 9月号 に前日譚#0ボーイミーツボーイ掲載。
#2:上下巻購入者限定、小冊子応募者全員サービス!←2017 11月まで(帯に記載)。

うぇー!
小冊子ですと!?
何それ!?
読みたいに決まってるじゃないですかっ。
帯って、書籍購入者限定っすか?
電子じゃ無理よね??
(それ以前に期限切れてるし、笑)

つーことはですねぇ、、
数ヵ月後に普通の下巻じゃなく、小冊子付の下巻(300円位上乗せ)が販売されるかもしれないってことですかねぇ(笑)。
しかも、前日譚とかもあるみたいだし。

急ぎじゃなければ、少し待つとそれも収録されたものが出るかも?
しれない。
って思いました。

それはさておき、この後のお話がすっごく欲しいです。
続刊でたら絶対読みます!
(小冊子で終わりだったら悔しいっ!重複買いはしたくないよー!!)

作者さん、もしやこれが初作品??
ほかの作品がないんですけど、だとしたらすごすぎる!!!
次作も期待!
おっかけます!
いいね
5件
2018年3月15日
音楽好きの男の子と写真好きの男の子の話。
「上巻~こんな「好き」じゃ だめだろ」
早川と紺野は「屋上友達」。カメラが好きな紺野と音楽を封印している早川。全てにまっすぐな紺野がうらやましくてイライラ。本音を隠してヘラヘラしている早川が気になる紺野。尊敬、羨望、嫉妬、劣等感…。早川目線に描かれています。

「下巻~もう「言い訳」できない」
あれから3年。あの日の紺野を繰り返し思い出す早川。最後に屋上で見た早川の顔が、ずっと頭から離れない…。そして再会。紺野目線のお話から始まります。

「いれるいれないの話」描き下ろし 6ページ
いれてもらえないお話。

「ある日の後戯」描き下ろし 3ページ
ある朝、目覚めた紺野は…。寝癖がいい。

この作品、素敵な表紙を見たときから購入を決めていました。上下同時発売という濃いであろうはずの内容も楽しみで。結果、もう大正解でした!!昨夜じっくり読んだのに、今も頭の中で何度も反芻しています。今夜もまた読み直ししたい欲求でいっぱい。とにかく二人の心情がとても丁寧。描き方もすごくリアリティーを感じます。寝癖とかも良かった。描写もくっきりはっきりで驚きました。線でちょい隠しです。…ドキドキ!まだ完全にできてはいませんが、十分な満足感があります。この作品、紙で上下巻購入すると、小冊子が全員プレゼントなんですね!(応募締切2017/11/30消印有効)ああ、購入しちゃいそう…。また、ihr HertZ 2017年9月号に「被写界深度#0ボーイミーツボーイ」が掲載されているとのこと。こちらもチェックです!今後も楽しみな作家さん!気が早いけど、もう次回作が待ち遠しいー!!
いいね
7件
2017年9月30日
ヒリヒリの上巻、キラキラの下巻
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 一言で言うとトラウマ救済系ですが全編通して良い意味で軽いので心がズーンと沈まない、爽やかで瑞々しい読後感。キャラの性格、纏う雰囲気がそうさせるのかどこかシュールでシニカルな世界観、表情や台詞にユーモアが丁度いい塩梅で効いています。本編終了後の余韻さえ楽しめました。月並みですが映画を一本見た後のような。
早川の幼少期~中学時代の体験は苦しくて辛いものでしたが、彼の家族、とりわけ母親が理解者でいてくれて本当に良かった、救いでした。家族まで否定的だったらしんどすぎて読めないところでした。だからこそ早川は音楽を捨てきれなかったのかな。個人的な意見ですが早川闇落ち時代の奔放さは「トラウマの再演」と考察します。「クセ含めて好きになってくれる人」=紺ちゃんに出会えて良かったね。
出会った頃から一貫している紺ちゃんの落ち着きっぷりは一体何なのでしょうか。人生何週目なのでしょうか。紺ちゃんさんとお呼びした方がいい?紺ちゃんさんの安定感とグルグルしている早川の対比の描写が上下巻通してまた素晴らしいのです。そしてシンプルに早川のキャラデザがすごく好み。綺麗な輪郭とまあるい頭。まるっこい後頭部と襟足が可愛くてニマニマします。感情無くなると目から光が消えるところもよい。終盤は終始目に光が入ってキラキラしているのが感慨深かったです。
あとあれですね、隙あらば紺ちゃん(さん)に突っ込みかねないグイグイ感(ナニとは言わない)とーってもよいですね(ハイ台無しー)
小冊子のお洒落でゆるい雰囲気も好き。本編の余韻に浸りたい方はそちらもあわせておすすめです。
いいね
4件
2025年4月16日

最新のレビュー

モラトリアムラブ。
絶賛レビューに納得。凄く良かった!
なんと未読の中に苑生先生の作品を発見、去年かな…購入したままでした(汗)セールで買い漁ったまま忘れる事度々…ちゃんと本棚整理しなくてはだわ。さてこの作品、読み終わった余韻が…こう言うじっくりと時間を掛けた上で、お互いの気持ちを確認する恋愛ってホッとしてジワる。何度も読みたくなるお話、最高〜!
いいね
3件
2025年5月4日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

2人の関係に浸れる
設計:人参次郎(シーモアスタッフ)
秀一郎の紺野に対する複雑な、ないまぜの感情が物語のなかでひとつひとつのコマから伝わってくる苑生先生デビュー作です。表紙に違わぬ物語としての美しさ、ただ綺麗な感情の寄せ集めではないからこそ美しい。高校生、卒業後と描かれる2人の関係に浸れます。

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