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青年マンガ
北北西に曇と往け 1
7巻配信中

北北西に曇と往け 1

680pt/748円(税込)

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作品内容

舞台はアイスランド島、北緯64度のランズ・エンド。
17歳の主人公・御山慧には3つの秘密があった。
ひとつ、クルマと話ができる。ふたつ、美人な女の子が苦手。
3つ、その職業は、探偵――。
あるときは逃げ出した飼い犬を連れ戻し、
またあるときはひと目ぼれの相手を探し出す。
愛車ジムニーを駆りながら、
胸のすくような探偵活劇が、いま始まる!
若き魔法使いの成長を描いた『乱と灰色の世界』から2年。入江亜季の最新作は極北の大地が舞台の“エブリデイ・ワンダー”!!

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レビュー

北北西に曇と往けのレビュー

平均評価:4.7 93件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 画力、構成、萌え要素の全て今一番推す漫画
    kawさん 投稿日:2024/4/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 7巻まで一気読みした感想です。まず主人公 慧がめちゃくちゃカッコいい!さてお話…ファンタジーなのかミステリーなのか摩訶不思議な世界観ですが、それは群青学舎で証明済。ミチタカに関してのみ不穏な空気感が漂い、それが作品の謎めいた主軸になっていますが、それに相反してアイスランドの自然の素晴らしさ、清々しさ、荒涼とした大地に吹き荒ぶ風などの描写や温度感までゾクゾクと肌感覚で伝わってきます。 それから紙面から聴こえるはずのないたくさんの「音」が、まるで主人公 慧の耳を通して聴こえてくるようです。 前作「乱…」ではファンタジー全開の大円団でしたが、今回は全く毛色が違います。設定はアレなのに妙にリアリティがある。遺体まで出てきて死んでないとは…しかも警察まで絡んでる。(ふと、あのミステリー作家の新作にミチタカの謎が?!とか…) お話はラストを迎えるまで全く予想がつきませんが、緻密に計算された構成なので、この熱量でラストまで走り切って欲しいと切に願います。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 腕まくって押しまくり星10つ案件
    MWさん 投稿日:2021/1/16
    昔から作者さんのファンで、いま手に入るものは全部紙で持ってます。新刊5巻が出てレビュー数をみたら少ない!あまり読まれてないのか、紙で買う人が多いのか。この名作を読まなくてどうする〜!ということで、腕まくって推しまくり星10つ案件です。同じ雑 誌HARTA連載中の森薫先生の「乙嫁語り」や前作の「エマ」が好きな方には絶対にオススメ。(はっ、この作品たちもいつか推さないと!) 舞台はアイスランド。そう、北海道と同じ大きさなのに人口35万人と人口密度が低すぎるあの国(ちなみに物価は高すぎる国) 。そこにフランス人恋愛現役の祖父ジャックと同居している御山慧。慧はモノと意思疎通ができる不思議な力があって、その力を利用して探偵業を営んでいる。日本から旅行で来た幼なじみや不思議なアイスランド人チェリスト美少女、そしてひと癖どころでなくかなり暗い闇と力をもつ弟を追い、ボロ愛車のスズキジムニーを駆ってアイスランド中を巡るお話です。肉が好きで、お人好しで、美人が好きだけど苦手なイケメン慧や、慧のことをよくわかってるぼんやりしてるようでとっても頭が良い親友の清。鳥の言葉がわかる美しい女の子大好きお祖父さんジャック。入江先生の描く愛すべきキャラクターたち、大好きです。 アイスランドの風景描写がほんとうに、ほんとうに、素晴らしい。アイスランドはまだ行ったことありませんが、たぶんスコットランドのハイランドによく似ているはず。誰もいない荒野、風が強くて木も草も育たない、ヒースや苔のみ岩にしがみついて育つ大地の丘を縫うようにして走る車からの風景、まさにそのままです。あのモデルのボロいジムニーは今でも現役で日本にいるときに乗ってますが、古くても山道をよく走って足回りもよくとてもよい車なんですけど、後部座席に一応補助座席はあるのに人が座れない仕様になってるのも、作品中に描写があって笑いました。(一度後ろ乗ったことあるけど、足の置き場がなくてあれは無理だ) お話は、不思議な力が出てくるファンタジーフィクションですが、描写される細部が現実そのままなので、もしかしたらそういう力もあるのかもしれないとさえ思えてきます。舞台がアイスランドですしね。目に見えないだけであそこには妖精だっているのかもしれないし。5巻で話は佳境に向かってます。コロナで外出できない中、慧とアイスランドで一緒に旅したい方、心からオススメします!! もっとみる▼
  • (5.0) 5巻まで
    りりこさん 投稿日:2021/12/22
    氷河と火山で出来たアイスランドを舞台とする物語です。 「探偵」とゆう言葉を想像すると、便利で雑踏な社会で 聞き込み、張り込み等を思い浮かべますが、 雄大な荒野を車で走り、天候に足止めされ最低限の道具で 命を守り、探し人を追い求める。 仕事は同じても舞台が変わると見えてくる世界も 違ってきます。 エンジンの音。風の音。静かな大地で響くリズム。 大自然の脅威にさらされ農作物の育たない大地で、 生きるための知恵を持ち、 道具が道具として活きていく。 便利が通用しない環境下に置いて、人は生きる力が 強く研ぎ澄まされるのではないか? 機械を触ると情報が伝わる慧、音に敏感なリリア。 三知高の人を殺す能力。 本当に人の能力として有るように思えてしまう不思議。 剥き出しの大地の上では、人間の第六感的な感覚、能力が 鋭く残っているのではないか? 大自然の息ずく様が、地球が呼吸している事を感じ 住まわせてもらってる立場を忘れてはいけないな 改めて思うばかりです。 もっとみる▼
  • (5.0) コロナ禍で読んでました。
    chimneyさん 投稿日:2022/6/6
    切っ掛けはアメトークです。麒麟の川島さんの推しでした。お話によると奥様から教えてもらったそうです。もぅそんな事 聞けば私のアンテナは 興味津々で反応してしまいます(笑)紙で一気に読破コースしましたよ。最初から最後までカッコイイ!カッコイイが いっぱいでした『風や寒さを感じる』←高評価レビュー通りです!ロックダウン中に読んだのですが 妙な解放感×開放感で清々しいに浸れました。背景がイイ!美しいです。私に語彙力と言語化する力があれば… 巧い事云えない… ストーリーは 不思議プロット あります!ヒーローの素敵チートも語りたくなります。愛車のコトよくわかるのにヒロインの事わからなすぎッッその不器用さッッ ギャップ(笑)器用なんだか不器用なんだか(笑)でも よりも可愛い天使な弟くんです。不思議ー!読んで確かめて教えて欲しいくらいです。たくさんの方へ ご高覧 あれ です。本作品 巧く実写化できれば… 賞 獲れるンじゃぁ?なぃ? 劇場版で観たくなる作品ですね もっとみる▼
  • (5.0) 心躍る
    Honoさん 投稿日:2022/10/1
    美しく厳しいアイスランド島。そこでの主人公達の生活やたまにラッキースケベ的なものが描かれつつ、途中から仄暗い謎めいたものが背景に現れてお話は進みます。 謎の核心に迫るかと思えば、何事もなかったように日常生活の話に切り替わります。落ち着くよ うで落ち着かない…楽しい日常や圧倒される自然の描写を堪能しながらも心の片隅にアレはどうなっていくのかということが常に存在していてとても先が気になります。 まんまと作者様の手の内で転がされております。 ※紙本のページ表記です。 1巻246ページ、 2巻228ページ、 3巻204ページ、 4巻200ページ、 5巻264ページ。 装丁がとても美しい。 ★(2022.11.26追記)6巻212ページ。重要な局面が描かれていました。何かを言えばネタバレになりそうで難しい。ドキドキゾクゾクしながら読みました。当該の出来事について推理してみたけれど私には分からずやはり次巻を待とうと思い至りました。 もっとみる▼
  • (5.0) ジムニーと走れば不自由な道も楽しい!
    yoyoさん 投稿日:2022/2/14
    『自分』が世界と比べてちっぽけに思える時、逆に宇宙に溶けるほど大きく思える時、アイスランドの大自然の世界をドライブしようと思います。強風にあおられて雑念がはがされていく感覚がやけにリアル。地鳴りのようなチェロと深くて柔らかい琥珀のようなリリ ヤのアルト…そんな音楽を頭の中でエンドレスに響かせて、一本道の悪路を進みます! 1巻毎に新しい幕が上がるような展開は予測不能の旅の面白さ。この先は「北北西…」のミステリーサスペンス?それとも悲劇?…タイトル通りなら南南東の風。主人公のブラコン弟のサイコな闇が気がかりですが、大自然の自浄力で、世界は狂気に飲み込まれることなく治癒していくと信じ見守ります。 主人公は一見無愛想、本当は優しくて暑苦しい17才の男の子慧(ケイ)。嘘も見栄も通じない。慧と一緒に本格クロカンのジムニーに乗って、とりあえず先に進めば、偶然の出逢いも楽しみ! 今、晴れた日にどこまでも走る夢を見ています。 もっとみる▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

アイスランドって綺麗
広報:あずき(シーモアスタッフ)
入江亜季先生の描く、アイスランドの物語。ファッション誌を読んでいるかのような、スタイリッシュでおしゃれな絵に惹かれました。17歳の主人公・御山慧が子供と思えない色気が出ていて素敵です。女性もおじさんもみんな魅力的!隠された謎や能力といったストーリーにもワクワクが止まりません。

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