初読み作家様。座敷わらしのお話でファンタジーではありますが、と〜っても感動しました。
大人が読める絵本のようで、優しく温かいんです。
心が豊かな愛ある家から、力をもらい自分の霊力を保つ座敷わらし。そのお返しに、家族に福をもたらします。あ
りがたみを感じてもらう事もあれば、逆もまたしかり。疫病神扱いを受けたり、要らないと追い出される。ずっと家族の輪に入りたかった寂しそうな座敷わらしに、もう涙。
出会った幸一郎は欲がなく、見返りも求めずただただ優しい。人間不信の座敷わらしも、あずきと言う名前をもらい、徐々に心を開いて行きますが…
二人の心が通い合い、互いに空っぽな心を埋め合うのが、喜ばしくもあり、切なくもあり…やっぱり涙。心が豊かになればなるほど、あずきの霊力は戻り消えてしまうから…二人が離れがたくなっているのが切ないし、さみしいし、哀しいんです。
側に居たい、側にいて欲しい。
ずっと、子供の頃から聞き分けがいい我慢する『良い子』だった幸一郎の最初で最後のワガママ。
はぁ、涙が止まりませんでした。
BLですけど、それ以上に種を越えた深い愛に感動です。
幸一郎と愛を育むために、びぃ〜えるを勉強してる
あずきが可愛くてたまりません。
素晴らしい作品をありがとうございました。
ちなみに半額5月6日まで300円也。お得ですよぉ。
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