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はだける怪物(上)[小冊子付特装版]

980pt/1,078円(税込)

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作品内容

セフレから始まって、恋人同士になった秀那(しゅうな)と林田(はやしだ)。そんなある日、秀那に大阪支社への転勤の辞令が出て……。ピアス跡だらけの『怪物』林田と、器用な恋しか知らない秀那。おげれつたなかが剥き出しにする、「好き」のその後の物語。
林田が秀那と出会うよりずっと前、「かんちゃん」だった頃の恋が腐食していく日々を描いた『はだける怪物』前日譚「薊」(あざみ)を収録した特装版!「薊」は2015年刊行の同人誌を復刻したもので、リバ表現があります。
※こちらは[小冊子付特装版]です。小冊子収録のない[通常版]と本篇の内容は同じです。

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • はだける怪物(上)[小冊子付特装版]

    980pt/1,078円(税込)

    セフレから始まって、恋人同士になった秀那(しゅうな)と林田(はやしだ)。そんなある日、秀那に大阪支社への転勤の辞令が出て……。ピアス跡だらけの『怪物』林田と、器用な恋しか知らない秀那。おげれつたなかが剥き出しにする、「好き」のその後の物語。
    林田が秀那と出会うよりずっと前、「かんちゃん」だった頃の恋が腐食していく日々を描いた『はだける怪物』前日譚「薊」(あざみ)を収録した特装版!「薊」は2015年刊行の同人誌を復刻したもので、リバ表現があります。
    ※こちらは[小冊子付特装版]です。小冊子収録のない[通常版]と本篇の内容は同じです。
  • はだける怪物(下)【電子限定おまけ付き】

    700pt/770円(税込)

    セフレだった秀那と林田は、恋人同士になり、今は大阪と東京での遠距離恋愛中。秀那は大阪で、偶然林田の元カレ・弓と出会う。弓は、かつて林田が暴力を振るっていた相手で、今も林田の部屋の壁に貼られた写真のひとだった。そしてある時、秀那は弓の体に未だ残る、林田の暴力の痕を見てしまい……。『怪物』だった林田と、彼を好きになってしまった秀那。「好き」だけで終われない、いびつなふたりの物語、いよいよ完結。

レビュー

はだける怪物のレビュー

平均評価:4.8 829件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 新書館フェアおそるべし
    よ。さん 投稿日:2024/9/16
    【このレビューはネタバレを含みます】 新書館フェアで作者買いした中のたまたま4冊が話が繋がっていて鳥肌たちました。 読み終わって今年の運使い果たしたぐらい偶然ながら全て購入してよかったし、全部読んでほしい作品と思います。 最初に錆びた夜…を読んでバイオレンスシーン多めで、林田何だよ!弓が幸せそうでよかったなぁと思ってたのですが、ところがところが、ほどける怪物(恋愛ルビの正しいふりかたの2話目の話)、はだける怪物ではあれ林田見たことある!これは話繋がってたのかとびっくり。 林田の過去の過ちを存分に書かれていて重いのに、秀那のおかげで重たいだけではなく、明るさや希望もあってさらに弓との橋渡ししてくれたおかげでみんなが救われた感がありました。 暴力は絶対いけない事をたなか先生は林田に苦悩、葛藤、罪悪感でしっかり罰を与えて、そしてきちんと新たなチャンスも与えるすごいバランス! 画力もセリフも一流すぎてさすがと思いました。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 思ってなくても今その言葉が暴力になる事も
    GOさん 投稿日:2022/9/3
    【このレビューはネタバレを含みます】 自分は値引きの関係で恋愛ルビの~から、はだける怪物~上(特装版),下から、錆びた夜でも~の順で見たのですが結果それでもよかったなと思いました。――― 時系列でゆうと錆びた~が最初みたいですが最初に見てても最後もう一回改めて錆びた~の弓の笑顔を見て終わるんだろうなと感じました。――― はだける怪物~の上巻は特装版をおすすめします。本編が終わった後続くazamiを読むと読まないとでは感じ方が変わってくると思うので…――― おぉ、あぁ、う~ん、みたいな感じです。どんな理由でも暴力はダメです―― きっと弓は優しい人だと思います。そして林田かんちゃんも優しい人だと思います。そんなかんちゃんが弓に暴力迄いってしまいました。――― ブラック企業のせいで判断力も心も萎縮しはじめ、そんな時のいつもの妹の会話の内容に会社を辞める考えの思考にならない辛さ、弱音も見せないかんちゃん…弓の明るい会話にどんどん逃げ道がなくなりボディーブローのようにきいてくる。辛すぎる。――― そんな中もう心が壊れてしまう間際でやっと言ってくれたかんちゃんの助けての声にどの言葉が正解なのか。――― かんちゃんが[もう**かもしれない、会社、**]と言ったけど、弓は[**の言う事なんて**な、**きゃいい!そんな奴に**だよ、**言われたら**な、**くらい**よ]――― …あぁ、その言葉はもう今じゃない…深刻度のズレ… もうこのタイミングは言葉の暴力だ…――― 弓は優しい人だ。弓に悪気があるわけではないからこそ辛い…その後のかんちゃんの顔がまた辛い…――― もしかんちゃんの心が潰れる前にもっとはやい段階で会社の愚痴を言ったり発散できてたら? 辞める選択も視野にする事ができる思考だったら?なんて思ってしまう。――― 時には優しい言葉でも使い方によっては暴力になってしまう事の怖さ。でもその人自身気づいてないからまたキツイ…――― ああ、レビューが長くなってしまう…点々もふえてしまう… あの時の弓の言葉はねって弓には知ってほしい気持ちにもなるし、かんちゃんももっと愚痴言える人や相談出来る人がいたら弓に暴力までしてしまう事も防げたのか?とか…色々考えてしまう。――― 結果お互い深く傷ついてしまったけど弓とかんちゃんはとてもお似合いでした。弓も今幸せだと思うけど、かんちゃんの笑顔をまた出させてくれた秀那本当にありがとうございます。 続きを読む▼
  • (5.0) その時々で読了感が変わる物語…ようやく
    冬眠中さん 投稿日:2024/8/7
    【このレビューはネタバレを含みます】 上巻を読んだ後、ちょっと無理だ…となってそっと閉じて数年。読めるうちに最後までちゃんと…と、ようやく読了しました。14日までセール中(「錆びた夜〜」→「恋愛ルビ〜」→「はだける〜」) 無理だとなったのは、DVですね かなり繊細な描写で林田の心理を描いているからか、彼が新卒入社してからの性格の変化はリアルすぎて怖かったです。 鬱になっていく様も言葉ではなく描写されていて。散らかっている部屋、記憶が飛ぶ。体重減少から睡眠障害を感じたり…。 だからといって、同級生でもあり恋人 弓を殴ってしまうのはちょっと無理で。人を殴る事を知っているから林田は殴れるのだろうと。殴れない人は自身に向くのにそれが弓を殴るのだから。その時の作者の林田の描写には、苦しみだけではないものも感じて。 どんなに後悔しても殴れる人はまた殴り。殴る為に相手の弱みを探して(弓の帰宅が遅いと言った様に)、殴る。その後悔も、弓にではなく、殴った自分自身を後悔している。そんなルーティンが嫌で己に痛みを…と。だから今回は受け専なの?と思ってしまった上巻でした。 下巻。その後の弓の精神的な苦しみはあまり描かれていません。あれだけの事を日常的にされていた数年。ドアを開ける時や、タバコを吸っている人が後ろにいる時の緊張感。色々とあるだろうなと。バーの上階に部屋がある所から、もしかしたら逃げ場がないと恋人とも一緒に住めない?とも思ったり。弓の方がこれからの人生は辛いだろうなと、可哀想で。そんな風に思いながら読了でした(よく林田を支えたよ。) そんな感情は横に置いてBLとして読むと、感動なんですね。どう言葉にして良いのか難しいですが…。 会社で自尊心を壊し鬱になっていく林田が、同じ様に弓を鬱にさせていく。弓は林田の笑顔がまた見たいと思考停止になっていて、己を守らない。そんな林田の側に居る事が心地良いと(June的尊)彼が最後に思い出していたのが、中学時代の頃の自身と真山くん。携帯の描写が…美しかった 真山くんと弓のその後はあまり描かれていませんが、最高に良かったのが路地裏の2人の描写でした。あんな風に弓がいっぱいいっぱいになったら、肩を貸してあげてるんだなと…あの描写だけで十分でした。 林田 秀那が出来なかったり拒否したら弓の様に殴る? それが彼が一生抱えていく怪物なんだろうなと。はぁ…最高に良かったです 続きを読む▼
  • (5.0) 切なくてエロくてドキドキする作品
    ゆっくさん 投稿日:2020/1/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 会社の後輩秀那と付き合ってからのその後の話 上手くいってるようでやはり好きだった弓をDVで苦しめてしまったことが 忘れられず罪の重さに苦しみ過去にとらわれているのだなとと思いました。 もちろんどんな理由があれDVは許されないことでしてしまった加害者はそのことを一生忘れてはならない、だって被害者は一生消えない傷を心と体両方辛くて苦しめられてだからこそやった人はそのこと忘れて幸せになることは許されないと思う。 おげれつ先生はそこをちゃんとリアルに描いてるので読んでて苦しんでるかんちゃんの気持ちが痛い程伝わってきて先生本当に心情上手く描くなと思った。 かんちゃんと弓の過去辺が描かれた「薊」は何故あんなに笑顔が素敵で優しかった かんちゃんが弓にDVする様になったのかが描かれていてとにかくこれが読むのも辛くなるぐらい苦しい話、もうかんちゃんが就職して会社がブラックすぎて従業員もクズばかりでこれでは優しかったかんちゃんも変わってしまうのは無理ないなと思った。このシーンは読んでて1番辛かったです。 弓も家族や弓のために辛くて苦しくても懸命に頑張ってるかんちゃんに頑張れは言ってはダメだった頑張ってる人に一番言ってはいけない言葉言ってしまって一番理解して支えて欲しい人に言われてはかんちゃんも限界で壊れてしますのは分かる。 かんちゃんは本当に弓の事好きだったのが読んでて伝わってくるのだが 弓の方はかんちゃんと同じぐらい好きだったようには思えなかった。 本気で好きならまず昔好きだった男と繋がりがある物しかも壊れたケータイ いつまでも持っていないと思うし、しかもそのケータイ触ろうとしたら弓には珍しく激しく起こって、かんちゃんもビックリしてたし、やはり弓が本気で好きなのは真山なのだなとだからいつまでも壊れたケータイ捨てれなかったのだなと思った。 触れて欲しくないでも本当は触れて欲しい、弓の心の傷それを不器用なりにめげずに何度も向かって思いを伝えてくれる真山に自然と惹かれたのかなと錆びた読んだ時思った。 そしてかんちゃんを本当の意味で理解して欲しい言葉を言ってくれてどんなに酷いこと言われて拒否られてもめげずに笑顔で向かって行った秀那だからかんちゃんも傷ついた心も少しづつ癒されていったのだと思う。 あと最後までと弓とかんちゃんが再会することなく終わったのは本当に良かったと思う。 続きを読む▼
  • (5.0) [好き] と[愛]の違いを考えさせられました
    コッツンさん 投稿日:2023/9/8
    【このレビューはネタバレを含みます】 巨匠おげれつ先生の、こちらの全シリーズ通して読ませていただいて、こちらに感想書かせていただいてますが、[好き]にはいろいろあるんだな…と改めて考えさせられた作品でした。高校卒業と同時に就職して、未来にたくさんの夢を持っていた林田でしたが、社会生活の1歩目が酷く躓いてしまったね。ある程度大人になってれば、冷静に逃げることもできただろうに、その逃げ道すらも周りに閉ざされてしまって、恋人に暴力を振るうことでしか、自分を保てなくなってしまっていって…。と、確かに暴力は駄目なのは大前提だし、こちらの作品はそこを軸にストーリーが進んでいくんだけど、付き合ってた頃の弓も林田も、愛ではなく好き止まりだったのかな…と。作品通して好きはたくさん出てくるけど、愛してるは1度も出てこない。弓は林田が好きだったけど、心には真山がいた訳で、友達からの好きから脱してなかった。だから、自分のすべてを曝け出せなかったし、ほんとの自分を見られるのが嫌で、どんなに林田に暴力振るわれてもヘラヘラしてた。一方の林田も、強がるばかりで自分の弱いとこは曝け出せなかった。弓から欲しい言葉がもらえなくて壊れて、暴力という術でしか弓との関係を保てなくなってた。このどちらかに愛があれば、また違った展開になってたのかも…なんて、勝手に思う私。人は弱い生き物だから、誰かに縋ってたいしひとりでいるのは寂しい。この2人は富にそれが大きかったのかな。弓への贖罪から、笑わない、好きな人は作らない、一人で生きていくって思ってたけど、まっすぐに林田を受け止めて支えようとする秀那に、ちゃんと暴力でなく心で縋れるようになっていく林田を見て、いい人に巡り会えてよかったなぁ…と。2人の彼氏、両者とも受けへの愛が深い。相手の弱いとこも醜いとこも、まるっと受け入れて包んでしまう。愛してるとは言わずとも、それが伝わる。そこに救われてる。弓も林田も、愛されるのが似合ってるのかも。真山も秀那も抱擁力のある器の大きい大人彼氏だわ。弓と林田の話しが軸だけど、私はこの2人にエールを送りたい。みんな怪物と紙一重の毎日を送ってる世の中、なんとかして理性を保って怪物にならないように、日々頑張ってる。愛を与えて与えてもらえる、そんな世界であって欲しい。かな。ん?話しが逸れた?さすが巨匠おげれつ先生!今回もいろいろ考えさせられました。ありがとうございました。 続きを読む▼
  • (5.0) BL沼に落とされた作品
    しろくろうさぎさん 投稿日:2021/7/1
    【このレビューはネタバレを含みます】 レビュアー様の感想を見て再熱しました。まだBL沼初期、おげれつたなか先生と、はらだ先生を読んで沼に落とされ蓋をされた気分でした。 沼初期故に時系列バラバラに読んでしまって、どうしてあんなに素敵なかんちゃんがDVをしたのか不思議だったんです。まぁ読み進めていくとかんちゃんの周りの環境の悪さに驚愕とした。初入社の会社ではパワハラ三昧、妹の学費捻出しなければいけないから仕事は辞められず、なのに恋人の弓はすぐ仕事を変える。仕事辞めたいってやっと相談出来たのに頑張れ言われるし、そこが分岐点だったんだね。 勿論暴力は絶対駄目だけど、壊れない方がおかしい位の状態で唯一保てる方法がDVだったんだろうなと同情してしまった。多分弓がずっと真山に心残りなのも分かってたはず。 最後弓を手放したのもかんちゃんの振り絞った優しさが悲しかった。でも弓はかんちゃんの笑顔も思い出せなかったんだよね。もう2人は末期だったんだ。真山が救ってくれて良かった。秀那の存在も凄く大きくて、贖罪として笑わないって決めたかんちゃんだけど、やっぱり心の奥底に助けて欲しいって思っていて秀那を自分から誘ったのも自分へのDV自傷行為だったんじゃないかな。今まで期待される通りに動いてきた秀那。居心地を良くしたのは何も求めないかんちゃんだったからで、かんちゃんも恋愛なんて求めて無かったはず。でもあんなに可愛い笑顔と今のギャップを見たら気になるよ。秀那で良かった本当に。DVを知ったときも自分には関係ないって、何となく冷たいな違和感を感じたけどDVって一方的に暴力を振るうからDVであって対等な立場の殴り合いなら喧嘩なんだよね。 昔のパワハラ時代の時に出会ってたらそんなセリフは言えたかな。弓の犠牲の上に成り立っていて出会うタイミングも良かった。でも言える強さをもってる秀那の方が相性も合ってたんだろうな。もうそれからのかんちゃんはスッゴク可愛くて可愛くて! 最後は弓とかんちゃんが会うのかと思ったけど、会わずにアルバムを渡すとは。はぁーもう最後の最後沼落ちですよ。こんな素敵な終わり方ある?おげれつたなか先生大好きです。ちなみにペンネームはどうしたんですか?昔のtwitterに高校生かんちゃんと弓が見つめ合う2人の画があって、こんな幸せな時も有ったのね泣。パワハラさえなければ違ったのかな。 続きを読む▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

痛いほどの愛情と思い
制作:コーヒーマニア(シーモアスタッフ)
過去、恋人に暴力をふるっていた林田。秀那と出会って過去の過ちに怯える日々から解放されていきます。あと少し…!のところで林田の転勤が決まってしまいます。彼らの本当の笑顔は見られるようになるのでしょうか…。愛情の本質や慈しみを感じられるみっともなくも深い愛の物語です。

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