GLだとか百合だとか、そういう呼び名は沢山ありますが
この作品には所謂『エス』という、古い呼び名が合うような
そんな純粋さを感じました。
女の子が好きな女の子、互いに好きだけど、でもまだお友達でいたい
思春期の少女達の友情はともすれば恋愛の
ようにも見える
その曖昧さをよく描いた作品だと思います
特に良いのは、『タイガーリリー』。切なくて きゅんとして とても素晴らしい。
時間と忘却 それは誰にでも迫り来る、死に近い悲しみ。
氷砂糖の話も、母親にもきっと女の子に恋した青春時代があったのではないか、とか考えられて その想像をするのも楽しかった
夏の繭 も思春期の少女故の潔癖さがよく描けていた
『汚れてしまう事』
それは永遠に輝くような少女時代が終わってしまう事なのではないだろうか。
イノセントな美しさ
少女故の輝き
凄く良い作品だ
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