安定と不安定、現実とトラウマ、男と女、その他諸々の間を行ったり来たりしながら、「生きる」ことに真剣に向き合おうとしている人たちの話だと解釈しています。
吉田さんの作品はしばしば「鬱漫画」や「自己満足」といった言葉で片付けられてしまうことが
ありますが、思考停止した状態、もしくは作品中に描かれる感情や出来事を全く経験したことのない状態で読むとそう感じてしまうのかもしれません。
読み手の感情を大きく揺り動かす力を持った作品であることに間違いありません。
私個人的には、『あんたさぁ、』は、吉田さん史上最高の作品であると感じています。
ありがとうございました。
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