ヒーロードノヴァンは、CEO就任を目標に据えているし手段に躊躇は無いように見える。落としどころはきちんと押さえられているのだけれど、そこに至るプロセスに些か疑問が残る。メインはヒロインキャシディとの復縁ではあるが、従兄弟サムとの絆の構築に不
足があるし、ドノヴァン自身の能力、優秀さが皆無。努力してきたと本人談はあっても業績については触れられておらず、母親、叔父との対立のみが描かれて、ただの嫁姑問題だろうという印象しかない。いきなり父親になった彼の戸惑いも喜びも書かれてそこは大いに納得するが、時間経過が分からず何日間の様子なのか把握できないから変化の様子を私からみて判断のしようがなくて苦労した。それでキャシディへの愛情の復活はどのくらいのウエイトか疑問は払拭できず物語は終了した。?。
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