作者様買いです。初コミックスで、こんなに繊細な物語を描かれていたなんてすごいです。
人の感情がオーラとして見えてしまう特殊な設定に、とても興味深く読みました。
いい感情にしろ、悪い感情にしろ、相手の気持ちを伺い知るのはちょっとコワイかな
。知って嬉しい事ばかりならいいけど、知りたくなかった事もあると、自分で傷ついてしまいそうでコワイですね。
自分の事を慕う古賀の気持ちをオーラで感じとり、少し優越感を楽しんでるような沖谷。人から寄せられる好意は嬉しいし、元気とかやる気をもらえる気がします。特に嫌な事があったら、そんな気分になるかもしれませんね。
二人が付き合うようになって、どんどん沖谷の心に変化が現れて…あぁ、恋をしてるんだなって思うとキュンとした。オーラが見えなくなって、古賀の気持ちが読めなくなった不安と焦り。こんなにも好きになっていたのかと思うと、恋する力は素敵ですね。計算も打算もないまっさらな気持ち。
元々、無表情で感情が表れにくい古賀だから、オーラの力を借りずに、まっすぐぶつかった沖谷の本気がいいですね。大切なのは、言葉。気持ちを伝えあって、お互いをより深く知る。沖谷は素敵な恋を掴めましたよね。オーラの力が必要でないくらいの、大切な人を見つけられて、良かった。古賀の一途な思いも素敵でした。
肌を重ね合う二人が、きれいで、幸せそうでキュンです。満たされた表情の表紙が全てですね。美しい!
とてもいい作品に出会えて良かったです。
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