凄いイケメン且つ記憶力抜群で天才なのに、人とうまくコミュニケーションが取れないために人を傷つけてしまうのが嫌で、人との関わりを諦めていた玉緒くんが、自分の気持ちや欲望に正直で真っ直ぐ玉緒くんにぶつけてくる三ヶ田かの子ちゃんと出会ったことで、
玉緒くんの周りの環境が少しずつ変わり始める。
なにより玉緒くん自身が「ロボットのようだったのが、人の心を持ち始めた」(←校長先生曰く)様に変わっていくのです。その少しずつの変化を見ていると何だか嬉しいような安堵するようなワクワクするような不思議な気持ちで見守っていました。
最後のシーンでは、高校生から一気に結婚して子供3人に恵まれたシーンに飛んでいましたが、そこまで行く過程も所々でよいから読みたかったです。
玉緒くんがどんな社会人になったのか…とか、かの子ちゃんへどんなプロポーズをしたのか…とか、色々もっと知りたくなりました。
レオくんのことも、どんな大人に成長したのか…とか知りたいです。チャラ男だったレオくんが、かの子ちゃんを好きになったことで、チャラ男な自分を正していく…家が貧乏なことに引け目を感じていたことも、かの子ちゃんから「レオくんがモテるのはレオくん自身の魅力だから家が貧乏とか誰も気にしないと思うよ」的な事を言われ目からウロコ。
そんな素直な一面もあるレオくんには幸せになっていてほしいのです。
江口さんは何だかんだで良い子だったな…もともとモテる子だったから、江口さんにも幸せになっていてもらいたい。
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