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作品内容

キャリーはこの半年間で母に次いで愛する義父ジェフを亡くした。悲しみも癒えぬうちに弁護士に呼び出され、ジェフが名家の人間で莫大な遺産の受取人がキャリーになっており、遺族が面会を望んでいることを告げられた。やむなく訪ねると待っていたのは一族の侮蔑のまなざし。そして遺産を狙う当主が企てた、冴えない息子との結婚話だった。その渦中で、頼もしい紳士ローガンに出会うキャリー。ジェフに似た彼に惹かれはじめるが、それは予期せぬ愛憎劇の幕開けだった。

詳細  
簡単
1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全1巻完結

  • 母の彫像

    500pt/550円(税込)

    キャリーはこの半年間で母に次いで愛する義父ジェフを亡くした。悲しみも癒えぬうちに弁護士に呼び出され、ジェフが名家の人間で莫大な遺産の受取人がキャリーになっており、遺族が面会を望んでいることを告げられた。やむなく訪ねると待っていたのは一族の侮蔑のまなざし。そして遺産を狙う当主が企てた、冴えない息子との結婚話だった。その渦中で、頼もしい紳士ローガンに出会うキャリー。ジェフに似た彼に惹かれはじめるが、それは予期せぬ愛憎劇の幕開けだった。

レビュー

母の彫像のレビュー

平均評価:4.7 3件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) 遺産なんて要らないと本気で言うのがいい!
    romance2さん 投稿日:2020/10/3
    ストーリーは、名前の因縁が絡んで、遺言作成事後の状況にまつわる名前のオチまで、余すところなくとても面白かった。 絵が素朴で、メイン二人に華が足りない。 話中の公爵家の名前、不慮の死を遂げた実在したプリンセスを輩出した家と同じで逆にいいん だろうか、くらいに驚いた。よく、もじった匂わせ名や、ありそうでもあり得ない架空名を使って、ガチ被り回避していると思うのに。「公爵」ですからね、ただ貴族というのではなく、貴族中の貴族、血統大事の階級社会で王家に連なるほど最上級爵位。かつて報道されたご結婚時の生家のお写真を彷彿とさせるお屋敷の絵も、どこかもっとフィクションフィクションすべきではないのかなんて、こっちが心配になる。 邸宅やその内部のセレブ感はあるので、メイン二人のコマがロマンチックであったなら、と思う。デートの絵が恋愛感情の盛り上がりを見せつけてくれていたら。 見せ方も普通だったが、心情のビジュアライズを計算したコマをもっと出してくれたら、ドラマに、より緩急を感じられたかも。好きあってる二人に見えにくいのだ。 男性にはもう少しチャーミングさか、色気くらい欲しい。 彼の母親より叔父さんのほうが老けている! 叔母さんとの生活はストレスが? メイン二人のロマンスや一族の株式問題でストーリーを楽しんだが、最後の叔父さんサー・チャールスの歩み寄り場面はもっと面白かった。 ヒロインも彼も、疑いを相手に向けたことは同じ。実際言葉の礫を相手に放ったかどうか、の違いはあるにしても。 それにしても、財産があることは人を作らない、とのジェフの考えは、このストーリーにおいては特に一理あるとしても、人を育てるのに財産が役立つことは一般にはあるだろう。現にドナルドは親に強く出られないだけの人間なのだし、「もうたくさんだわ」位ならまだしも、一方的に被害者顔して放ったセリフ、ローガンには負けるが、それでもなかなかにきつい。 あと、ノーマン・デイさん、幸せだったんだろうか。些細なことかもだけど何となく。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 財産は人をつくらない
    suuyanさん 投稿日:2020/2/27
    どっしりと構えた、身分違いの恋の物語 単純だけれど読み応えのある物語でした。ヒロインキャリーの知性と品性が光り、とても上品な仕上がりで、どことなくクラシックな印象。かなり使い古されたような身分違いの男女の別れが生み出した副産物。ありそうな勘 違いが生み出す悲劇がまたもや 同じ一家に繰り返される。この因果応報ともいえるような展開が 昔読んだ悲恋の続き ともいえて生まれている事が 何だか面白い。現代の経済(企業)のありそうな混乱も 低所得者にも弁護士という存在の身近さも 上流階級者との付き合い方も 現代版となっていて上手く作られているという感想です。心強く 愛情を持つ人たちの美しさ 繋がりの美しさを 再考させられました。 もっとみる▼
  • (5.0) 名前が生む誤解
    もんさん 投稿日:2020/7/28
    ヒロインとヒロイン母とが同じ名前だったから起こる誤解があり、ヒロインは義理父の親族からひどい言われよう。ヒーローの言葉は、一番ひどいものでしたが、ヒロインは許しちゃうところがHQだな〜と。

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