「囀る鳥は羽ばたかない」をずっと読み続けていますが、やはり矢代の過去編は何度見ても胸が締め付けられます。
もっと別の環境だったら...親がまともだったら...など考えてもきりがないのですが、切なくなります。
囀る鳥本編を読んでいて思いますが、矢代は根は歪んでいません。それに矢代が虐められたり痛めつけられる方が良いと自分で思っているのは一種の自己防衛なんだろうなと思います。
幼い頃に母親の男に犯されてからずっと、痛くされるのが好きだ、自分から好んでいるんだと思い込むことによって自分の生きてきた人生を惨めにしたくなかったのかなと...
今回のこの過去編で興味を持たれた方、ぜひ「囀る鳥は羽ばたかない」本編の方も読んでみてください。矢代を愛おしく思うはずです。
本当に幸せになってほしい。