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女性マンガ
アイシテル ~海容~(1)
2巻完結

アイシテル ~海容~(1)

720pt/792円(税込)

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作品内容

私の息子が殺された……。いつもと同じ日のはずだった。たった10分間の母親の不在を除いては――。下校時に行方不明になった7歳の清貴(きよたか)ちゃんが死体で発見されたのは行方不明になった翌朝。殺された我が子を受け入れられず呆然とする母親。やりばのない怒りと悲しみ、綻ぶ家族の絆――。そんな中、被疑者として保護されたのは11歳の少年だった!! 全ての母親に捧げる、渾身(こんしん)の物語――。

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作品ラインナップ  全2巻完結

レビュー

アイシテル ~海容~のレビュー

平均評価:4.6 112件のレビューをみる

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高評価レビュー

とても感情移入してしまいました
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 児童による児童殺人という重たい事件をベースに家族というテーマを、被害者と加害者、両者の視点から切り込み描いた作品。とてもリアルで入り込んでしまいました。
子供は無垢で残酷です。
被害者であるキヨタンは両親から溺愛されていることを自覚しており、調子に乗っていたと思います。命を奪われてしまったことは何よりも不憫ですが、日常的に、自分は姉よりも愛されていて姉はヤキモチを妬いている、などというまでに7歳の子に思わせたのは、両親の罪であると思いました。
姉が怒るとき自分は悪くないと発言していますからきっと叱られたことなどなかったのでしょう。
人を思いやることは叱られて気がついたり、大切な人を傷付けて自分が後悔したり、失敗から身に付けるものだと思います。
「遠慮なく何でも口にしてしまう、でも7歳位の子はみんなそうでしょ?」とキヨタンの母親がいうシーンに嫌悪がありました。
こうした家庭環境の中、思春期盛りの姉が年齢以上に大人びているところがあまりに切なく、涙が出ました。事件後もこの姉が素直で、母親にきちんと感情をぶつけていたことが小沢家の大きな救いであったと思います。
ラストで幸せになって本当によかった。。
一方で、加害者である祐一くんも只々可哀相でした。幼い子供を手にかけてしまった彼の罪は余りに重いですが、大好きな母親に愛されていないかもしれないという不安と、凄惨な過去にまとわりつく自責の念が、幼い彼をどれだけ苦しめていたか、心が痛むばかりでした。
最終的にきれいにまとめられた終わり方で、そこは漫画だからこそかもしれませんが、、希望がやはり人間の生きる糧ですからフィクションでもきれいな終わり方でよかったと思います。
暗く重いテーマですが、読む価値のある漫画だと思います。同じような綻びは多かれ少なかれどこの家庭にも存在するものだと思いますから。。
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6件
2016年5月5日
そばにある現実
無料立ち読みを読んで興味を持ったのと、皆さんのレビューが高評価だったのでパック購入しました。

この物語、いえ、この話は「いま、私たちが直面している現実」だと思います。
私はまだ子供もいませんが、家族がいなくなり…そして遺体で見つかる、もしくは我が子が殺人犯…なんてことがあったらきっと正気を保っていられません。


でも、この家族たちは頑張りました。
清貴くんのご家族は、最初こそお互いに感情をぶつけ合っていましたが真実を知ろうと立ち上がりました。
マスコミの激しいバッシングにも耐えました。

犯人…裕一くんの両親は、仮面家族…とでも言うのでしょうか、子供を持て余しているような家族でした。
しかし事件の真相が明らかになっていくにつれて、改心していきます。

この二家族は決して強くはないのです。
強くならざるを得なかった。

私が思うのは、なぜ被害者家族には人権すらないような法律なのか…ということ。
そして何より、この事件はいま、どこにでも誰にでも起こり得る、ということ。
「こころ」が繋がっていないと、家族は家族でいられないのかもしれません。

最後になりますが、このような事件が起きないためにも、この作品を一人でも多くの方に読んでいただきたいと願っています。
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7件
2011年6月16日
キヨタンと その母親が嫌いです。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 「親」目線で読まれている方が多いかと思いますが、私は娘に感情移入しながら読んでいました。
下に兄弟姉妹がいる方は、娘の、キヨタンや母親への気持ちがわかるんじゃないかな。
これ、キヨタンの口の悪さ(思ったことをそのまま言う)というのは「子供だから」ということ以外に存分に甘やかされてきたせいだと思うのです。
今回は心に傷を負った祐一くんが被疑者ですが、もっと状況が違っていれば、娘がキヨタンを手に掛けることもあったはず。
それくらい、母親の弟への溺愛っぷり、それを自覚しているキヨタンの子供ならではの悪気のなさや腹黒さは読んでいて本当に腹が立ちました。
「ごめんね」と娘に謝りつつも結局なんにも分かってなかったですしね、母親。
「わかってる」つもりの母親っているんですよね。
ラストで、娘が母親に愛されてたって涙するところはもらい泣きしてしまいました。
中学生当時に早くそれ言ってやれよ今更だな、とやはり母親にはイラつきましたが;;

被疑者家族は一番成長がみれたと思います。
こちらの家族には苛立ちはあまりなかったんだけどなぁ。
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11件
2016年5月1日
きれいにまとまってま
すが。

加害者、被害者両方の家族の葛藤はとてもリアルで引き込まれます。
第三者に言いたい放題言われてしまうネット社会や、マスコミには、昨日まで平凡な日々を過ごしていた一般人には堪らないことだとゾッとしました。加害者の母親が息子のSOSに気づかなかったのは確かに取り返しのつかないミスでしょう。でも、大人とは自分も子どもだったのに都合よく忘れて自分のいいようにしてしまいがちなものです。加害者の母親、被害者の母親の心の交流があることが本作品の救いを表しているように思えましたが、実際のところそんなにきれいにはおさまらないと私は思います。「海容」許しをタイトルにしているので、きっと人間の良心を信じ、罪を償い更生し、そして次の時代へと過ちを繰り返さず、希望のある未来を継承してほしいという私の思い込みかもしれませんが、そのような気持ちにさせてくれる作品でした。フィクションだからこそ、希望のある展開の物語を紡ぎ、それがなんらかの形で世界が変わればいいなと思います。子ども本来にある輝きを取り戻してほしいです。
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7件
2011年1月27日
加害者の自伝よりよっぽど考えさせられる
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 実際の事件に照らし合わせられるものではありませんが、深く考えさせられました。
親も1人の人間で、余裕がなければ…成熟していなければ…我が子といえどサインを見落とす事がある。そんなはずはない、と簡単には否定できません、この本を読むと。
最近、神戸の元少年が自伝を出版しました。それ自体は印税収入に協力したくないので読んでいませんが、内容はやはり自己陶酔が否めないもののようでした。
彼は、根源的なものを理解してもらえたのでしょうか?それとも、根っからの殺人者だったのでしょうか?
そしてそんな彼に、両親はきちんと向き合えたのでしょうか?今も共に償っているのでしょうか。
知っている情報では、否です。
この本を読んで、更生機関はあくまで親と子の断たれた絆をつなぎ直すものであり、決して親に代わろうとする事が更生させる事ではない。そんな事はできないのではないかと思いました。
子を更生させるのはやはり親。そして親が子供と向き合う手助けをする更生機関であってほしい。そう思いました。
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4件
2016年5月6日

最新のレビュー

わんわん泣いた
子を持つ親だからこそ痛いほど分かる
どんな言葉を綴ったら良いか分からない
言葉が整理できない
感情移入してただただ泣いた
いいね
0件
2024年8月21日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

親子の愛を問う作品
分析:まゆびー(シーモアスタッフ)
親の愛情を一身にあつめる7歳の男の子、キヨタン。ある日の下校途中に事件に巻き込まれたことから、そこにかかわる人たちそれぞれの心情がしだいに浮き彫りになっていきます。2009年に稲森いずみさん主演によるドラマ化でさらに話題をよんだ作品。伊藤実先生による親子の愛情を深く考えさせられる作品です。

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