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5巻完結

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きみと蓮の庭で【分冊版】 1話

らうりー

（4.6）投稿数29件

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作品内容

「本当はあなたに会いにきたんです――」戦後間もない日本。最愛の恋人を亡くした珠緒は、男娼で稼いだ金で酒を煽りながら哀しさを誤魔化す日々を送っていた。そんなある日、死んだはずの恋人とそっくりに成長した弟の吾郎が現れ「好き」だと抱きしめられてしまう！？初めは恋人だった拓郎の面影を重ねていた珠緒だったが、いつしか吾郎自身を知ろうと思い始め…。兄の恋人を好きなってしまった弟×恋人を亡くし自棄になった男娼失意の中出会ったふたりの愛と再生の物語。

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完結

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詳細

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作品情報

ジャンル

： BLマンガ

年下攻め(BL) / 時代物(BL) / 幼なじみ(BL) / ビッチ(BL)

作品タグ

：重い話

※システムにて自動抽出したものを表示しています

出版社

：笠倉出版社

雑誌・レーベル

： equal

シリーズ

：きみと蓮の庭で【分冊版】

DL期限

：無期限

配信開始日

： 2020年2月14日

ファイルサイズ

： 26.6MB

対応ビューア

：ブラウザビューア

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レビュー

きみと蓮の庭で【分冊版】のレビュー

平均評価：4.6 29件のレビューをみる

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高評価レビュー

ピカニキさん

(女性/－) 総レビュー数：1591件

厳しい時代にひっそりと咲いた恋

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 戦後間もない昭和のお話｡上野界隈で男娼をしている珠緒は､飲み過ぎて往来に倒れているところを学生に助け起こされます｡その学生は珠緒の想い人•拓郎でした｡出征してからずっとその帰還を待ち続けていた拓郎にやっと会えた珠緒は感激を込めて接吻し､同時にリバースして気を失ってしまうのでした｡次に気がつくと珠緒は置き屋で寝ており､珠緒をここまで運んでくれた学生は､拓郎の弟•吾郎でした｡それから吾郎は珠緒の下に通いつめます｡側に張り付いているだけなのですが､何とか珠緒に振り向いてもらおうとする一途さに､いまだに亡き拓郎への想いを捨てられない珠緒は揺り動かされます｡思いを通わせ合っていた兄と珠緒をちょっと離れたところから憧れをもって見つめていた吾郎､恋人や大切な家族を弟に託して戦場へ赴いた拓郎､拓郎を想いながら男娼として逞しく生き抜く珠緒､死がすぐそばにあった時代に真摯に恋と向き合った恋人たちの物語です｡

0件

2024年3月5日

一ノ瀬さん

(女性/30代) 総レビュー数：1件

最高です。好きですそう好きなのです。

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 本当にこのような作品を求めていました。
硬派な男！！最高です最高すぎて最初見た時ため息が出ました、おいおい待ってくれよ最高の作品を生み出した錬金術師様が降臨なさったぜと自室のソファで倒れました。受け君が次第に攻め君に絆されていく感じがにっこりスマイルです ( ᵕᴗᵕ )周りのキャラ達もしっかりと引き出されていてまたこれもにっこりスマイル( ᵕᴗᵕ こうゆう時代物＆攻めが硬派が好きな私としては世界ににっこりスマイルです ( ᵕᴗᵕ ) 生まれてきたことに感謝しています、またこのような作品を生み出してくれた作者様に感謝を言いたいですそしてにっこりすまいる以上です。

2件

2020年4月13日

kuya さん

(－/－) 総レビュー数：2722件

戦後の上野

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ この当時の名残もあり、いまでもハッテン場などがある上野が舞台。

愛した男の弟。ずっと自分を見つめていた少年が男性になっていた。戦争で一緒に死ねなかった。残された辛さや悲しみ、死にたがりになりながら、弟の気持ちを受け止められずにいたが…

「狩り」にくる、か。戦争で負けるとはこういうことなのだろう。

憂いが消えなかった珠緒に笑顔が戻る。
この時代で、男性同士で生きていくには相当な困難もあっただろう…でも、希望を持てたのは良かった。

こちら初期作品なのかな。ちょっといまと絵が違う気がする

1件

2024年4月23日

あんこさん

(女性/20代) 総レビュー数：8件

切なくて眩しい

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ さわやかな絵のタッチと軽快なギャグパートとは裏腹に、時代柄もあるでしょうが作品全体に死の気配が漂っていて、濃厚なエッチシーンでは色香と共に夏の生ぬるい風が顔に吹き付けてくるようでした。
個人的なことですが、合冊になるのを待てず分冊のまま最後まで読んだのはこの作品だけです。それほど面白いですし、ふたりの、三人の想いの行方をはやく見届けたいと思わされました。
分冊で読んだほうが、硬く握られた手の指をひとつひとつ解いていくような作業が、彼らの恋のようで感情移入しやすいかもと思います。

1件

2021年1月2日

こまこさん

(女性/－) 総レビュー数：1874件

うるっとしました

ネタバレ

このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争で恋人の拓郎を亡くした男娼の珠緒とそんな彼に会いにきた拓郎の弟吾郎のお話。
この時代、戦争で大切な人を亡くした人は山ほどいたでしょう。でも、男同士だからこその辛さもある。自分だけ徴兵を逃れたことへの罪悪感、運命を共にできなかったことへの後悔・・。吾郎が珠緒に会いにきてくれて良かった。そうでなければ珠緒は自分を粗末にし続けて死んでしまったかも。まるでゆっくり自殺するみたいに。うるっとするいい作品でした。星4.5

3件

2024年5月1日