【単行本版】榊くんのフライトプラン【電子特典付き】

空港で地上職をするゲイの男と高校時代の同級生でパイロットになったノンケの男の爽やかお仕事BL。
同じ会社にいた同級生同士、ただの同僚よりも仲良くなりいい友達付き合いをしていた二人。仕事でも好きなものが同じで、お互いの恋愛事情にも理解があるとても良い関係だと思います。榊が寝ぼけて彼氏と勘違いして抱きついたことから、少しずつ関係に変化がありますが、そのじわじわ感がものすごくツボでした。高瀬の反応から、榊は普段から高瀬に対しては友達の一面しか決して見せていないし、逆にそれが恋愛の色欲感とは違うという特別な対応なんだけど、そのちゃんと友達をしようときちんと一線をひいて付き合ってきた感じが良く伝わってきました。普通はこのままお互いに意識し始めて恋愛関係にどんどん発展していきますが、この二人はそんなことがあっても友達としての関係を保ちながら、揺れ動く感じが良かったです。友達関係を乗り越えて恋愛するのではなく、友達関係＋αで恋愛面もある、みたいなお互いに友達の顔、恋愛の顔と分けて付き合っている感じが他とは違った印象を受けました。その為、気持ちが通じ合ってからも二人の関係はベースの友達同士の色が強く、榊がえちな一面を見せてきたりすると、高瀬と同様に私も戸惑いが凄かったです。あえて言うなら、榊はいつから高瀬のことを恋愛の好きと意識したのかがちょっと曖昧で良く分からなかったのですが、恋愛モードと友達モードのくっきりはっきりとした境目がなく、またどのタイミングでそれが切り替わるかが掴みきれない榊がとても魅力的だし、それに戸惑う高瀬もものすごく可愛くて、この境界線の混じり合いながら特別になっていく感じが素敵でした。お仕事の場面はカッコよく、普段は同級生らしく、二人でいる時はちょっとエッチになる、色々なギャップを楽しませてくれる良い作品です。
榊のえち場面は本当にエロくて可愛くて、もっと二人のイチャラブが見たいと思っていたら、この二人の後日談があるのをレビューで知りました。そちらもものすごく良かったです。

空港ものは初めて読ませていただきました。
パイロットというだけでも憧れますが、キチッとした制服姿もカッコイイですよね。実際に、カラカラとキャリーバックを引きながら颯爽と歩くパイロットさん達を見てカッコイイなぁと思った事がありました。
榊が配属されている、地上のパイロットとも呼ばれる運航支援のコントローラー達も、裏舞台ですが緊張と苛立ちと日々戦っていて大変だと思います。
高瀬と榊の2人は、高校生の時から空港で働きたいという同じ夢をかなえて、配属先は違うけれど同期として仕事でも私生活でも協力し合って、いい関係だなぁと羨ましく思いました。2人は仕事はもちろん恋にも真面目で、なかなか素直に自分の好きな気持ちを伝えられず、焦れった〜〜い！とイライラしました。榊はクールだけど高瀬の前ではトロトロになるのが可愛いし、高瀬は真剣に榊を想って行動するとこが素敵でした。そんな一生懸命な2人がとても可愛かったです。
空港での仕事内容や専門用語もたくさん出てきて読むのに難しかったけど、榊と高瀬の他にも働くみんながとてもカッコよかったです。

新年明けましたが、今年もシーモアさんでいろいろな作品に出会えるのと、皆様のレビューを楽しみにしております。

なんか途中だるいなーとか、ちょいつまんないなーって思う作品ってたまにあると思うのですが、この作品にはそんな事微塵も感じる事無く、笑い・涙・エロ・きゅんがいい具合にテンポ良く展開されていき、ストーリーに引き込まれていく感じで一気に読んじゃいました！おススメです！

仲良し同期という設定でも、ノンケの高瀬がゲイである榊を理解して友人であるという設定が新鮮でした。
ツンである榊の恋人にしか見せない甘えた顔や、ノンケ高瀬の榊に対する反応なんかが特に面白く、テンポ良い話の中に笑いもあって、読みながらくすくす笑ったりしちゃいました。それプラス、感動シーンもあり涙も出ちゃったり、エッチなシーンは榊のエロさにドキドキしちゃう高瀬が可愛いかったり。

絵が綺麗でイケメン好きな私は高瀬と榊のカッコ良い場面、エッチでキュンとする場面など何回も読み返してしまいました！

神作品でした。榊と高瀬は親友で、榊がゲイである事も高瀬は知った上でお互いが良き相談相手でしたが、榊が酔って甘えた面を見せたことにより関係性が変化していくところがとても良かったです。榊もゲイだけど、親友には一線を引いているし、普段は全く甘えないので、その分甘えた時の仕草が可愛すぎて萌えました。親友から恋人になる展開が良すぎてしばらく余韻に浸ってました。航空機に関わる仕事に全くもって無知でしたが、そんな私でもさくさく読めたし、ちゃんとエロシーンもあったのでとても良かったです。この作品も5回くらいは読みました。好きすぎて。
迷ってる方は購入して見てください〜。おすすめです。
追記
この作品を読んで余韻に浸ってる方、続きありますよ。私もついさっきまで知りませんでした。R18でページ数は少なめですが、読み応えたっぷりです。知らなかった方ぜひ、！