記憶を乗っ取るように取り払われてイコール死んだも同然の「バグ」となる人間。それを食い止めるべく結成されてる正義の組織。前線で戦う人間とそれぞれのパートナーである動物たち。
着眼点が面白くてやって来た。読み進めるうち、仕組みや各キャラの読み手への理解させ不足が目についた。
コウガは健気だし、主人公東斗との結びつきの強さは軸としてちゃんと感じられたが、それ以外はくいっ散らかしだ。この短さだから、なのだろうか?
いやそうとばかりも思えない。
ディープダイブも、観念的世界のビジュアル化で、チャレンジングなシーンとは思うが、そこをもう少しわからせた方が纏まりが出たように思う。
仲間意識、バディとの共感、人々を救い出すという正義感その他、いろいろが散ら張りすぎたように思う。バグの正体?も観念的世界の中で見せてくるのが、読み手への説得力不足と感じた。ましてや悪の黒幕的な彼に関してはただの思わせぶり演出かと。その割に何もかも煙に巻いて第5巻読了。
続きを書く布石が打たれたが、迷ってしまう。