彼女に二股されて振られたワンコ系DKと教師の卵がドッグカフェで出会い恋をするお話。
前半は日和が真を振り向かせるまでの日和目線のお話、後半は二人が付き合ってからの真目線のお話で構成されています。
日和は何故かモテない設定ですが、こんなに
可愛くて一途で優しいなんて、普通に言ったら最高だと思います。真も、どんなに疲れていても誠実な対応をしていて、優しすぎるところが二人は似た者同士なのかなと思いました。だからこそ、「ごめん」を連発してしまうし、自分の気持ちより相手を思いやりすぎて我慢してしまうんだろうと思うと、二人の優しさが切ないです。好きな人に言ってもらうワガママは意外に嬉しかったりするんですが、それが出来ない優しさはある意味辛いものなんだと思いました。それでも前を向いて伝え続けた二人が上手くいって良かったです。
ところどころに出てくる水の表現も、逃げ出してしまったカエルや涙や海など、色々なものを連想させて素敵な表現でした。友達や親など、とにかく優しい人ばかりが出てくる優しいお話です。
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