電子コミック大賞2025
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ少女マンガ Piccomics piccomics 皇帝と女騎士皇帝と女騎士 2
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作品内容

「でしたら…その機会、私に与えていただけませんか?」

皇帝についていくと決めたポリアナは行政補給部隊に配属になる。
剣を使う機会も大きな功績も挙げられない…それでも落ち込まないポリアナ。
そんな中、ベバロウ攻撃に拍車をかけるアクレア軍だが、経験のない水上戦に苦戦する一方で…。
ポリアナは騎士として自分を迎え入れてくれたルクソスの期待に応えるため、
最後のチャンスを求める!!
天然の要塞ベバロウ城の攻略は成功するのかー?!

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1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  3巻まで配信中!

  • 皇帝と女騎士 1

    940pt/1,034円(税込)

    『お父様!お父様!待って…お父様ーー!!』エハスの地方都市を治める貴族「クレンベル卿」と前妻の間に生まれた「ポリアナ」。しかし、継母の間に生まれた異母姉妹「ライアナ」を家の跡継ぎにするため、幼くして父に戦場に送られてしまう。家族が望んだのは、ポリアナの戦死ー。そのため、親への復讐として何があっても生き残るという決意を胸に、男社会の軍の中で女であることに差別を受けながらも、武術と戦術を必死に鍛錬する日々を送っていた。一方そのころ、敵国アクレアでは、父の代わりに大陸を統一する夢を叶えようと志した若く有望な王子「ルクソス」が跡継ぎに推戴されたのであった。そんなポリアナとルクソスの、全く境遇の異なる2人の物語が、今始まる!
  • 皇帝と女騎士 2

    940pt/1,034円(税込)

    「でしたら…その機会、私に与えていただけませんか?」

    皇帝についていくと決めたポリアナは行政補給部隊に配属になる。
    剣を使う機会も大きな功績も挙げられない…それでも落ち込まないポリアナ。
    そんな中、ベバロウ攻撃に拍車をかけるアクレア軍だが、経験のない水上戦に苦戦する一方で…。
    ポリアナは騎士として自分を迎え入れてくれたルクソスの期待に応えるため、
    最後のチャンスを求める!!
    天然の要塞ベバロウ城の攻略は成功するのかー?!
  • 皇帝と女騎士 3

    940pt/1,034円(税込)

    馬上槍試合に参加する親衛隊隊長「アイノ」に代わって若き王「ルクソス」の護衛に指名されたポリアナだったが純粋に実力を評価されて自分が選ばれたわけではないことを知り、素直に喜べずにいた。一方、アイノは護衛から外され、不満げな様子でポリアナに突っかかってくるが…?そして、ついに国を賭けた馬上トーナメント開幕!!果たして、勝敗の行方は──!?

レビュー

皇帝と女騎士のレビュー

平均評価:4.4 39件のレビューをみる

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高評価レビュー

文句なしの傑作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 他媒体では完結していますが、コミックは3巻までしか発刊されていないのですね。
他の方もコメントされていますが、作品の世界により没入できるのは縦読みバージョンかと思います。
ストーリーのオリジナリティと緻密な構成、キャラクター設定、テンポの良さが相まって唯一無二の珠玉の作品に仕上がっています。絵はキラキラ美麗な感じではありませんが(陛下は常にキラキラしていますが笑)、ポリアナをはじめどのキャラクターも一人一人個性がはっきりしていて味があります。

エンディングまでに数多くのイベントがありますが、どのエピソードも引っ張りすぎずに、どんどん次のストーリーに展開していくので中だるみせずに一気に読ませてくれます。ストーリーはポリアナの過酷な少女期を経て、敵国の将のルクソスと出会うことで、彼女の運命が想像もしなかった方向にどんどん切り開けていきます。彼女の持ち前の不屈の精神と賢さ、ルクソスへの揺るぎない忠誠心をもって誰もが認める騎士という立場を築き上げつつも、最後の最後まで恋愛要素を持ち込まなかったところがこの作品の最大のよさだと思います。

ポリアナは終盤になりやっと陛下に対して恋心を抱いた自分に気づきつつも、最後まで陛下から賜ったウィンターの名を諦めることができず何度も逡巡し、そのくだりで結構な話数を費やしています。テンプレ的な少女漫画的展開だと豪快な男前ヒロイン(でも絵柄は美形)が完全無欠のヒーローと最初は衝突しつつも、なぜか溺愛されたらもうハッピーエンドというオチが散見されますが、この作品では、そういったお約束はことごとく裏切られます。ストーリー中盤で、国土統一という目的を達成したルクソスはポリアナに対する恋心を自覚しつつも、政治的理由より皇妃を3人迎えたり(このあたりでとまどう読者もいそうな)、ポリアナとの関係が一気に変化したのもロマンチックとはいいがたいイベントだったり、でもこれらの一つ一つのエピソードが欠けたら二人は結ばれなかったと思うので、本当にうまいストーリー構成だと思います。

ポリアナという人物像は決して完全無欠のヒロインではなく、自己肯定感の低さが故、切羽詰まり、もがき苦しみながらも強い信念と矜持を貫く姿が非常にうまく描かれていて心が揺さぶられます。ストーリー序盤と終盤の騎士の誓いのシーンは感動の一言です。ぜひ多くの人に読んでもらいたい作品です。
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7件
2025年8月14日
元が海外タテヨミなのにとてもテンポが良い
皆さんは海外コミック(タテヨミ漫画)が日本人には読みにくいと感じる理由をご存知でしょうか? それは海外のコミックは作画(とカラーなど)を楽しむ点です。タテヨミコミックと日本の漫画では、漫画の読み方自体がそもそも違うんですね。日本で汎用的な四コマコミックのような早いテンポと違い、海外ではフイルムのコマ送りのように漫画を楽しむのです。なので、日本人の漫画とはテンポが違って「なんだか読みにくい…」と感じてしまうわけです。こちらはタテヨミの読みにくさを軽減するために、日本の漫画のコマ割ふうに編集されています。日本の漫画の感覚でよむと、アニメのフイルムコミックのように「展開が遅い」と感じてしまいがちですが、この作品はそんなことは全くなく、日本の漫画ふうにテンポ良い展開でサクサク読めて快適です。作画の方が日本の漫画に慣れているか、造詣が深いのかもしれません。内容は良くある不遇な公爵令嬢が戦場に出て強くなるという話ですが、キャラが良く立っており、作画の方のギャグセンスが素晴らしくて途中から笑ってしまうこともしばしば。悲愴な過去もサクっと描かれて嫌な気持ちになりません。カラー着色も目が痛くなるアニメのようなドギツイ色使いではなく、調和を重視した繊細でやわらかく美しい色使い。失礼かもしれませんが、原作小説の挿し絵よりずっと素敵です。なにより素敵なのは作画。人物のスタイルが良い。美しい。男性も女性も主要キャラたちは引き締まった適度な筋肉と狂いのないデッサンが最高。特に主人公の女騎士の顎から首筋やうなじから肩にかけての線が美しすぎる。序盤は陰鬱な展開でなかなか食指が伸びないと思いますが、途中から(特に王様が惚れた辺りから)めちゃめちゃ面白くなるので、是非読んでほしい。私はこの漫画のおかげで少女漫画とタテヨミコミックに対する苦手意識がなくなったので、気になってるけど迷ってる方は騙されたと思って読んでください。あと、めちゃめちゃ健全だから小さい子が読んでも安心の純愛展開です。
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17件
2021年4月23日
女性の尊厳、人としての尊厳
多くのレビュアー様同様、他サイトよりわたってまいりました。
膨大な課金をしタテヨミ読破。
良作、本当に良作なのでまとまったものをできればシーモアで全巻購入したい。

表紙の赤い髪の騎士は男性に見えますがれっきとした女性。
BL要素はありません。
主人公の赤髪女騎士ポリアナの半生を描いた作品なのですが、女性が顔をあげ前を見据えて自分のペースで息をしながら生きてゆくことの難しさを、喜怒哀楽そして愛をテンポよく読ませてくれました。
彼女の人生、これでもかと言うほど悲しい試練が続くのですが折れないで立ち向かう姿が非常に凛々しく清々しい。
とても丁寧な心情描写で清廉潔白な女性ではなく、当たり前に湧いてくる怒りや憎しみをもしっかりと描いています。
そのため、同性の私には手に取るようにポリアナの葛藤に共感をし涙しました。
考えることを戒められ、声をあげる口をふさがれ、一つのものを手に入れるときに何故多くのものを手放さなければならないのか…考えて苦しみながら出す答えに光を見ました。

もう一人の主人公皇帝ですが、彼もまた強く折れないしたたかとも言える人物でポリアナに対する苦悩や失敗は世の男性が知らず知らずと行ってしまうこと。
ポリアナともがき苦しみながら愛を貫こうとするシーンはとても印象的で何度も何度も読み返してしまいます。
賢く強い暴君となる最高の彼氏です。

程よくコメディなところも読みやすさの要因。
登場人物の一人一人モブの言動までリアル感があります。ギャグに走りすぎないところも好感触でした。

どうやら纏まっているこちらはセリフの中身が横書き表示で慣れないと読みずらいとのことですね。
ちょっぴり残念。
是非シーモア様にはタテヨミも併せて配信してほしいものです。
あ、でも纏まったこちらが完結まで全巻配信した暁には多分私は購入。

重ねて。
本当にいい作品なので是非どこかで何かの折にでも触れて読んで欲しいです。
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21件
2025年2月26日

最新のレビュー

ヒロインの生き様が問いかけてくるものとは
原作は韓国小説です。日本語版で小説も出ています。小説の方が内容が辛辣です。漫画の方が猫写がマイルドで控え目です。長い長い物語、ヒロインの生き様にいろいろ考えさせられます。

ヒロイン(貴族令嬢ポリアナ)は異母妹(ライアナ)にすべてを相続させたい両親の意図により、戦死して欲しいと願われつつ戦地へ送られ、老騎士の従者となります。

不幸中の幸いは老騎士がヒロインに精一杯の教育を施してくれた事、戦地での厳しい現実をあらかじめ伝えてくれた事でした。13歳で徴集され実戦に投入されます。まわりの予測を裏切りヒロインは生き残り、正式に騎士となり、部下も従えるようになります。しかしそれまでにも、女であるが故に差別され、侮蔑され、男であればしない苦労を重ねていました。

ヒロインの祖国は敵国アクレアに征服され、最後まで抵抗していたヒロインも捕らえられます。アクレアの王(ルクソス1世)は一旦は処刑を伝えますが、翻意してヒロインを女騎士として取り立て、新しい姓ウィンターを与えます。ヒロインは意義に思い命の尽きるまで付き従うと忠誠を誓うのでした。

ヒロインは女だからと従来通りの差別や侮蔑にさらされ続けます。それでも年々信頼を勝ち得て出世していきます。ヒロインに生きる喜びや希望を与えたのは、主君(ルクソス1世)が騎士として認めてくれた事でした。

主君は大陸を統一し皇帝になります。その瞬間、自分に全霊を捧げる女騎士を“愛している”と自覚しますが、自分が主君としてしか見られていないと悟っており告白出来ないのでした。いずれ忘れる筈の恋心は年数が経つほどに募りこじれます。皇帝の恋が報われる時がくるのか?一大テーマになっています。

それにしても一貫して根深い『男尊女卑』。ヒロインは大陸統一後、結婚寸前までいきますが破綻します。その時泣き叫ぶのです。男ならキャリアと家庭の両立が当たり前になし得るのに、女はどうしてどちらかを捨てなくてはならないのか!家族を持ちたい!それがどうして叶わないのか!女は結婚でどうして姓を捨てなくてはならないのか!など一連を恨みます。ヒロインは架空の人物ですが、彼女の苦境は私達自身のことであり、身に突き刺さります。登場女性のすべてが「女は家庭を守り子を育てるもの」とがんじがらめです。ストーリーと並行して女性の主権というテーマがずっとあり重い投げかけをしてくる大作なのです。
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2件
2025年10月13日

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