1人が苦では無い孤高な女の子、優凛。こんな子居ました。
中学時代、東京から地方の小さな都市に転校した時、同じクラスにやはり東京から転校して来ていた女の子が居たんです。普通ならお友達になれなかったような、由緒ある元華族と呼ばれる御家柄の彼女
。歴史的にも有名な人物の末裔。上品で色白で気位が高く異端でした。恐らく数年振りに聞く私の話す標準語のせいだと思います。何故だか彼女には気に入られてました。私はとても苦手だったのに。地方のエリート校だったせいもあり、あからさまなイジメは無かったにせよ、彼女はお弁当をいつも独りで食べていました。でも彼女、平気なんです。1人が。いつだって平然と悠々と豪華でお洒落な昼食を楽しんでました。
本物のお嬢様って凛とした何かを一本持ってるんだなと感じていました。苦手だけどカッコいいなとも思ってました。だから自分をしっかり持っている優凛もかっこいい。おまけに可愛くて勝負下着映えする見事なスタイル。成智君じゃなく同性でも惚れ惚れします。そう、こちらは素敵な彼氏ではなく気になって仕方ない彼女の方を見たくて読みたくなるお話です。
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