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青年マンガ
私たちの幸せな時間
1巻完結

私たちの幸せな時間

800pt/880円(税込)

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作品内容

木曜日、午前十時。それは私たちが生きることのできる唯一の時間......。3回の自殺未遂を繰り返したピアニスト樹里は、叔母に連れらていった拘置所で無差別殺人を犯した死刑囚・佑に出会う。母との確執、弟の死......。互いに激しい反発心を抱く二人は、心に大きく深い傷を持つ。やがて二人は......。映画・原作ともに大ヒットを記録した純愛劇を、完璧なまでの美しい世界観で佐原ミズが描き切る----。

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 私たちの幸せな時間

    800pt/880円(税込)

    木曜日、午前十時。それは私たちが生きることのできる唯一の時間......。3回の自殺未遂を繰り返したピアニスト樹里は、叔母に連れらていった拘置所で無差別殺人を犯した死刑囚・佑に出会う。母との確執、弟の死......。互いに激しい反発心を抱く二人は、心に大きく深い傷を持つ。やがて二人は......。映画・原作ともに大ヒットを記録した純愛劇を、完璧なまでの美しい世界観で佐原ミズが描き切る----。

レビュー

私たちの幸せな時間のレビュー

平均評価:4.9 20件のレビューをみる

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高評価レビュー

刑罰 時間 報復感情 サラっと見えて濃い話
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 重くて辛い話だった。光の射しようがない設定だと思った。(設定が、です。)
自分の境遇を呪い幸せな人を妬み世の不条理に苦しみ、失ったものをもどせぬ事実に慟哭し、ヒト一人の感情が行き場を喪い存在を忘れたかのようになって、なお生きている日々。必要性を実感しない身体と生きることに未練の無い心。どう生まれどう育ってきたのか、誰にも外からは見えない。そこにあるのは、どうでもいい、忘れたい現実、または、明日さえも全く価値無いこと。
キャラ全て、でも向き合っていかねばならぬ時間を過ごしているのだ。無駄なこと、に思える行為、誰のため? 自己満足と断ずるのは容易いが、でも、本当にそうだっただろうか。
本作は、いろんなことを感じさせ考えさせてくれる。
折しも昨日、本書が描いている内容をどこか一部思わせる1件のニュースがあった。
私はここでその刑罰是非論を問うつもりはない。
された方の人生だって尊いものだから、処罰感情も持ち合わせてる。いわれのない仕打ちを受けていいはずがない。その行動した方のほうが絶対悪いと。それでも加害者は被害者であった、という視点は深まる。。

よく言われることだが、こうした事案に関わる人達は一様に考えてしまうらしい。
果たして自分がその立場だったら、果たして自分ならどうしただろう、本当にその方法以外を冷静に選ぶことは出来ただろうか、道を真っ直ぐいけたのか、と。そうやって生育したら、そう考えてしまったかもしれないと。

絵が、さすが、淡々と描写というよりも、そのエピソードに一見どこまでも客観的で煽りの盛り上げを巧まずにいながら、その実、明と暗とが自然と挟まれるところにこそ、この世界の加害者は誰で被害者は誰なのかを惑わせる交錯感を覚えさせられてしまうのだ。語らせ過ぎず、黒幕(?)や母親に報い及ばぬことにナチュラルに怒りは覚えさせられるが、そこに主題を置いてない話。

しかし浄化?救い?射してきた光?、幸せな時間の珠玉が余韻となって主人公のピアノの音に重なって見える。
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4件
2022年7月27日
涙することは初めからわかっていた。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐原ミズ先生の作品ということで読んでみたかった作品でしたが、確定で泣くであろうことを思うとなかなか読む勇気がありませんでした。
本日、私の住む町はとても天気が良く暑いくらいの陽気でした。
風も気持ちがよく、日曜の午前中表紙の様な木漏れ日の中一人の時間を利用してテラスで1ページ2ページと読み進めました。

生き物は生まれて死んで生を紡ぐ。
何のために?なんなのだろう。私はまだ答えを見つけられずに生きています。
この本の中の二人は生きることに価値を見出すことが出来ず苦悩し続けていました。自分ではどうすることもできない理不尽や暴力の中で沈み沈み沈んで。
一人はもがくことさえ手放し、一人はもがくことで自分を殺し続けて、すがる手さえ抱えて震える姿に思わず読む手を放して顔を覆ってしまいました。
それでも愛をしってしまえば生きたくなる、生きて朝目覚めたいと懇願してしまう。
人にとって愛とは何なのだろうか。

非常に重くお腹に鉄の重りを入れられるようなストーリーですが、佐原先生の繊細でさわやかな絵が憎しみも醜さも全てを含め人の儚さや美しさ表紙のように生きることの愛おしさを伝えているのかもしれないと思えました。
原作を読んでいないのですが、原作はもっと私の深く深くに届くのかもしれません。もしかしたらまた別の思いも浮かぶのかもしれません。

嗚咽号泣により片頭痛を発症しキラキラした午前中のテラスは無残な形で終了しましたが、また年月が経ち読み返すことと思います。

翻訳が蓮池薫さんであることは、数奇な人生を歩んできたであろうことを想像し感慨深く思います。

**245ページ**(紙書籍にて)
いいね
16件
2024年4月14日
切なさよりも、力強さに心が動く
セールになっていて、手に取りました。
あらすじを読んで、切ない作品なのは容易に想像できたので迷いました。
悲しすぎて読後苦しいのも困るし、逆に泣かせに来られすぎると引いてしまうしで、普段こういうお話は避けてしまうのですが、水原先生ということで読んでみたいと駆り立てられました。

確かに切なかったのですが、とても軽やかで温かい気持ちで読み終えることが出来ました。
希望に似た余韻が残り、切なくても苦しくはなく、何度も読み返してしまいました。

過剰な演出が無く、穏やかに読み進められました。
全体を通して瑞々しく、美しい。
そして静かながらどこかに力強さが感じられ、
登場人物達も次第に生き生きとし、読み手の自分も命を吹き込まれて行く様でした。


読後に表紙を見返して、蓮池薫さんのお名前が飛び込んできて驚き、この作品の力強さの一因でもあるように思えました。

本当に素敵な一冊でした。
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14件
2024年11月14日
レビューを書かずにはいられない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さまの作品は基本的に大好きで、購入していなかった拙作を試し読みしまして、すぐに購入ボタンを押しておりました。
このたびあわまりにも感極まって、初めてレビューを書きます。
こんっっっなに素晴らしい作品とは。こんっっっっっっっなに涙を流す作品があるのかとは。心の底から思いました。書かずにはいられませんでした。
決して幸せになることはないのだろうと思い読み進めていましたが…それでも生きているうちに何かしらの救いはあるのか、と。でも、当たり前に救いはない。それでも彼女が生き続けるための希望はある。そう信じて読了しました。が、涙が止まらない。。。ほんとうに作者さまに伝えたいです。素晴らしい作品です。
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1件
2024年5月23日
心が締め付けられました。
亡き安倍晋三氏の暗殺した犯人を思い出しました。人生の歯車が狂ってしまうと 人は思っている人生を生きられなくなるんだと思いました。そして、それに 加担しているのは 哀しいかな、人である事が 見事に描かれた作品だったと思います。ジャケの二人は 安らかに眠れているでしょうか。どうか、どうか、今度 彼らが 目を覚ましたら、二人で 同じ時間を 安らかに過ごせますように。

シーモアの担当様へ。

この作品は 間違っても ラブコメではありません。読者の方が 誤解されませんよう 訂正をお願い致します。
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4件
2022年7月26日

最新のレビュー

考えがまとまらない
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ けど、読みっぱなしに出来ないほど色々な思いが涌き出てくる感じ。
よくぞこのテーマを、この話を1巻にまとめたという驚きと、ラブコメという言葉に釣られて気楽に読み始めたときの温度差に戸惑っている。他の方も書いていますが、この話を読んで誰がラブコメだと思うのでしょうか。
こんなに純粋で真剣に愛情を交わした2人のどこにコメディ要素があるんだ…。

それは置いといて、複雑な気持ちになるのは佑が明日も生きたいと願うことが出来たときに訪れた死刑執行の日。共に生きることは出来なくとも、今まで他人との関わりを絶ってきた2人が、週にたった30分の会話を楽しみにするようになり、自分の過去と向き合う勇気を持てた矢先の永遠の別れに欲深な私はどうしても複雑な思いが残る。
佑との約束を守るために樹里が自 殺を図ることも、母親を殺そうとすることももう無いだろうけど、佑は本当に晴れやかな気持ちで逝けたのだろうか…とつい思ってしまう。
死ぬ前に愛を知ることが出来て良かったのか、未練が残るような最期を迎えて不幸なのか、私には分からないし、この先もふとしたときに考えるだろうなと思う。
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2件
2025年5月19日

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