世界や国の行く末を左右するほどの力を持っている主人公を嵌めるなり、力を奪うなりして、悪いヤツが取って代わる…っていうストーリー展開は、それこそ山のようにありますが、この作品は、嵌めた方がヒロインの処刑前夜に、当人に「実は、あんたが本物だった
のよ。」と、ネタバレしているところが面白いな!と思いました。世界を救う力を持っている本物を、わざわざ消した女の思惑は?正体は?断頭台の露と消えた直後に巻き戻ったヒロインの今後は?1巻では、ヒロインが断頭台送りにされるまでの悲惨な過去が延々と述べられていて、「これで1巻終わったら目も当てられない散財だったな…。」と不安になりましたが、最後の方で巻き戻った後のやり直しが入っていて、少し救われました。よくある設定で、この先「よくある結末」で終わらない事を願ってしまう、、今後に、乞うご期待の作品ですね。
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