エルフ転生からのチート建国記（コミック） 分冊版 9巻

作者は悪名高い彼ですかそうですか

一見すると可愛いヒロインとか前世の記憶と能力の限定使用とかまあ話として面白そうな要素は満たしているのだけれど
全体的に作者の意思やエゴが見られないんだよね
他の作品もだけど流行り物を捕食して合成しただけだからキャラが台本を読んで演じる役者でしかなく命の輝きが無い

まあ抽象的な批判も何だし具体例を出してくと
まずタイトルにあるチート建国記だけど前世から続いている本人の努力の結果の力はチートとは言わないし建国までならその通りなんだけど記は要らなかっただろ
自分の作品なのに自分で内容を理解してないのがまず分かる
次にキャラなんだが相変わらず上品なキャラばかりで面白みが無い
味方は真面目とか従順で優しくすればすぐに落ちる弱みのある信者属性ばかり
敵はいつものゲスや無能なテンプレばかり
そんなだから戦闘は盤上の駒の如く敵の兵士は簡単に死んでいく所謂まる将
命が軽過ぎて何の感慨も湧かない
作画の問題もあるけど原作がそもそもこんなだから登場キャラの名前すら中々頭に残らないほどキャラの影が薄い
んで、そんなだから人気が出るわけもなく表紙やタイトルに釣られた人がリタイアしていくといつもの打ち切り
たぶん本人は何故毎回こうなるか理解もしてなければ逆にアンチが騒ぐから人気が出ないとさえ思ってそう

ちなみに長く続く作品はエロを前面に出した系の話ばかり
内容より絵が目的なやつなのに売れたからとアニメ化までしたせいで逆に悪名が知れ渡る結果になった
本人的にはアニメ化するほど出来が良かったと勘違いしてそう
キャラが死んでるから毎回シリアスっぽい話しにしかならない欠点を克服しないともうヒットはしないだろうね
まあそのためには自分だけのオリジナルを作り出せるかどうかが必要なんだけど
いっそ官能小説家になった方がマッチしそうではある

話が脱線したけどこの作品の評価としては１だね
アンチだからでは無く全てを投げ出したあの最後が気に食わないから
作ったキャラに愛着が少しでもあるならあんなラストは無い
飽きたらポイとか流行らなかったらポイする作者の作品を読む読者の気持ちを理解しろと言う意味で１