一巻の表紙が気になり何気なく読んでみたが最後、その不思議な魅力にハマり、新刊が出るたびに即買いしております。この作品の魅力は島崎の存在の異様さ、危うさ、不確かさ。そこにいるのに、いないような。そんな不思議な感覚。戦うこと、生き延びること以外
は赤ん坊のように何も知らない純粋な島崎。それ故に、善人か悪人かという区別が通用しない存在です。この先どう展開していくのか、全く読めません。平和な日常が次の瞬間殺し合いになるような血生臭いストーリーにこんなことを願うのは無茶かもしれませんが、島崎が穏やかで優しい人生を送れますように。
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