天官賜福（7）【タテヨミ】

アニメ→漫画→原作小説と久しぶりにハマった物語です。
漫画を探した際にまずジャンルのBLとは何ぞや？でした。笑　どうりで登場人物皆美男だと思った✨まるで問題ないし、かえって純粋、むしろ眼福✨
アニメと漫画の作画はタイプが全然違うけどどちらも綺麗で素晴らしい。人物も背景も丁寧で作品への愛情が感じられます。特に三郎はどれも甲乙つけ難くそれぞれ素晴らしい！目の保養✨アニメ版の声が加わった三郎はもはや無敵ですね。
アニメではストーリー上違和感はないがテレビ向けに変えられたシーンが割とあるので、漫画版の方がより原作寄りかなと思います。ただ、アニメだとより感情表現がリアルで声優さんも良くてこちらも見逃せないし、音楽もまた素晴らしいので、繰り返し見たくてBlu-rayも買いました。結局のところ原作小説はもちろん、漫画もアニメもそれぞれ大いに楽しめます。
漫画もアニメも完成度が高く本当に素晴らしいのでこのままずっと原作を追って制作していただきたいです！絶対ついていきますので！

登場人物がそれぞれ個性豊かで魅力的です。中でもやっぱり謝憐と三郎は当然ながら特別です。好きすぎて二人を見ていると元気が出るし微笑ましいし癒され心温まります。二人はお互い尊重し合っていて絶対喧嘩しないところが安心できるし、ほんとに可愛い二人だなって思う。三郎は謝憐以外には基本興味がないし容赦がないように、はっきりとした性格が清々しい。
また、それぞれの武器や法宝も魅力的ですね。特に湾刀厄命、めちゃくちゃ強くてかっこいいんだけど可愛すぎます。謝憐と初めましてのシーンがお気に入りです。三郎とまるで親子みたいなやりとりをしてるのが面白いです。もう、本当に、あげたらキリがないほど見所がありすぎて困ります。笑

天界・鬼界・人界それぞれの舞台に様々な展開が巻き起こり、その全てが繋がっているので、かなりきめ細やかに精巧に作られていると思います。繰り返して読むと新しい発見があったり、あの時はこういう事だったのかと改めて理解することも多いので、私は一度ではなく何度も読み返してしまっております。
できることなら永遠に終わらないでほしい、ずっと続いてほしい作品です！

どうも、小説から沼った勢です。
普段は小説の漫画化・アニメ化は話が端折られたり絵が好みじゃなかったりで避けているのですが、天官賜福日本語版小説は挿絵がなく、表紙以外から絵として作品の世界観を捉える事ができないことを非常に残念に思っていた中、作品にマッチしまくりな、作画のクォリティがハチャメチャに高い漫画版の配信を知り大興奮でとびつきました！（アニメは上記理由で未履修）


数々の名場面が色鮮やかに再現されていてひたすら感激っっ！！！！
フルカラーでこのクォリティでこの値段で読めていいの…？ちゃんと作者に対価行ってる…？って心配になるくらい良い。
絵が美麗すぎて不細工設定のキャラですら美しくて全体的に顔面偏差値が高すぎる！（笑）


難点をいえば、小説やアニメ履修済みじゃないと世界観が奥深すぎて話の流れが汲み取れないかも。
アニメだけ履修済みだと、どうやら話の流れが小説沿いなので少し違和感かも。
小説のみ履修済みだと、話が端折られている部分や翻訳がイマイチなところがあるので歯がゆいかも。

あと、マイナス評価つけてる方は私も今までがそうだったので原作が大大大好きだからこそ「これじゃない感」を感じて悲しくなるのはすーっごくわかるのですが、尺の問題もあるし、どうしても他者の感性が入るので二次作品に原作同等の表現力を求めないほうが心が穏やかにいられますよ。
そもそも墨香銅臭先生の文才が神すぎるので事細かに他の媒体に落とし込むのが特に難しい作品ではなかろうか…。
話の展開は小説がぶっちぎり一番なのでひとまず置いといて、漫画ならば造形や色彩、アニメなら声色や挿入歌など自分の中で原作のイメージを豊かにする一つの要素として取り込んで楽しむのが吉かと。

そんな訳で、個人的にオススメなこの漫画の読み方は、「小説を読んでから挿絵として補完するつもりで漫画を読む」です！！

まじで！！小説が良すぎるので！！(日本語版はまだ未完ですが)全人類読んで！！なんなら同作者の「魔道祖師」(こっちは完結済み)も読んで！！！！！！