原作は未読ですが、かなり長編のようですね。ヒロインは嫁ぎ先の伯爵家の問題を次々と解決して、どちらが実の子か分からない程家族の信頼を得ていきます。ヒロインは美しく商才もあり剣の腕も立ち公平で勇敢、ヒーローに求める要素が全て揃っています。序盤、
このままヒーローが居なくても成立するんじゃないかと思わせます。
ヒーローは嫌がらせと言うよりヒロインに一目惚れです。自分でその感情が分からないまま、無意識にヒロインを引き止めようと賭けを持ち出したと思います。嫌な記憶の中の毒婦とヒロインが本当にダブるなら、触るのも嫌じゃないのかと思うからです。優しく出来なかったのは彼女に触れたかもしれない過去の男への嫉妬…と解釈しました。でもヒーローの気持ちがどうあれヒロインを傷付けた事に間違いないので、ずっと悔めばいいと思います。
ヒロインはヒーローを嫌いになれません。周囲から頼られっぱなしのヒロインには、自分より強くて意外と頼りがいがあるヒーローの存在は新鮮だし、良くも悪くも女性に期待していないので取り繕う必要もありません。
8年前、結婚式の日に2人が顔合わせをしていたなら、普通にお互い惹かれあった夫婦になれたと思います。
この先子供が出来るのか?出来なくても夫婦でやっていくのか?2人の気持ちは通じ合うのか?楽しみです。
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