このレビューはネタバレを含みます▼
絵は素晴らしく文句の付け所なしです!美しい…
10巻まで読んだら止まらなくなり一気に最新刊まで即購入。自らのセクシャリティに対する悩み、一瞬で崩れる関係に傷つき、見ていて心が痛くなるような…さらには親との息が詰まるような関係。初めは主人公の蒼空と同じ部活仲間であり蒼空が憧れる天輝の物語かと思えば、天輝の友人・桐斗との駆け引きの物語。二面性のある桐斗が主人公の秘密を握ったのをきっかけに蒼空と接近していき、それにツンが強めな主人公が少しずつ歩み寄る?部分ににまにましてます!そして何より、桐斗が蒼空に対する感情の変化に戸惑いつつも確実に執着を見せ始めているところが堪りません!!蒼空と桐斗、互いに苦しさや寂しさを抱えたまま抜け出せなくなった中で、何となくお互いが必要な相手になりつつある部分とか。心が揺れ動く部分がじっくり描かれている分、物語の進みはスローペースかもしれません。が、その過程を楽しみたい私には刺さった作品です! 今のところ、えちシーンはありません!けれど、それも良い。えちがなくたって良い!ゆっくりいこう!
さらに、蒼空が今もなお抱えるトラウマの原因でもある賢人は、今は蒼空に対して何を思っているのか…
桐斗の父親は再婚相手をとっかえひっかえしているけれど、桐斗のことをどう思っているのか…気になる部分はつきません!そして、継母の何と意地悪なこと…
どんな結末になるのか不安ではありますが、蒼空と桐斗には一緒に幸せになってほしい!何のしがらみもなく、ただお互い側にいて、ほっとする、そんなハッピーエンドをお待ちしてます!