絵本作家の藤咲41歳と、アシスタントの立花27歳、高校生の甥っ子17歳の話。高乃トキさんの「不機嫌なDOU DOU」は私の大好きな作品で、今まで読んできたBL作品の中でも飛び抜けて好きで、それは好きなものを好きと言う大切さを教えてくれたこと
と、登場人物達のあまりの愛おしさに心惹かれまくりで。そんな高乃さんの新作ということで、もちろん大好きフィルターがかかって読んでるし、絶対星は5をつけたいという気持ちはある。でも、それがなくても星は5だったな…と読み終わって思った。題名通り、年も性格も才能も違う3人がそれぞれ成長していく話で。何かキュンキュンする出来事が起こるわけではないけど、じわじわと彼らの人生を味わい、そして妹ちゃんの力強さにグランマンマーレのような偉大さを感じ、そして立花君の年下ワンコが案外ガタイ良くてドキドキし、読み終わって目の前が開けて心が解放される感じになる。いくつでも歳関係なく、悩むし迷うし見失うし、でも大事なのはやっぱり自分が好きなことであり。自分の中の好きから目をそらしちゃダメだ…うう、言ってて自分で耳が痛くて泣きたくなるが…うまく説明できなくてもどかしい。途中のジャンプは読んでて恥ずかしくなっちゃったな。
もっとみる▼