幼馴染のマフィア、梓豪(ズハオ)から婚約者と家族を奪われ、故郷と実家からも追放された睿(ルイ)が行き着いたのは、同じような境遇の負け犬たちが暮らすシェアハウスだった。
そこに暮らす住人たちはそれぞれ、情けなくも凄絶な過去とアクの強さ、そして個性的な「戦い方」を持っていた。
小さき者ならではの戦い方で公安も味方につけ、巨大な黒社会(=マフィア)に宣戦布告し、先制攻撃に成功する睿たち。
だが、血で繋がり、血を守り、血で血を洗い、激動の時代で成功してきたマフィアもまた一筋縄ではいかない。
一進一退の攻防の末、勝負を決めるのはやはり――――裏切りだった!
誰もが息を飲む衝撃のラスト。読みながら流れ出るのは汗か、それとも涙か!? 衝撃のフィナーレをご覧あれ!