不遇の運命を背負う聖女の果てに…
分析:まゆびー(シーモアスタッフ)
数百年に1度訪れるという国を襲う厄災に対して、聖女なる存在が国を救う。その名家の生まれで今代の聖女フィロメラは、代々王族と婚姻を結んできたこともあり、王国の第一王子とは婚約関係にあった。しかし、同世代に分家の血筋ながら、義妹のパトリシアが居ることが発覚。聖女としても優秀な彼女が迎えられてからは、フィロメラは「ニセモノ聖女」として揶揄されることになるが…。ラブロマンスジャンルでファンが多いMintoStudioがおくる星見うさぎ(ホシミウサギ)先生、桑乃あやせ(クワノアヤセ)先生の当該ジャンルで人気のあるコンビで描かれる異世界ラブロマンス。冒頭の凄惨なシーンから、タイトルの運命をくつがえすテーマをどのように回収するのか期待しかないオススメのファンタジー作品。