魔族の侵攻を止め千年に一度復活する邪神を封印するため、妹のフィオナや仲間とともにパーティを組んで旅をしていた魔術師のグレイ。
旅の最後で邪神との戦いになるが圧倒的な邪神の力の前に妹以外の仲間を失い、満身創痍となる。そこでフィオナは兄のグレイを守るため、最後の切り札である神剣を操り、自身の命を捧げて邪神の封印に成功する。
そして世界を救った英雄パーティの中でただひとり生き残ったグレイは、神聖皇国の皇帝として富や権力を手に入れるが、大切な仲間や唯一の家族である妹フィオナを失った悲しみから立ち直れずにあらゆる禁呪や魔術を使い邪神の力までも取り込んで、妹の蘇生を試みるが失敗し、後悔と絶望に苛まれる。
そんな時グレイに「大切な人を取り戻したいか」と問う声が聞こえ「栄光や自らの命、すべて捨ててでも愛する者たちを取り戻したい」と答えると、グレイは炎にのまれてしまう。
ふとグレイが目を覚ますと、過去に魔族の侵攻で消えたはずの故郷に戻っており、そこには元気な姿のフィオナがいて……!?
グレイに聞こえた謎の声の正体は?
邪神の眼を持ったまま過去に戻ったグレイが選ぶ道とは?
過去に戻り、仲間や妹を失う運命からグレイは逃れられるのか!?
王道の死に戻り冒険ファンタジー!