はっきり覚えてないけど、雑誌の試し読みか、無料で購入できる、いくつかの作品を少しずつ読めるお試しの雑誌かなんかでこの作品を知って、その時に気に入って調べたけどまだこの作品の購入自体ができなくて、それからけっこう日がたったので忘れてたんだけど
、今回新刊で見つけて購入しちゃいました。
すごい、良かったぁ。
沙羅は、初めて叶瑛から血を吸ったシーン以外はずっと、ちょっとワチャワチャ、可愛らしい感じなんだけど、半吸血鬼の沙羅よりも、人間なのに人間らしくないというか、本当に自分も含めた全てに無関心で興味が無い叶瑛が、沙羅と一緒に過ごすうちにだんだんと少しずつ表情が出てきて、無になってしまった心に色々な気持ちを経験していくのが、良かった。
沙羅に逢えたことで、叶瑛はやっと、沙羅のためにも自分自身を大切にしようとも考えてくれるようになったし、沙羅も叶瑛が大切だからこそ、自分の体質に対して葛藤する部分もあるけれど、何も無理することはない、自分そのままでいいんだと、お互いがお互いを無自覚に救いながら包み込んでいく感じが、愛だなぁと思った。
叶瑛も沙羅も、出逢う前は辛い思いをしてきたんだけれども、2人のやりとりは、話が進んでいくごとにどんどん可愛らしくなっていって、そこも楽しかった。
まだ、続きますよね?
いや、続けてください。
もっともっと叶瑛と沙羅を見たいです。
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