伴侶であるシャーロットの死によって、おかしくなってしまった皇帝。そんな皇帝のために、シュリエルはシャーロットの代用品を務めてきた。とことん彼女の真似をし、愛されようと努力してきた。それなのに、死んだはずのシャーロットが戻ってきたとたんに捨てられてしまう。5度の転生を繰り返しても、シュリエルが幸せになることはなかった。そしてシュリエルは、未練を捨てることにした。「もうこんな人生は送らない。これ以上彼にしがみついたりしない」皇帝の手からも、道具のように扱う家門からも逃げて、新しい人生を歩もう。シュリエルの6度目の人生が、今始まる。