武林五大世家の一つ、南宮世家の第二公子 「素輝」は兄「素凛」への嫉妬・家族との不和により15歳で家を出た。家を出てから出会った浪人のことを信頼していたが「血教」に捨てられ、そこで飲んだ血の霊薬で絶大な魔力を得た素輝は、異世界ガイアに落とされる。15年もの間、戦友アスミリオンと共に過ごした素輝だったが、アスミリオンの死をきっかけに中原に戻った。そこでは5年の時間しか経過しておらず、体の成長は止まったままだった。素輝は荒くれ者だった過去、兄と家族を傷つけてきたことを後悔し、純粋無垢な子供の姿で兄と家門を守り生きていくことを心に誓う。それを脅かそうものなら、殺人をも厭わない残酷さと凶暴さを隠しながら…。武林五大世家・血教・魔教が対立する激動の世界で、素輝と素凛、そして「南宮世家」の運命はいかに?