「その時が来たら、私が君を迎えに行くよ」――8歳のころ、禁じられていた森に足を踏み入れ呪われてしまったディーナ。呪いのせいで見目が変わったディーナを酷く嫌った父親は、ディーナを塔へ幽閉する。それから10年、18歳になったディーナは父親の命で評判の悪い伯爵の元へ嫁に出されることになる。「自分は呪われているのだから」と運命を受け入れ、伯爵と対面すると「悪魔祓いだ」とディーナは火を向けられてしまう。自分の人生はなんだったのかと思いを馳せ、死を覚悟したところ助けてくれたのは――?呪われた令嬢と茨の悪魔。命がけのラブサスペンス、ここに開幕。