電子コミック大賞2025
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOPBL(ボーイズラブ)マンガBL(ボーイズラブ)マンガ KADOKAWA B's-LOVEY COMICS サマー・ボーイ・ブルーサマー・ボーイ・ブルー【コミックシーモア限定版】
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サマー・ボーイ・ブルー【コミックシーモア限定版】

760pt/836円(税込)

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228pt/250円(税込)

作品内容

【コミックシーモア限定の描き下ろしマンガ&電子書籍版限定の描き下ろしマンガを収録!】

友達だったのを僕が壊したんだ──

性行為を親に目撃されてから
疎遠になってしまった潤とミチル。
彼らは偶然、17歳の春に再会する。

やっと忘れられそうだったのに……
必死で逃げるミチルを潤が
初体験の時と同じ台詞で呼び止める。

なし崩し的に関係を続けるミチルは
潤にどうしようもなく惹かれていった。
けれど環境の違いやトラウマから
胸がどんどん苦しくなっていく。

「僕はこれ以上 君の人生に踏み込んじゃいけない」

だからこれで最後とミチルが決めても
潤はもうミチルを離してはくれなかった──

持て余した思春期と、初恋の再燃と。
心の第二次性徴を描いた若葉色ボーイズラブ。

※本作品は配信中の『サマー・ボーイ・ブルー』#1~#5を加筆修正し収録したものです。ご購入の際は予めご了承ください。

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レビュー

サマー・ボーイ・ブルーのレビュー

平均評価:4.9 21件のレビューをみる

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高評価レビュー

予防線を張りながらも手繰り寄せる恋心
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて体を重ねる、不安と緊張と湿った熱さの大事な大事な場面…親に見つかり突然の別れを経験した苦く重い中学生時代。
好きな気持ちのまま、罪悪感を抱えたミチルと潤の物語。
好きだった絵を描くことも、進学も、潤への想いも、見えないようにそっと閉じ込めて重たい鎖で縛り付け、海の奥底に沈めたように見えた。その宝箱は痛々しくも呼吸をしていて、ブクブクと酸素と後悔を吐き出し浮上を夢見てる。
そんな中、偶然の再会でまた時が動き出す。
会うのを拒めないのは、まだ気持ちがあるから。記憶の中の君と目の前にいる少し大人になった君。どうしたって気持ちは止められないし、薄く射し込んだ光に希望を見てしまった宝箱を騙せない。
性別とか関係なく「生まれて初めて 人を好きになる」ことの尊さと儚い輝きを大切にして欲しいのに、偏見や理解の難しさ、まだ親元から巣立てない多感な時期の影響、自分たちの弱さと歯痒さもきっちり詰め込まれている。

背景も手書きで温かみがあり、短編映画のように何気ない日常をゆったりと背景やセリフに落とし込み、彼らを取り巻く環境や日々の積み重ねが丁寧に伝わってくる。
実家から通うつもりだった志望校の変更やミチルの予防線を張りながら手繰り寄せてしまう恋心、「明日にはまた会えなくなってるかもしんないだろ!」という悟り、台風の日でもドラッグストアに駆け込みむリアルさ、2人とも同じ痛みを抱えながら心も体も一途でいたこと、欲に溺れずお互いの道を切磋琢磨するところ…
全部好き。

琴子と神原さんのこと、琴子を憂う店長の眼差しと変化、潤母の不安定さと剥き出しで暴く弱さ、ミチル母の伸びやか育て方と考え方含めて、2人がどういう日常を過ごし自分たちなりの恋の紡ぎ方を見出していく感じが好き。宝箱はキラキラと輝いて未来地図を手にしたんだと思う。
いいね
5件
2025年7月20日
愛する才能
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ あろうことか…同性愛に理解のない母親に未成年同士のイチャイチャを見られ、好きなのに離れざるを得なくなった2人の再生物語。
人が人を好きになれる奇跡、誰かを愛せることの素晴らしさを、家族や友人との間に生じる葛藤と共に描いた名作なのではないかと思います。

ミチルや潤のように愛する能力のある人間が愛を止めた時、人は地獄を見るのかもしれない。
リアル世界を基準に考えて、国内人口1億2000万。その中でたった1人を見つけられるだけではなく、相思相愛である確率はどれほど奇跡的なことなのかわかるかい…そういったわけでどうか2人を見守ってあげて…と、何かといえば「わたしがいないと何もできないくせに!」と家庭内権力を振りかざす潤の母親につい懇願したくなる切ない展開が目白押しでした。
倫理観全無視で突っ走れなどと無茶を言うつもりはありません…けれども傷ついたミチルから一度も目を逸らさなかった潤を見てもなお2人の仲を引き裂こうとしたらどうしようかと思いましたが、そこはなんとかなりそうでホッとしました。
覚悟を決めた2人のエチはすごく尊いです。異物感で具合が悪くなるなんて正直なところを描いたら作品として盛り上がらないかもしれないのに、逆に一生懸命さが表れていてとてもよかった。2人の物語に忠実に、キラキラを盛らずに描き切った先生に敬意を表したい。
とりあえず潤のお母さんは、息子を信じて子離れすることから始めましょうか。←なんか違うレビューになってる

そしてボイコミのCVがえらいことになっています…
野島健児(潤)と河西健吾(ミチル)。確かに素敵な作品だけれども、やけに力が入っていませんか??
いいね
5件
2025年8月1日
初恋の人
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 多感で真っ直ぐな年ごろに衝撃的な現実を突き付けられたふたり。
柔らかな心にどれほどの傷を負ったのか…。
心無い言葉に晒され無力でどれほどの痛みがあったのか…。
潤とミチル。
そしてそれぞれの母の心の中も傷だらけになったことと思う。

ふたりの再会からのミチルの心を中心にお話は進みます。
ミチルの傷、ミチルの悲しみ、ミチルの後悔、ミチルの恋心。
とてもとても純粋だからこそ悲しく辛い。
そして一方的にミチルが攻められる様な形に潤の心も本当は壊れる一歩手前だったのではないでしょうか。
地元を離れることが出来たミチル、地元からも離れずに崩れそうな母を傍らに置き続けた潤。
その中で凛と立ち続け、ミチルの手を離さないことを決意した潤のかっこ良さよ。
惚れずにいられるかよ。
彼の必死さがかっこ悪ければ悪いほどに惚れる。

こんなにも初夜描写が愛らしく神聖にも感じられた作品は無かったかも。
艶とかそんなものはこのふたりの一生懸命さには適わない。
ただただ繋がり溶け合う2人の美しさよ。

電子版特典いいですね~。
どうか二人の行く末が幸多からんことを祈ります。

**187ページ**
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32件
2025年9月24日
思春期の苦さも煌めきも
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 触れ合いを見られてしまった中学生のミチルと潤。

自分の価値観で受け入れられないものを頭ごなしに否定するのは、その人を否定するのと同じ。
ミチルは同性が好きというだけで否定され、好きなものを好きと言えずに、諦めて生きてきた。
誰を好きになっていいはずなのに、子供にとって全否定されることはどれだけ苦しいだろう。
彼が高校に行っていない理由を想像すると切なくなる。

訪れた17歳の再会。
戸惑いながらも、潤の誠実で真っ直ぐな瞳に見つめられ、閉ざされたミチルの世界が徐々に広がっていく。
彼の塗りつぶされたキャンバスに徐々に色がついていく様子には、心から応援したくなった。
苦しくはあるが、思春期のきらめきも青く、眩しい。
これから2人は手を取り合い、どう大人になっていくのだろうか。

作者様が描きたいテーマに誠実に、丁寧に取り組んでいるのがわかり、大変好感が持てた。
本編はとても真面目だが、描き下ろしの潤の画伯ぶりにはクスッと笑ってしまった。
いいね
14件
2025年7月22日
ん〜〜甘酸っぱい!!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ pixivからすっとんで来て購入しちゃいました。男子高校生2人のかなり甘酸っぱい初恋blでとてもよかったです!blだけど雰囲気がなんだか昔の月9のドラマみたいにロマンチックで(アラサー)、ちょっと照れます☺️最後が結局遠恋なのね、、となるのも胸がギュッと締め付けられる切なさがありますが、2人が幸せならもうokです😭!
ただ、、えチチの供給が少ない...!!全体的にストーリーや2人が結びつくまでのテンポを大事にされているのか、えチの供給がかなり少ないですが、今か今かと待った後の嵐の日のアレはより濃厚に感じられてとーてもよかったです。遠恋後の2人のラブラブももっと見たかったですが...!小冊子とかでるといいな。どんな形でも続いて欲しいです!
久しぶりに質の良い素晴らしいblが読めて大満足でした。
いいね
0件
2025年8月13日

最新のレビュー

リアルな痛みを描いた作品
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 喫茶店で働く少年・ミチルは、中学生のときの初恋の相手・潤と再会する。二人はかつて結ばれかけたものの、触れ合うところを潤の母親に見とがめられて以来、疎遠になっていた。昔と変わらぬ態度で接してくる潤だが、ミチルは過去を引きずり、一歩踏み出すことに臆病になってしまう……。という話。

近年、BL作品ではメインのカップルを描くだけでなく、彼ら以外のクィアを登場させるなどして、マイノリティと社会との関係を解像度高く描くものが増えているなと感じています。『サマー・ボーイ・ブルー』も、その系譜に位置する作品として受け止めました。
本作では、若者たちを取り巻く大人の描き方がとくに印象的でした。潤の母親は、息子の性的指向を知った混乱から、ミチルの母に残酷な言葉を浴びせたうえ、現在においても潤のすべてを受け入れられてはいない人物です。他の大人たちも、できすぎた善人ではなく、子供との距離にとまどうこともある未熟なひとりの人間として描かれています。そのあたりのリアルさはやるせない気持ちにもなりますが、自分たちの人生を生き始める潤とミチルの姿がひときわ胸を打ちます。
ところどころユーモラスでかわいらしい場面もあり、爽やかな気分で読み終えることのできる素敵な作品でした。結ばれたあとのふたりがもっと見たい、という気分になるので、シーモア版の特典は嬉しかったです。
いいね
0件
2025年10月16日

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