※本作品は同人誌として発行された物と同じ内容です※
何不自由のない生活を送っていた、渡辺一家。
だがその平穏は、ある“接待”の申し出によって静かに揺らぎ始める――。
現れたのは、誰も逆らえない影響力を持つ初老の男。
その男は、優しげな人妻・優子を見てうっすらと笑うと、こう告げた。
「奥さんにも、ぜひ協力していただきたい」
夫と子を守るため。
家庭を壊さないため。
優子は“妻として”“母として”、心をコロして男の欲望に応じることを決意する。
しかしその夜、初めて感じた“男の逞しさ”が、
優子の奥深くに眠っていた本能をゆっくりと目覚めさせていく。
やがて、演技だったはずの声に混じる本気の喘ぎ。
抑えきれない吐息は、壁の向こうで待つ夫の耳にまで届きはじめる――
母は家族を守るために。 ~街で見かけた奥さんが綺麗だったので『お願い』して接待してもらいました~(1)