“心読み”の能力を持つ侯爵令嬢・オティリエは、 “魅了”の力を操る姉・イアマに、幼い頃から虐げられてきた。
ある日、ひょんなことから王宮の舞踏会に出席することに。
心が読める彼女を気味悪がる人々の中で、オティリエに届いたのは王太子ヴァーリックの心の声だった。
【心の声が読めるのか……すごくいい】
初めて自分を肯定してくれる存在に出会い、さらに王太子の補佐官に任命されたオティリエ。
忙しいながらも、充実した日々の中で少しずつ自信を取り戻していく。
だがそんな彼女に、ヴァーリックは上司というより――恋する男の顔で甘く迫ってきて……!?
一方、それを妬んだイアマは妹を引きずり落とそうと暗躍を始め――…。
(この作品は電子コミック誌Berry’s Fantasy Vol.70に収録しております。重複購入にご注意ください)