久しぶりに読み、ますむらひろし氏の原点にふれました。
宮沢賢治の作品を猫化した人物で表現する…。
作品発表の前後は定かではありませんが、アタゴールシリーズの原点は、宮沢賢治をこよなく愛した、ますむらひろし氏があればこそのオリジナルへ
の大成なのだと私はおもいます。
人を猫にデフォルメしたら、こうなり、リアルな猫を人にデフォルメしたらこうなる…という、正論とも矛盾とも思える理屈がループする、ますむらひろしワールドの原点です。
そして、宮沢賢治文学作品を知らない人でも楽しんで読めるのではないでしょうか?
初期には、児童文学の挿絵などを画かれていた、ますむらひろし氏を30年以上も追い掛けている私からのオススメです。
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