タイトルからして好き。
表紙絵も扉絵もすごく好きです。
明治先生の醸す不思議で不気味なエロ臭が、強く誘ってきます。
5つのお話を収録している短編集です。
しかも後書きがマンガで10ページもついています。
とても古いお話も入っていて
、明治ファンとして外せない一冊です。
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3作品がオジ攻めです。
ぬっちょりとしたキモい寸前のオジですが、読んでみると不思議とカワイイおじさんたちでした。
1作品は同級生。
あと1作品がオジ受け?年下受け?
判定をはっきりと出せない設定のお話です。
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どれも好みのお話でしたが、「光る道」が1番好きです。
何と作者さまはこのお話を描いた記憶がほとんど無いんだそうです。
切羽詰まって描いたとかで、そういう時にご自分の本質が色濃く出たとしたなら、明治先生に強く惹かれてしまう理由が納得できるんですが。
この「光る道」は地雷と仰るレビュアーさんもいらっしゃるくらいなので、救いを見出せないかも知れません。
しかしこの「かも知れない」ところにこそ明治カナ子作品の愛すべき趣きを感じてしまいます。
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修正は大きな白ボカシ。
下着の下の膨らみまでしっかりボカしてくれちゃっています。残念。
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