「明日屋商い繁盛」から作者さまのつくる作品に夢中です。どこかカクカクしたような動きも、ガラス玉のような目も、なんとも妖しい雰囲気、この画風だからこそ、より、ストーリーも味わい深く感じますし、クセになりそう。 短編ではあるのですが、ひとつひと
つの内容が設定などもしっかりしていますし、1冊読み終える頃には、5冊分一気読みしたくらいの心地よい疲労感。 ひとつの物語があったとして、その一番鮮烈な部分を切り取ったような印象ですが、短いながらも深く心に残ります。 短編が9話、連作もあるので7つのお話があります。最後に収録の「楽しい俳句一、二」の続きの 三、四が、「明日屋商い繁盛」の一巻に収録されています。
2009年11月24日 第一刷発行/全196頁(ギャンブラー大竹、シュミジエ、極東追憶博物館、役に立たない人、恋蜘蛛、ウルトラマリンブルーシティ、アクアマリンブルーウォーター、他楽しい俳句一、二)
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