ネタバレ・感想あり極東追憶博物館のレビュー

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やっぱり好き。余韻で生きれる。
2024年12月24日
淡々と進む物語たち。その一つ一つが心の何処かをギュッと掴んで離しません。『役に立たない人』Nさんの控え目で優しい心と、キノドクなヒトを回想する主人公の眼差し。本質を捉えて織り込むARUKU先生の手腕がキラリ。順番違っちゃいましたが俳句の二人にもまた会えて嬉しい。
日常なんだけど狂気
2024年3月6日
ARUKU先生の初期短編集。
1編1編、どれも1冊の単行本にできそうな、濃密な物語。
それをぎゅっと短編に圧縮し、詰め込んでいる感じ。
しかもすべてテイストが違う。すごい豪華なネタでアラカルトを頂いたような満腹感…。

ここまでバラエティ豊かに、誰も見たことのない地平線で次々と物語を紡ぎだすARUKU先生って、やっぱり尋常じゃないなとちょっと思いました(褒めてます)。
ギャンブラー大竹、すごく好きだったな。

こちらの作品は明るい作品が多いです。独特の癖のある言い回しも控えめで読みやすい。
かなり昔の作品ですが、全く古さを感じない。
密度の濃い、ARUKU成分が凝縮されたような短編集でした。
ファンタジーBLの宝石箱やー!!
2024年2月18日
もう、胸キュンキュンな短編がいっぱい集まった宝玉箱のような本です。そしてその何れもが珠玉!ARUKU 先生はほんとBL界の錬金術師です。ずいぶん前の作品集なのですが、全く古さを感じさせません!超絶オススメ!!
どれもすばらしい
ネタバレ
2023年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編集です。どのお話も、えーここで終わりなの、もっと読みたい‼と思うお話でした。ARUKU先生のお話はどれもその先が知りたくなる、私の妄想を掻き立てる作品ばかりです。この本の中では、特に表題の「極東追憶博物館」「役に立たない人」「恋蜘蛛」が好きです。
『明日屋商い繁盛』1巻へと続く
2023年10月23日
7話の短編集。
最後の俳句の話がどこかで読んだよなぁと思って探したら、『明日屋〜』1巻の終盤へとお話が続いていて、思い出したの含めてスッキリ。

短編集なのでもうちょっと読みたい!という終わり方の話もあるが、度肝を抜かれるアイデアの数々と何と言ってもこれ最早小説ですよね……?というくらいのストーリー創りの巧みさに驚く。

絵は10年前の初期なので、今と違って少し違和感あるかもしれないけど、ストーリーは変わらず作家さんの独創性の煌めき方はとんでもない。ぎゅうぎゅうにこれでもか!ってくらいARUKU節が詰まっている。

作家さんファンなら絶対買いだし、個人的に村上春樹が好きな人もハマるのでは?と勝手に何となく感じます。
短編集
2023年4月17日
短編集です。
不思議な、そして物悲しい、そして…そして…
ARUKU先生ワールドです!
大好きです!!!!
切なさや笑いが何ともクセになる!
短編集~♪
2023年4月15日
ARUKU先生の短編集~♪切ないのやら、不思議なの、楽しいの等、色々詰まってお得でした!どの短編も続きが欲しくなるというプチ拷問付きですが...
すっとこころの隙間に入り込むような…
2022年12月25日
大人の恋愛ファンタジーなのかも知れません。日の当たらない場所で真面目に生きている人を描くARUKU先生が好きです。表題作と「役に立たない人」「ウルトラマリンブルーシティ」「ウルトラマリンブルーウォーター」に特に惹かれました。こころに響く読み応えの素敵な短編集です。
良かった
2022年9月14日
いろんな話が入ってましたが、どの話も切なかったり、色んな感情で心が一杯になりました。どれも短編なのがもったいないです。
どれも
2022年4月24日
もう少し先が見たいです。人魚が長生きするといいな。俳句の先生とどうにかなれないかな。短いけれど、たくさん詰まっていて充実感がありました。
短編集、どれもすき
2022年2月13日
この先生はハマりますね。たいがい切ないお話が多めです。短編集でどれもいいんだけど、表題作が一番好きでした、ハピエンだったのでまたまたキュン!あと俳句のお話が珍しく明るいお話でこれもお気に入りです!
物語がぎっしり
2021年9月14日
短編集ですがお話がよく出来ていて、ちょっと切なかったり、クスッと笑えたり…色々な感情を揺さぶられます。ARUKU先生の初期の頃の作品は特に顔がでかくて目がビー玉で動きがおかしいんだけど、それも味というか不思議な世界で気にならなくなるパワーがあると思ってます。それと、最近の受はかわいらしい事が多いんだけど、こちらはしっかり男性なのがより良いです。
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読み応えたっぷり
2021年1月26日
ARUKU先生らしい読後感が残る素敵な短編集でした。どの話も、あともう少し!というところで終わるので、続きを想像力で補うしかないのですが、そこが先生の作品の醍醐味かなと。最近の先生の作品の受けは女の子っぽい乙女ちゃんタイプが多い気がしたんですが、こちらのお話はどちらかというと男らしいタイプが多くて意外でした。みんな心が綺麗で可愛いんですけどね。
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とても好きです
ネタバレ
2020年9月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ARUKU先生のコミックスは3冊目なのですが、バラエティーに富んだ短編集でした。「ギャンブラー大竹」これだけで1冊読みたくなります。明るい余韻を残す作品。「シュミジュ」人間の中身に興味のないシャツ職人クロードの価値観をひっくり返した出来事。「極東追憶博物館」美しい手に魅了されたグレゴリーと女性に間違えられたヤスオの恋物語。「役に立たない人」孤独なNとNに惹かれていく男のお話。「恋蜘蛛」同級生だった軍人に囲われるもプラトニックな関係の2人。「ウルトラマリンブルーシティー」「アクアマリンブルーウォーター」お宝を返してほしいとつきまとう人魚。「楽しい俳句教室ー春麗ら」「楽しい俳句教室ー夏来る」ノンケ同士で恋愛未満。ARUKU先生の作品集、とてもよかったです。どれも続きが読みたいけれど、希望の見えるラストでした。時折受け止めにくい表現もありますが、独特の世界観を表すピースになっていて、心理描写が細やかなので自然とストーリーに入り込めます。ノスタルジックであったり、奇想天外であったり、切なかったり、さみしかったり、コミカルだったり、読後感はよくて、全部のお話が心に響いて好きです。2009年11月 総196ページ 修正=見えない構図。
ARUKUさんの作品が大好きです。
2019年9月9日
心温まるような作品からちょっと切なくなる作品が入っていてとても読み応えありました。
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よき!
2019年4月21日
すごいおもしろい!とても話の内容が濃いのですごくおすすめです!
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作者買い
2018年12月30日
物悲しさや不憫な感じARUKU先生ののエッセンスが詰まった短編集。
いろいろの世界
2018年9月28日
「明日屋商い繁盛」から作者さまのつくる作品に夢中です。どこかカクカクしたような動きも、ガラス玉のような目も、なんとも妖しい雰囲気、この画風だからこそ、より、ストーリーも味わい深く感じますし、クセになりそう。 短編ではあるのですが、ひとつひとつの内容が設定などもしっかりしていますし、1冊読み終える頃には、5冊分一気読みしたくらいの心地よい疲労感。 ひとつの物語があったとして、その一番鮮烈な部分を切り取ったような印象ですが、短いながらも深く心に残ります。 短編が9話、連作もあるので7つのお話があります。最後に収録の「楽しい俳句一、二」の続きの 三、四が、「明日屋商い繁盛」の一巻に収録されています。
2009年11月24日 第一刷発行/全196頁(ギャンブラー大竹、シュミジエ、極東追憶博物館、役に立たない人、恋蜘蛛、ウルトラマリンブルーシティ、アクアマリンブルーウォーター、他楽しい俳句一、二)
そんなに好きになれる!?
2015年4月18日
すごい設定なうえに、そんなに好きになれるかって事が!!電車に乗って2人で消えてしまってください。って逃がしてやったくらいの気持ちで読みましたw
短いけど読みごたえあり!
2014年11月12日
7つの作品が入った短編集ですが、一つ一つ読みごたえがあります。表題作は映画のような作品でした。どの話もしっかりと描かれているため、とても面白かったです。読後に何とも言えない心情になるため、良い本に出会えたと思います。中でも恋蜘蛛と人魚の話が好きでした。
短編集
2024年12月15日
6作品からなる短編集。どの作品もよかったですが特に表題作「極東追憶博物館」と「恋蜘蛛」が好きです。どちらももっと長い物語で読みたかった。
短編集
2021年5月26日
短編集でよく、ここまでのお話を作り上げるなあ。と感動します。どの作品も続きが読みたい、もっと沢山読みたいと思わせてくれるかんじでした。
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作者買い
2020年9月26日
短編集ですがどの作品も面白くてもう少し読みたくなる感じです。独特の世界観が良いです。
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ソフトなかんじで。
2020年9月18日
アルク先生の作品は、やっぱり独特な世界で(絵が独特なのもある)、この本は短編集なので、ソフトでさっぱりしてますが、やっぱり心に残るお話ばかりです。
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ARUKUさん節が
ネタバレ
2020年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 炸裂です。短編集ですが、どれもよくこんな話を思い付くなぁという感じがします。もう少し長く読みたいと思うお話もありますが、全体として楽しい短編集だと思います。俳句のお話の続編が「明日屋」の一巻後ろに入ってます。明日屋に入っている話を先に読んだのですが、そちらだけでも話は通じます。短編集に俳句の先生との出会いが入っているとは。
作者様買いです
2020年5月17日
短編集です。どの作品も、余韻を残す、読み手にその後の想像の楽しみを与えてくれるお話でした。
短編集
2019年10月23日
作者買い❤️相変わらず短編集でも読みごたえあります‼️星4か、5で悩んだんですが短編なので内容によっては今後どうなるの?もうちょっと先がみたいって続きが気になるのもあり4にしました。
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ARUKUレベル高め
ネタバレ
2019年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ギャンブラー大竹」これ好きだわ。チンピラに片足突っ込んだような奴なのに純情のギャップ!全部お見通しなお相手もいい!ちょっと西田ヒガシさんみある。
表題作はひえーーってシーンもあるけどロマンチック!?
「役に立たない人」はなんでこんな設定思いつくの???っていう…残酷な視点がこれぞARUKUって感じです。
短編集
2019年4月19日
独特の感じでまとめられた短編集です。引き込まれて面白かったですが、どの作品も1冊まるまるで読んでみたいと思うほど良かったです。
少し素敵
2018年7月15日
短編なのでサラリと読んで欲しいかも。SF風味の作品は少し背景が分かりづらいですが深く考えずよむとよいかと。個人的に、人魚の話は、動物好きなので一部ダメでしたのでマイナス1。直接的表現はありませんが。
不思議
2014年5月25日
なんともレビューしにくい短編集です…普通、とか、王道では全くなく、恋愛話も、その成就までを描くのが普通ならば、この作品では例えば恋がはじまったところ、心臓がドキンと動いたところを切り取って終わり、だったりします。えっ?終わり?もうちょっと読みたかった!ってとこで切れてるんですが、不思議とそれはそれで良いような気もしてしまう。
でも、人魚の話はまだ先があったんじゃないかなぁ〜ハラハラしたまま終わってしまって少し消化不良です。一冊で読みたかったけどBLじゃなくてもいいかも。ほとんどHなシーンはないけど唯一あった「役に立たない人」という話はかわいかったし、俳句の先生との話は続きがのってる作品があるらしいので楽しみです!
あ、手首を切ろうと流血したり、自分の肉を食べさせたり目玉を食べようとする描写が見られます。ちょっとでも苦手な方はご注意。
優しくhappyendな是非読んで欲しい作品集📚
2013年11月30日
全部で7作品収録されています。
画柄にクセがありデッサンが…は毎度のARUKU さんですが、こう云う寓話的な作品をとても上手くまとめあげられる、作家さんです。

『ギャンブラー大竹』と『楽しい俳句教室』以外は、時代背景や国はそれぞれですが、ストーリーはもとより、台詞回しやモノローグから、お伽噺か異国の民話のような肌触りを覚える、どこかロマンチックな短編集でした。

ですがそこはARUKU さん。どの話しも、何処かに結末に不安を覚えさせる(猿喰山~が脳裏を過り(´;ω;`)ウッ…)流れを入れますが、この作品集は悲壮な結末はむかえません(*゚∀゚人゚∀゚*)🎶

一番のお気に入りはやはり表題作の『極東追憶博物館』です。
舞台はどうやら、日本はただ敗戦しただけではなく、消滅…。そのバラレルな地球のロシアが舞台となっているようで、ファンタジーさがあります。

そんなウラジオストクで建築を学ぶ学生と、寂れた博物館で、符切りをする日本人青年のお話しです。
学生が立ち寄った博物館の切符切り日本人青年の手に一目惚れをし、切符を切るための小窓を通して愛を語る。しかし控え目で純粋な日本人青年は、自分の手を女性のモノだと勘違いされていたため語ることなく拒絶する。
一言、「男ですよ」と言えはすむ話ですが(´・ω・`;A)その一言が言えないのは、優しく大人しく臆病な性格もあるのでしょうが、囁かれることに胸を熱くし始めた“好意”を終らせたくなかったからでしょう。

ラスト、故郷に帰る学生は最後に一目会いたいと、戻る列車と時刻を小窓から伝えますが、純粋で優しい切符切りの青年は、そんな学生のためにその手を……。

始めにも書きましたが、お伽噺的な作品が多く、またページ数の都合もあったのでしょうが、幸せの結末は書ききらず、「そうして二人は幸せに暮らしました」と云うフレーズが頭に浮かぶラストです。それがこの作風には合っているように思います。


画柄に迷っている方は、この作品集はHシーンがメインなモノではないので、先ずは表題作をバラ買いしてみてはどうでしょうか(*'∀'*)💗

ARUKUさん作品を初読みの方にちょうど良い作品集だとも思います😊
短編集
2022年10月30日
普段、短編集はあまり読まないのですが、作家さんの作品が大好きなので気になって購入。かなり前の作品ですが独特な世界観はすでに確立されていてとても良かったです。短編なのでお話のその先が気になるところですが、そこは読者に想像させる余白を残すところが作者さんらしくて癖になります。
作者買いです
2019年10月2日
作者買いです。人魚の話が好きなんですが、もうちょっと欲しい感じなんです…なんでだろうと思ってます。
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ファンタジーとしては
2014年11月8日
いいけど、恋愛ものとしては、中途半端なもの、いきなりなものがあり、
短編集ということもあるけど、
この作家さんの本はだいたいそんな感じかも。
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