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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島
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投稿レビュー
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【改訂版】LUNA SEA COMPLETE WORKS PERFECT DISCOGRAPHY 30TH ANNIVERSARY
出会いは中学時代だったにも拘わらず…!



2026年4月5日90年代後半、自分の中学生時代はV系バンドの全盛期でした。男子はX JAPANやLUNA SEA、女子はGLAYやL'Arc-en-Cielにハマっている子たちが多かった印象。
当時の男友達も漏れなくX JAPANとLUNA SEAに傾倒しており(ドラマー志望だった)、毎日のように話を聞かされておりました。けれどその頃某男性アイドルグループに夢中になっていた私、あーハイハイと適当にいなしており、結局のところは一回りも年上の(見た目が少し怖い)このお兄様方に興味を持つことはありませんでした。
しかしその数十年後、もっと真面目に話を聞いていたらと後悔する日が来るとは。今頃になってすっかりハマってしまいました。恐るべきバンドLUNA SEA…!
2月にドラマー・真矢さんが亡くなられ、その明るく気さくなお人柄は以前から存じ上げていたので、オススメされていた曲を追悼の気持ちで聴いてみたところ…。あれよあれよという間に虜に。
25年夏には某有名ファーストフードチェーンのCMで彼らの楽曲・ROSIER(の替え歌)が使用され話題になったようですね。30年以上前の曲なのにすごい!しかもカッコいい…。
個人的にはこのROSIERが収録されているアルバム「MOTHER」と、その次にリリースされた「STYLE」がすごく好き。「STYLE」収録曲はヴォーカル・RYUICHIさんの声と歌い方がよりセクシーになったと私は感じます。そしてV系随一といわれる歌唱力はやはり圧巻。
また、それと同時期(95~96年頃)のRYUICHIさんのヘアスタイル・鋭さと妖艶さを併せ持つ容姿は本当に魅力的。まるで魔界のプリンスです(しかしながら翌97年の“河村隆一”名義のソロ時代はまさに黒→白というか、すっかり毒気が抜け白馬の王子様のような爽やか美青年に変貌で衝撃でした)。
とりわけヘアスタイルに関しては現在流行っているものとほぼ同様で、流行は巡るんだな~としみじみ。
ブーム全盛期から数十年経ちましたが、メンバーの皆様は若かりし頃の面影をしっかり残し、現在はめちゃくちゃイケオジになられています。
真矢さんのことは本当に残念ですし、RYUICHIさんもご病気を経て、お喉の調子にも波があるよう。
そんな中でも止まらず走り続けるLUNA SEA、本当に遅ればせながらですがSLAVEとなった私も絶賛応援中です。 -
待望の1巻!




2026年3月15日単話版からずっと追っており、丁度一年ほど前にそちら側でもレビューを書かせていただきました。
ですが、“あまりにも本格的な時代物・なのにしっかりBL”というこの作品を、未読の方々にぜひ知っていただきたく…。僭越ながら単行本側でもレビューを。
舞台は江戸時代、大名家から持ち去られた二振りの名刀。その行方をめぐり交錯する、実直な藩士と美しき介錯人の物語です。
私は“BLはファンタジー”という風に柔軟に考えることができない面倒な人間でして、どんな物語でも設定に矛盾や粗があると途端に冷めてしまうたちです。
ですがこの作品には、大袈裟じゃなくそういった粗が全く見当たらないんですよね。ここまで緻密に!と感嘆してしまうほど、とにかく素晴らしい。もう本当に語彙力がなくなって素晴らしいとしか言えなくなるのです。
長年時代物を描かれている作家様ということで、まず屋台骨となるストーリー構成は実に見事、文句の付けようがありません。時代劇に慣れ親しんでいる私は心が躍りました。
そして何より言いたいのはエグいほどの画力の高さ。単話版側でも同様のことを書いたので重複してしまうのですが、美麗の一言に尽きる。主役二人、とりわけ受けの和泉の妖艶さには鳥肌。特に表紙のような流し目が堪らない…。加えて少年時代の愛らしさも言葉になりません。
物語の展開は前述のように非常に本格的ですので、ともすれば時代物特有の言い回しや刀の部位の名称など、読みづらかったり難しく思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、美麗な作画をひたすら眺めるだけでも価値がある!と思えてしまうほど。
それともう一つ忘れてはいけない、主役二人以外にも男前のキャラたちがおりますよ。回想シーンでちらっと登場した和泉の兄・長門(やはり和泉によく似てる気がする)や、主役たちとは真反対のタイプの鎺龍之介も!
和泉の因縁の相手であるこの鎺とは、今後どのように相対することになるのか。目が離せない…。
だいぶこだわりが強い上ひねくれた自分でさえ、“これはすごい!”と素直に感じた作品。物語良し作画良し、気になった方はぜひお手に取ってみて下さい。心からオススメです。 -
うわぁ~好きすぎる😻




2025年10月20日ピックアップでたまたま表示され、お目にかかれたことに本当に感謝…!
“猫が社会進出して人間とともに働く世界”という、奇想天外な発想の作品です。
キュートな猫ちゃんたくさん!私の好みドンピシャじゃないか~。ピックアップよありがとう!と早速拝読。
オムニバス形式で進んでいくストーリー。表紙はもちろんなんですが、本編の作画も綺麗な上に洗練されていてものすごくオシャレ。そして猫ちゃんたちの表情豊かなこと…!
この作品では彼ら猫ちゃんたちは二足歩行で会話もします。しかも人間たちと同じように軽快に(?)仕事までこなすのです。
街の人混みの中、オフィスで働く人間の中、フツーに猫ちゃんが混じっているという珍妙さ。
どれも猫ちゃんまみれの可愛すぎるエピソードの中、私は“ジジ・ネコン”のシュールさに死ぬほど吹きました。それ以外のエピソードももれなく絶妙!作者様センスありすぎです😹
さらに、ただ面白いだけではなく結構深い。猫目線から世の中を俯瞰した台詞は何とも考えさせられます。また1話1話独立したエピソードになってはいるも、実は全て繋がっていたり。
こんなにツボな作品を今まで存じ上げなかったなんて損した気分😣そしてぜひ猫ちゃんたちに“ちゅ~る”を差し入れしたい、作中でむさぼっている時のブサ顔が堪りませんでした😸 -
温かなブロマンスの短編集




2025年10月20日ブロマンス特集でお目にかかった作品。表紙とあらすじに興味を惹かれました。
BL未満の物語は、もしかしたら本格的なBL以上に…と思うくらい好き。“ブロマンス”という言葉自体を知らなかった時から、男性同士の深い友情・恋愛までに至らない甘酸っぱさに何とも言えない良さを感じていました。
本作は短編集。男&男(男×男ではない)、6組のエピソードが収録されています。
立ち読みの1話分がとても素敵だったこともあり、「全話は無理かもだけど、他にも幾つか刺さるエピソードがあればいいな」くらいに思っていましたが…。
“幾つか”どころじゃない。大袈裟じゃなく、私は全話に心を掴まれました。あまりにも良すぎ…!
6組全てが、本当に小さなことがきっかけとなって交流を持ち始める。みな本来なら関わることさえなかったかも…と思うような二人で、そこも意外性があり興味深くて。
どのエピソードも灯りがともるように温かい気持ちにさせてもらえます。キュンとしたり、癒されたり、読後感は最高。
どれが一番だなんて選べない。甲乙付けがたいとはまさにこのことだ…。
そして本編終了後に描かれる彼らのその後、ホッコリしました😌
作者様、本作が初めての単行本だったとは驚き。素晴らしかったです、たくさんの方にオススメしたい。 -
零戦設計技師の自伝




2025年10月18日零式艦上戦闘機、通称“零戦”の設計技師として名高い堀越二郎さんの著書。ジ○リ映画“風立ちぬ”の主人公のモデルになった方。件の映画の主人公の名はまんま“堀越二郎”ですね。
私は堀越技師と同郷でして、それを知った時は「あの零戦を設計した方がこの田舎の地に生誕されたのか…!」と胸熱でした。帝大工学部卒の非常に優秀な方です。
最近何気なく赴いた地元の民俗資料館で、埴輪や土偶に混じって明らかに違和感ありまくりの零戦や雷電の模型の展示が。
「なぜに!?」と混乱した私ですが、その資料館がある場所はまさに堀越技師が生まれ育ったゆかりの地。僥倖にも技師の特設コーナーが設けられていたようで(やはり地元の星)。
もはや埴輪や土偶そっちのけで戦闘機(模型)や関連資料に食らいついていた変な人間(わたくし)。端から見たらだいぶヤバい奴だったと思います。
その展示に触発されて、久々に当時の航空機関連の本を読みたくなってしまい…。検索したら堀越技師ご本人の著書が!早速手に取りました。
零戦開発への夢や苦悩が、ご自身の文章で綴られています。
やはり零戦に関する記述が大半を占めていますが、三菱入社から海軍とのやりとり、果ては当時の軍部や外国に対する率直な思いまでも。
当初はお名前や実績しか存じ上げなかったのですが、拝読することでご本人の人となりが生き生きと浮かび上がって来ました。
また私は海軍機の中では零戦がいちばん好きなこともあり、設計技師自ら零戦を語るこの著書、たいへん心躍るとともに興味深かったです。
零戦のスタイルの良さは、個人的には当時の陸海軍機の中でもトップオブトップではないかと。佇む姿さえ美しい。
手持ちの模型を眺めるたび、そんなことを思っているオタクです。 -
国宝級?




2025年10月16日高評価レビューが多く、あらすじも興味を惹かれるものだったので試し読み部分だけでも…と拝読。
ストーリー的には嫌いではないんですが、柊月くんに関して。“国宝級イケメン”とまで言われていますが、私には全くそう見えなかった。表紙も初見ではまず手に取らないタイプ。
確かにフツメンかイケメンかといえばイケメンの方だと思いますが、国宝級と言われると頭の中が???の嵐。国宝級?どの辺りが…?と。
作中でイケメンイケメン言われているも、私には騒ぐほどの容姿には見えず(私の目が腐ってるのかも)。モブたちのしつこいほどのイケメン連呼にだんだんと萎えてきてしまいました。
東の方はというと、やたらといい人風な台詞が何だか薄ら寒く、空々しくも感じられてしまって。おそらく自分とは合わない作品なんだろうと思います。
高評価の中水を差すようで申し訳ないのですが、嘘はつけない性分なので自身が感じたことを正直に書かせていただきました。
こういう意見の変わり者もいるということでお許し下さい。 -
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ワケあり少年と温かい人々




2025年10月12日以前から気になっていた作品で、丁度セール中のこともあり手に取りました。
当初はタイトルと表紙の印象で、単に“素敵なホテルマンが迎えてくれる素敵なホテルのお話”だと思っていたのですが…。
表紙に描かれている少年・ジュンくんがとんでもなくワケありだったのです。
舞台は北欧フィンランドの小さなホテル・メッツァペウラ。二人の老紳士が切り盛りしています。
ある吹雪の日にホテルに現れた謎の少年。それがジュンくんなのですが、まだたった17歳なのに、背中一面から太腿にまで見事な和彫りがガッツリと。
まさか裏社会の…?でも根っからの悪い子ではなさそう。これはもうワケあり以外の何なんだ!?
困っている人間を放っておけないのが男気ある老紳士たち。ジュンくんをスタッフとして迎え入れてくれ、彼はそこで身も心も癒されるとともに成長していきます。その中で、気になりすぎる過去も徐々に明らかに…。
フィンランドといえばサンタクロースやサウナ、シモ・ヘイへくらいしか知らないほど無知な自分でしたが…。
どこまでも続く雪景色をはじめ、自然の厳しさ・美しさ、美味しそうなお料理…。改めて北欧って素敵だなと。
ジュンくんを取り巻く登場人物もみな温かくて、読んでいてすごく心地良かった。もちろん作画も素晴らしい、文句なし!上質なヒューマンドラマだと思います。 -
目次さえあれば…




2025年10月8日ずっと気になっていた作家様。そして戦中戦後の物語に興味があるので手に取りました。表題作をはじめ、大まかに分けると3つの作品(シリーズ)が収録されています。
ハッキリ言ってしまうと、少し肩透かしと言うか残念な気持ち。
表題作とその続編が短すぎました。それも何だか中途半端なところで終わってしまっているというか。
真ん中に収録されている高校の同級生シリーズの方が長編ですし、そちらの方がメインと言ってもいいくらい。なんなら単行本のタイトルや表紙はそちらにした方が良かったのではないか。逆に、なぜそうしなかったんだろう…?
私はあらすじと試し読みで表題作目当てで購入したので、まさかこんなに短くアッサリ終了してしまうとは思わず…。まるまる表題作ではないと理解してはいましたが、期待していただけにガッカリ感が強くなってしまいました。せめて目次を作って欲しかった。
決してお話がつまらなかったというわけではないんです。単行本の構成にちょっとだけ不満が残りました。
やはり目次が無かったことが…。それさえあれば一目で収録内容が理解できたので。
あと一言だけ表題作に物申すとしたら、髪の色や独特な瞳の描き方のせいか、早川がどうしても敵兵に見えて仕方ありませんでした。
当初は混血児の設定なのかと思いましたが、違うようだし…。個人的には黒髪の方が良かったんじゃないかと思います。
差し出がましいようで申し訳ありません。 -
猫様とニンゲンの攻防




2025年10月7日“くさっても猫なので”が最高に面白かったので、こちらも手に取らせていただきました。
作者様・関口先生のアパートになぜか続々と押しかけてくる野良猫=“飼ってない猫”たち。彼らとの攻防が描かれた、こちらも爆笑必至の猫エッセイです。
これもう1ページ目から笑えます。傍若無人で理屈の通じない猫様…、しかし彼らはそれで良い!
ブサカワ猫ちゃんの描写が絶妙なのと、変な鳴き声の文字起こしが非常に秀逸です。あと、何で図体のデカい子ほど声が可愛かったりするんだろう…(謎)。
彼らが持ってきてくれてしまう“嬉しくないプレゼント”、ほんとに嬉しくない…😱写真に収めてしまう先生は勇者だと思います…💦
また、特に何もしていないのに猫ちゃんの方から集まってくるとは、彼らはもしかしたら猫好きの人間を察知できるのかもしれないですね😺
家では虹の橋を渡った子たちも含め、最大時は雄4名・雌2名の計6名と同居していました(現在は半分に…)。
猫を飼うまでの彼らへのイメージは、“ミステリアスで気位が高い生き物”。しかし雄猫たちと同居してみると、そのイメージが真逆!個人差はあると思いますが、ほぼ犬みたいなフレンドリーで甘えん坊な子たちばかりでした😅
雌猫はお姫様(女王様)気質、こちらの方はイメージ通りかな。甘えたい時とそうでない時がハッキリしてます。そして何より雄猫たちよりずっと強い(大笑)。本作のミケと同じです😊彼女ほど凶暴ではないですが😓
“くさっても~”を読まれた方や猫好きの方、猫飼いの方には超絶オススメの作品。私は笑いと元気をもらえました😄 -
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大満足の短編集




2025年10月5日ARUKU先生の作品は二作目の拝読。以前は癖のある絵柄が少し苦手かな、と思ってしまっていたのですが…。
別作品を手に取った際、そんな思いなど吹っ飛ぶくらい素敵なお話で。他の著作も試し読みしてみたら、これが好みの世界観ばかり。絵柄で敬遠していた自分は本当に愚かでした、申し訳ありません😣
あぁ読みたい作品がたくさん、次はどれを…と思う中、まず出版年が一番古いこちらの短編集から行こうと。
あらすじで、全てハッピーエンドのエピソードだと書かれていたことも決め手になりました。
別作品を読んだ際も思いましたが、台詞回しやモノローグがすごく自然というかセンス抜群というか…。変な引っ掛かりなどが一切なく脳内にスルスル流れ込んでくる感じ。
上手い言い回しが見つからないのですが、文字を読んでいて非常に心地良い。どんどんページを捲りたくなる。
バラエティに富む内容のエピソードは素晴らしいものばかり。その中でも私が特に好きなのは“ギャンブラー大竹”と“恋蜘蛛”。
前者は大竹と斉木の夫婦漫才(違)が面白いのと、後者は大好きな帝国陸軍の軍人さんが登場するので(笑)。
また、変な視点かもしれないですがモブの老人の描写がすごくリアル、誰もが実際にいそうな容貌。いい感じのおじいさまたちだな~と唸ってしまった。
私の持論は“本当に絵の上手い方は年配の人物を巧みに描ける方”。つまりそういうことですね😊
これはもう大満足の一冊でした。何度も読み返したくなる作品集です。 -
猫にもわかるように言って(笑)!




2025年10月2日検索で偶然お目にかかったのですが、怪しい笑みを浮かべた青年が表紙にドーン!なのにタイトルに“猫”ってどういうこと!?と気になりすぎて…。
猫好きの猫飼いとしては手に取らずにはいられない。そして拝読してみたところ、これはヤバい、面白い!なけなしの腹筋がバキバキに割れそうになりました😂
主人公は小説家の陸郎。ある日彼の家に全裸の美青年が現れる。実は彼は以前陸郎に命を救われた猫で、恩返しをしに来たと言うのだが…。
フワァ~ッと人間になることが出来たお蔭で、リクロー(陸郎)の家に居候が決まり“フジマル”という名までもらった美青年(猫ちゃん)。
今の姿は人ではあるも、その中身はちゃんと猫のまま。なので人間の難しい言葉はチンプンカンプンらしい。
「猫にもわかるように言って」からの「りかいした!!」が何とも可愛い+秀逸すぎてツボ。これ名言だと思う。
猫ならではの自由さで、リクローの暮らしを掻き乱しまくるフジマル。恩返しのはずなのに全く恩返しになってないよ…😂😱
けれどフジマルに一切悪気はなく、むしろ健気なんです。端から見ればとっても微笑ましいんですが、当のリクローはめちゃくちゃ大変だろうなとおもんばかってしまった😅
うちのオジイ猫が無邪気で甘ったれな性格なので、もしこの子が人間になったら中身はフジマルタイプかもな…とふと思ってみたり😺
猫飼いならクスッとしてしまうようなあるあるも多く、本っ当に面白かったです。個人的に超オススメのコメディ、犬派の方もぜひ! -
“男の涙”がテーマのオムニバス




2025年9月28日ピックアップで表示され、変わったタイトルに釣られました。
西炯子先生の作品なんですね。お名前はよく存じ上げているも、今まで拝読する機会が一度もなかった…😣
この作品はどちらかというとマイナーな方なのでしょうか。短編集、それも“男の涙”がテーマという、ちょっと珍しくて興味を惹かれる物語です。
一話目の主人公はサラリーマンの岸田。彼は毎日早朝に出勤し、必ず会社のトイレにこもる習慣が。その日も誰もいないトイレでリラックス…と思っていたところ、一つの個室からすすり泣く声が!しかも、そのすすり泣きは毎日続くように。
もはやルーティンであるトイレタイム、それを妨げられることに若干ストレスを感じ始めた岸田。泣いているのは一体誰だ?と探りを入れ始めます。
トイレですすり泣き…、まさか怪奇現象!?と一瞬思ってしまいましたが、それではテーマに反しているなと😅
泣き声の主は幽霊ではなくちゃんと人間です(笑)。未読の方は、それ以外はぜひネタバレなしで楽しんでいただけたら…😊
“男の涙”…、実に良いです。普段男性が泣いているシーンなんて見ること自体が皆無なので、庇護欲を掻き立てられるとともにキュンとしてしまった😳
また、全くBL作品ではないにもかかわらず、この一話目は見ようによってはほんのりBLの香りが漂っている気がしなくもない…。思わず物語のその先を妄想😓
面白いオムニバスでした!オススメです。 -
匣の中を覗いたが最後…




2025年9月24日志水アキ先生のコミカライズ版“百鬼夜行シリーズ”、現在出版されている分は全て読破しております。
その中でも取りわけゾッとした物語がまさにこの“魍魎の匣”。私的には最もグロテスクな描写が多いと感じ、当初は最も苦手なエピソードでもありました。
しかしシリーズを何度も読み返しているうち、実はどれより心に焼き付いているのはこの物語かもしれないと思うように。
二人の少女と若き幻想小説家の数奇な運命が交錯する…。戦後間もない昭和の時代と不可思議な事件が見事にマッチした、悍ましくも美しく感じてしまうストーリーです。
物語冒頭、匣の中に入った少女が一言つぶやく「ほぅ」。このシーンが後々トラウマになりかかるくらい印象深かった。
匣の中を覗いてしまったがゆえに、ある者の人生が狂っていく。やがて複数の事柄が絡まり一つになり、恐ろしい事件が浮き彫りになる。そして最後に古本屋兼神主・“京極堂”こと中禅寺秋彦が、その難解な事件を紐解いていきます。
私は原作小説の方は未読なので恐縮なんですが、もはや京極堂といえば志水先生の作画で再生されてしまうほど。メインキャラの榎木津、木場、関口たちも、もう完全に作中のキャラデザで刷り込まれております。
それと本作のゲストキャラのデザインで特にいいな~と思ったのが久保竣公。美青年風ながらどことなく神経質さが漂い、危うげな雰囲気も兼ね備えている。あとあの髪型も昭和のインテリな感じがよく出ていると思いました。
そんな志水先生版・久保のイメージは、若かりし頃の鳥○実さんだそう。わかる…!初見では「誰かに似てるなぁ、誰だっけ??」と思いつつ本編を読んでいた思い出。 -
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人気作らしいけれど…




2025年9月21日一時期ひっきりなしに広告が流れてきて、本編を読まずとも大体のストーリーの流れが把握できてしまった作品😅
アニメ化するほどとは、人気作だけあってきちんと読めば面白いのかな。せっかく無料分もあるので読ませていただきました。
その結果、ヒロイン柚子が私には魅力的に映らなかった。私が好きなのは自分から可能性を切り開いていくタイプのヒロインなので、柚子は真逆。特に何もせず男に守ってもらっているだけ。
また他のレビュアー様の多くが書かれておられますが、より高いランクのあやかしに見初められた女が勝ちだなんて、何時代だ…💦その上どんなに最低な性格だとしても、相手が惚れてくれればそれだけでOKな世界なんですね。内面の美しさは一切無関係だなんて、ちょっとやるせないなぁ…。
それとあやかしのランクについて。私はもともと妖狐が大好きなんですが、作中では鬼よりランクが下なんですね…。
自分が今まで読んできた漫画では、妖狐と鬼って力が同等、ライバル関係として描かれることが多かったので…。あからさまに鬼の方が上の位置付けなのが、妖狐好きとしては残念だったな😣まぁ、性格悪い妹の婚約者の時点ですでにお察しなのですが😩
また、ところどころ日本語が変…というか、言葉の使い方がおかしい部分があって気になりました。
例えば、“妖狐のあやかし”という言葉。“頭痛が痛い”みたいな言い回しになってませんか?“狐のあやかし”もしくは単に“妖狐”だけでいいと思うのだけれど。読み始めからそれがずっと気になってしまい、物語に集中できませんでした。細かくて申し訳ない…。
上記の理由で私はハマれませんでした。共感できる要素が皆無だったので。若い方向けのお話だと思います。
絵柄は嫌いではないので、その分星1つプラスで。 -
ぜひ読んでみて欲しい作品




2025年9月18日以前別のサイトさんで無料の1話分を読み、好きな作風の漫画だなと。
もっと読んでみようかなと思っていたところ、シーモアさんで全巻無料とは!太っ腹~😆早速拝読させていただきました。
コンビニの深夜アルバイトのおじいちゃん・島さんを主役に描かれていく1話完結型の人間ドラマ。ベテランだけどおっちょこちょい、でも意外と頼りになったりもする島さん。
何とその背中一面には、普段の彼に似つかわしくない立派な龍の刺青が。かなりワケありな過去を持っていそう…。
最初はギャグっぽいテイストのお話かな?という先入観があったのですが、すごく深くて心に沁みるストーリーです。泣けます。
仕事で疲れている時や嫌なことがあった時、無性に読みたくなるような物語。生きていれば色々あるけど、人生嫌なことだけじゃないよね。そんな風に感じさせてもらえます。
もう島さんのあったかい言葉や行動が全身に刺さりまくり。作中のキャラたちも島さんに感化され、徐々にではあるもポジティブな考え方に変わっていくので、読者の私も嬉しくなります。
そんな素敵なおじいちゃんである彼の過去、それを知ってまた涙。あの背中の龍にはそういった意味があったんですね…。
これはぜひ多くの方に読んでいただきたい。島さんから元気をもらえること間違いなし。オススメです! -
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お料理もストーリーも素晴らしい💮




2025年9月14日お料理がテーマ、時代は戦後間もなくの頃ということで、好き要素満載のため気になっていた作品。
夫を戦争で亡くした京都の老舗料亭の長女・いち日。傾きかけた実家を立て直す資金を得るため、大阪のホテル経営者の三男・周を婿に迎えることに。ですが、彼は何と15歳も年下の学生さん…。
ひとまず無料分の3巻まで拝読しましたが、前述の通り好き要素に溢れたお話でした。
まず第一にヒロインいち日。嫌味のないサッパリした性格で好感が持てます。大人の女性らしく、適度な落ち着き具合いが◎。よくありがちなバタバタ騒がしいヒロインではないのが逆に良い。
そして旦那様の周、表紙の印象からおっとりした優しい人かと勝手に思っていたのですが…。真逆!
ズバスバ物を言うし、なかなかキツいな~と。しかし裏を返せば正直なだけ。思ってもいないお世辞を言う人より余程信頼できる性格です。
政略結婚で夫婦となったこの二人。料亭“桑乃木”の立て直しに早速取りかかるのですが、出てくるお料理がどれもこれもおいしそうで困ります。
思わず「食べたーい!」と思ったのがいち日の周への“愛妻弁当”・だし巻き卵のサンドイッチ。これはもう完全に飯テロ漫画の側面もあると思います。
そして夫婦関係はというと蝸牛の歩みで、私の好みでもある“もだキュン”系。15歳差の彼女らが徐々に…という感じが可愛らしくて堪らないです。ちょっとアッサリしすぎじゃない?とすら思える二人の関わり方が新鮮。
いち日たちを取り巻く人間模様も面白いし、お料理はもちろん戦後のお仕事やファッションを見るのもすごく楽しい。時代背景などについてもしっかり構成された物語だと思います。
また最初は不思議な響きのタイトルがかなり気になっていたのですが、意味を知って納得。いち日と周、夫婦二人を表す素敵なタイトルでした! -
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DK三人のおバカな共同生活😂




2025年9月8日こんなマニアックな漫画がシーモアさんにあるとは驚き😲知る人ぞ知る作品ではないだろうか…。
もう20年近く前に単行本を買い、腹が捩れるほど笑った作品です。当時ですら、紙の本さえほとんど出版されてなかったのではないかな(私は運良くコンビニで手に入れました)。懐かしすぎて思わず電子にも手を出してしまった😅
主役は三人のDKたち・トビ、千代彦、アサヒ。金もないし彼女もいない。そんな彼らのアパートでの共同生活やスクールライフが描かれる、メチャクチャおバカでちょっとお下品なコメディです。
時代的には1990年代後半~の高校生たちが描かれるので、私は世代ドンピシャ。おそらく作中のキャラたちの年齢は私の一個上くらい(当時)?と想像できます。コギャルやルーズソックスが流行った時代のお話です、懐かしい…。
自由を謳歌するために親元を離れ、共同生活を送ることにした主役の三人。ですが行き当たりばったりな計画がそう上手くいくはずもなく、トラブル続出。
お年頃なDKたちの生態が開けっぴろげに描かれ、ハチャメチャなテンションで進んでいく物語。なので、はっきり言ってかなり読む人を選ぶと思います。
またDKが三人もいるからにはBL風な雰囲気もあったり!?と思いきやそんなこともほぼなく、しっかり女子も登場するし、何なら軽く絡みもある。
しかし作品のノリやテイストが私のツボにはぴったりハマったらしく、何度も読み返してしまうほど。読むたびに高校生時代を思い出し、懐かしくなってしまいます。
2巻まで出版されていますが、おそらく打ち切りと思われる終わり方。それゆえか、2巻目の最後の方はちょっとグダグダ感が否めないことだけが残念。
アラフォーの方だったら、当時の髪型やファッションなどでニヤッとしてしまうこと請け合いの作品です。 -
中華系作品の中で一番好き




2025年9月7日だいぶ前から拝読している作品ですが、まだレビューを書いていなかったので遅ればせながら…。
ライトノベルは未読で、漫画から入りました。以前はスクエニ版も読ませていただいておりましたが、今ではこちらのサンデー版一本。話の構成がよりわかりやすく、スッキリしていて凜とした絵柄が魅力です。
初めて出会った時は無料分まで…と思っていたのですが、めちゃくちゃ面白くて止まらず、結局購入😅ミステリー・謎解き物大好きなので、どハマりしてしまいました。
ヒロイン猫猫のキャラクター性が何ともニクいんですよね。媚びず、へつらわず、我が道を行く。
美男子の壬氏さえも邪険に扱うところがすごく好き😊あと、今まで女性に邪険にされたことなど一度もない壬氏の反応に笑った😂まさかそう来るとは…!
そして言わずもがなストーリーも素晴らしい。複雑に入り組んでおり読みごたえたっぷり。中華系作品でここまで面白いと思ったのはこの作品が初めてかもしれません。
未読の方いらしたらぜひ読んで欲しい作品。某お菓子のように止まらなくなります(笑)。
私は“今日は一旦ここまで”と思いつつも、ついつい続きを読んでしまっていました…😓 -
ヒロインは子持ち未亡人




2025年9月6日歴史カテゴリでお目にかかり、表紙の軍服を見て「わぁ~大好きな陸軍将校が登場するお話!?」と早速クリック。
原作小説があり、そのコミカライズ版なんですね。数話無料だったので、まずは試し読み。作品のジャンルとしては女性漫画になっています。
開始早々ヒロイン史乃たちの濡れ場が挟まれたので、これ女性漫画というよりTLなのでは…?と疑問が。
私は濡れ場が見たいんじゃなくて“物語”が読みたいんだよな~とページを閉じかけましたが、せっかく無料分があるのだからと読み進めることに。
舞台は大正十年。祖父の生まれ年だ…、百年以上も前ですね。実際の出来事である“尼港(ニコラエフスク)事件”を下敷きに、物語は展開します。
取材のためロシアへ渡った新聞記者の夫。幼い娘とともにその帰りを待ち続ける妻と、思わぬ理由で彼女に接触してきたエリート陸軍少佐とのお話。
おこがましい言い方になってしまいますが、こういったジャンルではあまり見られない重厚な設定でびっくり。当初は舐めてかかっていました、申し訳ありません。
本格的な帝国陸軍の描写、そして史実をしっかり絡めた物語だったことが、私的にはすごくポイントが高かった。この系統の作品には軍人さんが付き物でもありますが、そのほとんどが“架空の軍”という残念すぎる設定ばかりなので…。
また“子持ち未亡人”がヒロインだなんて珍しいなーと思っていましたが、史乃の亡夫・良平と清河少佐、二人の関係性で思わずニヤリ。それなら未亡人でも子持ちでも問題ないよね~と。
絵柄については綺麗だとは思います。ですが、男女ともにグッとくるような妖艶さが足りない。
作画は線が細く、あくまでも現代風な感じが否めず。欲を言えば、時代背景に合う滲み出るようなしっとりした色気が欲しかったな。
トータルで評価は星4つ。もともと大好きでこだわりも強いテーマだったので、やや辛口にさせていただきました。 -
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高橋先生の刑事物は間違いない




2025年9月3日青年漫画の“トクボウ朝倉草平”の頃から大大大好きな作家様。“トクボウ”含め“雪と松”、“スティグマタ”、“花と銀”を拝読しましたが、この作品だけなぜか漏れており、未読だった…!何てこと😵早速手に取らせていただきました。
新米刑事の溝尻(ミゾ)の憧れの人は、外見も内面も非の打ち所がない先輩刑事の日野。しかも、性的な意味でも彼のことが好き。
ある日、二人で発砲事件の容疑者を追う中、溝尻が目を離した隙に日野が撃たれ意識不明に。自宅謹慎を命じられる溝尻だが、そこで思いも寄らぬ事態が…!
過去作の“トクボウ”や“スティグマタ”はもちろんのこと、生き霊がテーマの本作も、高橋先生が描かれるバディはどれも魅力的で引き込まれます。
刑事物という一つの括りの中でも、(言うまでもありませんが)全てが異なった世界観で、露ほども内容が被ることがない。+骨組みがしっかりしたストーリー。素晴らしい…。
そして唯一無二の独特な絵柄も堪らなく好きなんです。この作品では日野先輩の美しさにノックアウトでした。
美男子にはなぜこうも流血が似合うのだろうか…。まさに自分が幽体離脱しミゾに乗り移ったかのような状態で読ませていただきました。
そのミゾも、長身ながらワンコ系で何とも言えない可愛さ。180センチの大型ワンコです。先輩を思ってメソメソ泣いているシーンでは、不覚にもキュンとしてしまった…。
また高橋先生はBL作品での方が知名度がおありだと思いますが、ちょっとマニアックでハチャメチャな刑事物の“トクボウ”も物凄く面白い。とっても癖の強いバディが登場します。
BLではないうえ絵柄も青年漫画寄りの作品ですが、興味がある方はそちらもぜひ読んでいただきたいな。オススメです。 -
妖怪の父親が三人も…!?




2025年9月2日ピックアップで初めて表示され、表紙で一目惚れしてしまった作品。
その雰囲気から勝手に「BL…!?」と思ってクリック。…が、あらすじを読むと、BLではなくファミリー物のコメディでした😅
しかしその風変わりな内容に思い切り惹かれ、まずは試し読み。
14歳の女子中学生・宝子には、何と父親が三人いる。しかも彼らはそれぞれ大天狗・死神・河童という正真正銘の妖怪。
娘が可愛すぎて目に入れても痛くない!と思っている父親たちと、人間の子である宝子。川沿いのボロアパートで四人仲良く暮らす彼らの、ちょっとオカルトチック(?)でハートフルなコメディです。
まず父親が三人も、しかもみんな妖怪ってどういうこと~!?と気になりすぎて手に取りましたが、そんな疑問さえ吹っ飛ぶほどキャラが魅力的。
三人の父親たち(妖怪)、みんな違ったタイプのイケオジです。ミドルエイジ好きでもある私にはパラダイス😆
大天狗の慈楼坊、死神の鎌一、河童の珊平。1巻表紙にメインで描かれているのが慈楼坊なんですが、私はまず最初に彼のビジュアルに心を撃ち抜かれました👺
そしてページをめくればジト目のインテリ・鎌一と垂れ目のミーハー・珊平。…全員好き!三人ともそれぞれの良さがあり、誰か一人だけなんてとても選べない…(笑)。
そんな妖怪三人組がなぜ人間の女の子の父親をしているかというと、それにはある深い事情が。読み進めると明らかになってきます。
娘の宝子もめちゃくちゃ良い子。彼女を猫可愛がりする三人組の気持ち、わかります。あと宝子の髪型が“○子ちゃんカット”なのがちょっとだけツボだった😅
宝子と父親三人組のわちゃわちゃした日常が、他の妖怪たちも交えながらほんのりユルめに描かれます。もののけ・あやかし大好きな自分にとってすごく好みの作品でした。 -
オムニバス作品として読みました




2025年8月30日小学校低学年時代、親戚のお姉様に譲っていただいた漫画の中の一つがこの作品。懐かしい…!
当時はちょっと難しくて敬遠していましたが、中学生くらいになった頃に読み返したら面白くて止まらなくなった思い出。少女漫画ながらダークな世界にハマっていました。
引っ越しの際に単行本を整理してしまったのですが、シーモアさんに無料分が。本当に久々に拝読しました。
ヒロイン美奈子は悪魔・デイモスの恋人であり花嫁だと一方的に告げられ、彼に執着されることに。その日から、美奈子の周りでは不可思議で恐ろしいことが次々起こり始める。
各話に美奈子やデイモスが関わってくるも、毎回ゲストキャラが登場する一話完結スタイルでストーリーは展開します。
私は主役二人のしがらみは一旦置いておいて、ホラーでミステリアスなオムニバス作品として楽しみました。
どのエピソードも全く異なった恐ろしさ。スカッとする内容とは程遠く、仄暗い余韻がずっと後を引いている感じ。ですが、それがまた癖になるんですよね。悪魔も人間も怖い…、そんな風に思わせてくれるエグいお話ばかりです。
絵柄や台詞回しはさすがにちょっと古いかな、と感じますが、今でも十分楽しめる内容だと思います。
基本一話完結で進むので、ホラーが苦手でない方はぜひ。 -
花のように、儚いながらも美しい物語




2025年8月26日作者様買いです。“しのぶれど”~“白の無言”の帝国陸軍が舞台のお話がとにかく大好きだったので、こちらも。
本作は陸軍の特攻兵が主人公となっています。もともと非常に興味があるテーマだったこともあり、手に取らせていただきました。
そして青年漫画にカテゴライズされているとおり、BLではありません。ほんの少しブロマンス風味を感じますが、全年齢の方が読める内容だと思います。
英(はなぶさ)省吾は花屋の息子。かわいらしい容姿や家庭の事情から、近所の悪ガキに絡まれることもしばしば。
幼馴染みの正平兄ちゃんは、陸軍士官学校に首席で合格し、今は飛行将校を目指すエリート軍人。そんな彼に憧れ、ともに戦いたいと省吾は自らも陸軍の飛行機乗りになることを決意します。
省吾たちの搭乗機として一式戦闘機・隼が描かれ、実在の著名なエースパイロット・加藤建夫陸軍少将の名前も挙がります。本当に偶然なのですが、とある博物館で加藤少将機仕様の塗装が施された隼を見学してきたところ。すごくタイムリーだった…。
また特攻隊の取材をライフワークにされているという大竹先生の作品ですので、当然のごとく陸軍の航空兵の装備等もしっかり考証が成されています。素晴らしい。
美麗な絵柄も相まって、ただひたすら切なくて儚く、そして美しくもある物語です。
生き残ろうと思えば生き残れるチャンスがあったにも関わらず、祖国や戦友を思う心・軍人としての矜持がそれを許さない。もはや勝ち目はないと薄々感じながらも、死地へ赴く気骨ある若者たち。
現代に生きる私にとっては、それが歯痒くて堪りません…。
読みきりのためか、お話の進み方はだいぶ駆け足。なので、欲を言えばもっと長尺で省吾と正平の関わりを追いたかったです。
ですがとにかく作画が素晴らしい。かわいい省吾と男前の正平。大竹先生が描く凛々しい飛行機乗りが見られたことはとても満足でした。 -
作画に対し呆れと失望




2025年8月19日自身がたいへん興味を持っている戦時中の海軍航空隊の物語である上、人気BL小説シリーズのコミカライズだということも存じ上げています。ですが、作画に対して多大な嫌悪感があり、こちらだけはどうしても受け入れられない。親類に当時の飛行機乗りがいたことも相まって、内心腹立たしい思いでいます。
主人公が飛行服・飛行帽姿なのに、常に鬱陶しい長い前髪を垂らしている。これは100%有り得ません。
飛行機乗りにとって目は命。視界を遮るような姿や行為は絶対にタブー、即刻生死に関わります。当時の写真や映像で一目瞭然ですが、誰一人として前髪を垂らしている方はおられません。
飛行帽から長い前髪(=視界不良の元=死に直結)、現実世界なら主人公は飛行機に乗る資格ゼロの大馬鹿者。そんな噴飯物の描写が平気でされていることが許せないんですよね。ファンタジーならともかく、実際の戦争がテーマでしょう。
あぁこの作品は最も曲げてはならない基本的な史実を無視し、取るに足らないビジュアル面を重視するのかと。それと同時に、飛行機乗りという存在が軽んじられているようで気分が悪くなりました。
主人公の搭乗機は“月光”だそうですが…。私は実在の撃墜王で同じく“月光”を愛機としていた海軍中佐と、その方の壮絶な最期を存じ上げています。この作品の原作者様も、知らないはずがないと思う。
だからこそ余計に許容し難いのです。作品紹介での“生き残りをかけた戦い”という文言を見た時に、口汚くて申し訳ないですが「ふざけんな」と思ってしまった。文字通り命を懸けて戦い散った、前述の海軍中佐が思い浮かんだからです。
以前は小説の方にも興味があり、いつか読んでみたいと思っていたのですが。このコミカライズ版の作画を見たことで、一気に熱が冷めてしまいました。
その後試しに一度だけ小説版をクリックしてみるも、予想はしていましたがこちらとキャラデザが同一。思わず落胆の溜め息…。
きちんと考証が成された作画なら間違いなく手に取っていただろう作品。本当に残念でなりません。 -
“ハコヅメ”同様面白いですよ~👮




2025年8月18日“ハコヅメ”の作者様の作品ですね。前作がとても面白かったので、こちらにも興味を持ちました。
“ハコヅメ”は現代の警察官のお話でしたが、今回は幕末。“日本警察の父”と謳われる川路利良を主人公に据えたサクセスストーリーです。
ひとまず無料分の一巻のみ拝読。
ガチガチの歴史物かと思いきや、ページを開いた瞬間拍子抜け。さすが泰三子先生、面白いですコレ😂
初めは「川路さんてどなた…?💦」の状態だった私。無知でお恥ずかしい限り…。ですが私と同様の方でも本編を読むには全く問題ありません。
その他、誰もが知っているような有名人物も数々登場。主人公・川路と西郷吉之助(後の隆盛)の凸凹コンビをメインに、ゆる~いギャグテイストで当時の歴史の流れが描かれていきます。
お堅い内容もゆる~く噛み砕いて描写されているので、学生時代日本史の授業で???だった内容も本作では理解しやすい。「あぁそういうことだったのか!」と今更腑に落ちることも多々。
またギャグメインで進んでは行きますが、締めるところはしっかり締めている。その緩急の付け方も、前作同様に絶妙。
歴史物は評価が分かれると思いますが、私は好きです。よく知っているような表だけでなく、その裏側もわかりやすく描かれ、興味深く読ませていただきました。 -
生々しく描かれる戦中戦後のリアル




2025年8月15日この作品に出会ってすぐに思ったことは、「あぁ私はまさにこういうのが読みたかったんだよ…!」。
絵柄もストーリーもひっくるめて、全てにおいて硬派で骨太な戦後が舞台の物語です。
終戦から約一年、まだまだ戦禍の爪痕が残る東京。そこで再会したかつての戦友同士である二人の男たち・川島と黒田が紡ぐ人間ドラマ。
戦後の川島の荒んだ生活から始まり、黒田との邂逅・同居生活、直視し難い戦中の出来事も織り交ぜつつ描かれていく本作。フィクションだと理解してはいても、拝読するのにかなりの気力を要する内容でした。
当時のダークサイドがしっかり描写されている。見てきたかのような生々しさです。綺麗事だけで済まない日常を、どんな立場の人々も泥水啜る思いで必死に生きていたんですよね。
そんな悲喜交々な物語はもちろんのこと、作者様の画力の高さも凄まじい。もはや命が吹き込まれているような生き生きとした登場人物たち。試し読みの数ページだけで感動を覚えてしまいました。
作風にぴったりとマッチし、まさにこの作品のための絵柄じゃないかと感じるほど。自分は語彙力が乏しいので、ただただ素晴らしいとしか言えないのがもどかしくて堪らない。
久々に心に衝撃が走った作品であるとともに、これはもう自分にとっては傑作だなと。
焼け跡の中を藻掻きつつ泥臭く生きた彼らを、そして戦中戦後のリアルを。願わくば多くの方々に目にしてもらいたいです。
八十回目の終戦記念日に合わせ、レビューさせていただきました。 -
戦禍の中を生きる歌姫




2025年8月15日戦前から戦中を主な舞台として描かれる本作のレビューを、八十回目の終戦記念日に。
昭和初期、トーキー映画で歌うことを夢見る少女・小夜子の成長と激動の時代を描いた物語です。
私は本格的に昭和初期や太平洋戦争について興味を持ち始めてから、それに関連する様々なタイプの作品を拝読しました。
その中でこれは許容し難いと感じた事柄があります。戦時中の人々が史実に反した姿で、ビジュアル重視のいい加減な描き方をされることです。
特に髪型・髪色が派手な現代人のように描かれたものを見た時は、呆れと怒りを覚えたほどでした。過酷な時代を生きた方々を馬鹿にしているのかと。
本作を知った時も、正直言うと舐めていたのです。こんなキラキラした絵柄で、戦時中の様子がしっかりと描けるのかな?前髪垂らした茶髪の日本兵とかが登場したりしそうで嫌だな…と。
そんな風にすら思いつつ、お手並み拝見とばかりに試し読みして完全降伏…。冒頭から引き込まれてしまった。
確かに絵柄は可愛い少女漫画風。しかしながら、私の懸念が消し飛ぶほどにストーリー作りが巧み。そして何より、戦前戦中の日本についてしっかりと調べ上げられていることが窺える。これには脱帽でした。
当時の映画界と、次第に苛烈さを増す戦争。その戦争に翻弄されていく登場人物たち。戦禍の中での恋愛、悲しい別れもあります。
当初は完全に見くびっていたこともあり、その反動で余計に心動かされてしまった感じ。一気読みでした。さすが“星降る王国のニナ”等の人気作を生み出されている作家様です。
私は戦争物の中でも軍人さん・兵隊さんがメインのものをよく読む方なので、“歌”や“映画界”というこの作品のテーマはとても新鮮でした。
遠い戦地の兵隊さんたちも、歌に癒され、活力をもらっていたんですね。もちろん市井の人々も、主人公たちも然り。
切ないながらも、一筋の優しい光が差すような物語でした。よくありがちなご都合主義な終わり方でなかったことにも拍手したい。
絵柄で敬遠せず、手に取ってみて良かったです。 -
これは面白い!オススメの作品




2025年8月13日タイトルがあまりにも気になり、思わずクリックしてみた作品。
生物学がテーマか…、ちょっと難しめなのかな?と思いながら拝読してみたのですが、これがビックリするほど面白い!ページをめくる手が止まりませんでした。
“男らしくない”という理由で彼女にフラれてしまった高校教師・久慈と、彼に生物学部の顧問になれと熱烈に迫る女子生徒・阿加埜。この二人がメインとなって織り成す学園コメディです。
ジェンダーレス男子(?)の久慈先生もカワイイけれど、何よりヒロイン阿加埜ちゃんのキャラが立ちまくり。まず外見と内面のギャップ。超絶美人で成績優秀で引くほどのオタク気質という…。
そして、その台詞には有無を言わさぬ説得力(!?)がある。彼女の口からは、様々な自然界の生物についての薀蓄が飛び出してきます。
生物の生態になぞらえて、生徒たちの恋愛の悩みやゴタゴタを次々解決(!?)。何はともあれ、ほほ~、なるほど~と思わされることがたくさん。
初めて知ったりためになる話ばかりで、すごく興味深かった。台詞回しや構成が巧みなので、内容がスイスイ入ってくるのだと思います。
それと校長の孫・羅美ちゃんの喋り方がファブルみたいだと思ってたら、阿加埜ちゃんがまさにそこを的確に突っ込んでくれてて笑った😅
めちゃくちゃ面白い作品です。作画も綺麗ですし、かなりオススメ!ぜひ! -
江戸っ子猫たちの人情時代劇




2025年8月11日すごい、歌川国芳の浮世絵から飛び出してきたかのような猫たち!それがこの作品に出会ったときの第一印象です。
前述の通り、このお話の登場人物は全て猫(例外もいる)。擬人化…と言っていいのか…。猫そのものが着物を来て二本脚で歩き、人間同様の生活をしているという。まさに国芳の世界観そのもの。
舞台は江戸時代。“愛すべきろくでなし”の弥源治、そして仕方なしに(?)彼を養う魚売りの清二。長屋で同居する二人(二匹)の青年猫が主役の人情物語。
猫+時代劇という大好き要素!江戸時代の町人の活気ある日常が、人間から猫にそのまま置き換えられた感じです。
猫だけどみんな表情豊か、顔立ちも一人一人ちゃんと違う。私は清二が好きです。ちょっと目が鋭いべらんめえ口調の青年猫、可愛いぞ…。
人間の姿にケモ耳が生えたタイプの擬人化はよく目にしますが、猫そのものの姿のBL作品というのは初めて。というかBL作品にカテゴライズされてはいますが、ほんのりブロマンス風に留まります。それがまた物語の優しい世界観に合っている。
江戸っ子猫たちが送る、のんびり穏やかな時代物。彼らが話す江戸弁も心地良く染み入り、すごく私好みのお話でした。
あぁ続きを読みたい…!と思いましたが、作者様は2020年にご逝去されているのですね、残念でなりません…。心よりご冥福をお祈りいたします。 -
大好きでした👻




2025年8月10日めちゃくちゃ懐かしい!無料キャンペーンに釣られて思わずページを開いてしまいました。小・中学校時代に大好きだった作品。
あらゆるものを無に還す“鬼の手”を持つ霊能力教師・ぬ~べ~こと鵺野鳴介が、教え子たちが巻き込まれる悪霊や妖怪がらみの事件に挑んでいきます。
物語開始当初は昔から伝わる花子さん系・都市伝説系のエピソードが多く、少しジメッとした仄暗い雰囲気も醸し出していました。
ですが回を重ねるごとに、メインキャラに匹敵する魅力的な妖怪たちも登場。エピソードの幅も広がって、単に霊や妖怪だけでなく超常現象などについても取り扱われるように。どのお話も興味深く読ませていただいていた思い出。
その中でも私は14巻♯187の“龍宮童子”のエピソードが今でもすごく記憶に残っています。泣いた…😢
逆に怖かったのは15巻♯194の“海難法師”。とある描写で心臓止まるかと😱海に行くたび思い出してしまう…😵
また作中はかなりお色気シーンやグロシーンが多いので、きっと苦手な方もおられるはず。ですが、教訓になったり感動を禁じ得ないエピソードの数はそれを上回ります。もちろんゾッとさせられるものもたくさん👻
普段はダメダメなところばかり目立つ主人公ぬ~べ~も、教え子たちがピンチに陥ればビックリするほど格好いい一面を見せてくれます。まさに理想の先生😆でも、結構イケメンなのに全くモテないんですよね。いつも霊の話ばかりしてるから😅
懐かしすぎて、リアルタイムで拝読していた時のことを思い出してしまった…😌季節も丁度夏、久々にじっくり読み返して涼しくさせてもらおうと思います🎐 -
美しい台詞とモノローグの数々




2025年8月9日あらすじを読み、自分が興味を持っている終戦直後が舞台ということでずっと気になっていた作品。
肺病のため学徒動員を免れ戦争を生き延びた桃里。そして戦時中は海軍航空隊の所属だった青年実業家・烏羽のお話。
ちょっと癖のある絵柄の作家様だな、というのが第一印象でした。はっきり言ってしまえば、どちらかというと苦手な方だったのです(申し訳ありません…)。
ですが本編を読み進めるうち、この物語だからこそ、この絵柄がすごくマッチしてるんだ!とすぐに思い直すことに。どこか童話を読んでいるようなファンタジックな物語の流れと世界観、すぐに魅了されました。
全ての台詞やモノローグが心に沁みます。拝読中、何だかジワッと涙が滲んでしまった。
戦争から生き残ったがゆえに、心に罪悪感を抱えた二人が織り成す優しくて温かいストーリー。
絵柄で選り好みせずに拝読して良かった。終戦の月とも重なり、ふと当時に思いを巡らせてしまいました。 -
幸福感でいっぱいになれます✨




2025年8月6日無料漫画を検索していてお目にかかりました。見た目はコワモテだけど、とっても心優しく家庭的な趣味を持つDK・寿々木くんが主人公。
見た目で怖がられ、大好きな花の世話やお菓子作りを気持ち悪いとからかわれ、中学まではずっと辛い目に遭ってきた寿々木くん。高校の入学式に向かう電車の中で、クラスメートとなる春名くんと偶然知り合います。彼との出会いがきっかけとなり、寿々木くんの毎日はキラキラした明るいものに変わっていくことに。
ガタイが良くてちょっとだけ顔が怖い寿々木くんですが、実は優しくて癒し系な上に料理上手、裁縫も得意、植物の世話も大好きな完璧男子。一家に一人欲しい…!
そして彼の親友・春名くんも実は外見と内面が裏腹。小柄で美少女のような美少年ながら、実は柔道が強いという…。この二人にギャップ萌えしてしまった。
女子力高めなDKの、ゆるふわでホンワカした日常系のお話。好きなジャンルなので、同系統の別作品もいくつか拝読しています。
このお話も可愛くて癒されるのですが、心が荒んだオバハンである私が読み進めると、展開が少ーしご都合主義かなー?と思うことも無きにしもあらず。何しろ寿々木くんの周りの人々が、ほぼ欠点が見当たらない良い人たち過ぎるんです。
ただ中学時代までの寿々木くんの辛さを思うと、そんなことはどうでもよくなった!これからは楽しく幸せに学校生活送るんだよ、良かったねぇ~😭
それと、寿々木くんと春名くんが二人並んだ絵面が何だか堪らなく良いんですよね。外見も内面も正反対だけど、相思相愛の親友(変な意味ではなく)😊彼らの友情はきっと一生もののはず✨
とにかく読んでいて幸福感でいっぱいになれるお話。嫌なことがあった時でも忘れさせてくれるような、あったかいキャラたちも魅力です。 -
戦後八十年の節目の年に




2025年8月5日八月といえば終戦の月なのでこちらのレビューを。戦争にまつわる事柄の中でも、私が取りわけ興味を持っている航空隊についての一冊です。
当時の日本の陸海軍の名機と謳われる航空機の数々。それらが写真やイラスト・図面付きで、機体の戦史や関連する人物の逸話等も織り交ぜられ解説されています。今でも人気が高い有名な航空機は全て網羅されているはず。
陸軍航空隊におりました私の大伯父のかつての搭乗機・四式重爆(飛龍)についてのページもあり、嬉しい限り。当時の貴重なモノクロ写真とともに以下のようなエピソードも。
四式重爆は前述の通り陸軍の爆撃機ですので、搭乗員は当然のごとく“陸軍の重爆隊”に所属するメンバーたち。
しかし戦争末期になると(一時的にですが)その中の一部が海軍航空隊の指揮下に置かれることに。ハイスペックな四式重爆を雷撃機としても使用することになったため。
搭乗員たちは爆弾の代わりに魚雷を吊り下げた愛機に乗り、“雷撃隊”としての訓練を行っていたそうです。
日々のルーティンは全て海軍式に切り替えられて、陸軍メンバーはてんやわんやだったのだとか。慣れた陸→慣れない海、敵機や敵艦と戦いながらの彼らの苦労を思わず想像してしまった。
大伯父も海軍と共同で任務に当たった中の一人だったらしく…。現在私の手元に僅かに残っている当時の資料から、うっすらとそれが窺えるのです。本人が元気なうちに、その頃の話をもっと詳しく聞いておくべきだった…。物凄く後悔しています。
大伯父や祖父然り、当時戦争に行った方々は多くが鬼籍に入ってしまわれているはず。
もう生のお話を聞きたくても聞くことが出来ない。その方々のお陰で今があることを、忘れずに心に刻みたいです。
当時の空に思いを馳せながら読ませていただきました。戦後八十年の節目、平和への祈りも込めて。 -
征く者、残される者




2025年7月30日作者様の“戦争めし”を興味深く読ませていただき、別作品も拝読してみようと検索したところ、この作品と出会いました。
特攻隊のお話も描かれておられたのですね。戦中が舞台の作品のうちでも、私がとても興味を持っているテーマの一つです。
この物語にメインで登場するのは、鹿児島県の知覧にある陸軍指定の食堂の一家。“特攻の母”として名高い鳥濱トメさんの“富屋食堂”がモデルだそうです。
そして食堂の常連である、陸軍の飛行学校で学ぶ少年飛行兵たち。ただ純粋に飛行機乗りに憧れていた彼らですが、戦争末期になると、敵艦への特攻というとてつもなく重く過酷な運命を背負わされることになります。
私の居住地から一番近い陸軍航空隊関連の施設が桶川飛行学校平和祈念館なのですが、昨年訪れた際に職員の方とお話させていただく機会がありました。
桶川の飛行学校を卒業した飛行機乗り、彼らの多くも特攻兵となり、知覧や万世の飛行場から飛び立って行ったのだそうです。
中でも少年飛行兵たちはまだ十代、現代の高校生くらいの年頃です。その若さでお国のためにと散っていった彼らを思うと言葉になりません…。
そして、この物語では特攻兵たちを見送る立場の人々も描かれます。昨日まで笑い合って会話をしていた相手がもういない。親しくなるほどに、耐え難い辛さだと思います…。ヒロインである食堂の娘・栄子に感情移入してしまい、ボロボロ泣きながら読みました。
“戦争めし”同様、この作品は優しいタッチの絵柄と物語。戦争物初心者の方や苦手だという方にも、ぜひ読んでいただきたいと思えるお話です。
兵士である前に一人の少年であった彼ら。その屈託のない笑顔が心に残り忘れられません。 -
戦争と食事




2025年7月29日八十回目の終戦記念日が近いこともあり、ここ最近は戦争関連の作品を多く読んでいます。
この作品も以前から気になっていて、2巻分が無料になっていたこともあり、丁度良い機会なので拝読してみました。
陸軍・海軍ひっくるめて、第二次世界大戦を戦った日本の軍人さんや兵隊さんたちが口にしていた、様々な戦地での様々な食事。そんな、ちょっと珍しいテーマのオムニバス漫画です。
コミカルでデフォルメされた絵柄、そしてテーマが“食べ物”でもあるので比較的読みやすくはありますが、戦争物には違いない。心にズシッと響く結末のお話も。
そして、“美味しいものを食べること”がどれほどの活力を生み、どれほど重要なことか深く考えさせられる作品でもあると思います。
作中に満州の餃子のエピソードが出てくるのですが、自分の祖父が同時期の昭和十七~十八年まで満州チチハルに駐屯していたこともあり、じーちゃんも餃子食べたりしたのかな?などと想像してみたり。
そしてこれは余談なのですが、そのエピソードの兵隊さんが後にパラオへ配属になり…ということまで当時の祖父と全く同じ状況で、完全に重ねてしまいました…。
本編第1話のテーマであるカツ丼にしても、今はスーパーやコンビニなどで手軽に買える食べ物でもあります。
あまりに簡単に手に入るので有り難さを忘れてしまいがちですが、この作品を読むことによって、物が溢れる今の時代がどれほど幸せか身に沁みました。
また当時の方々がどのような場所でどのような物を食べていたのか初めて知ることも多く、改めて勉強にもなりました。
この作風や絵柄ならお子さんでも抵抗なく読めるのではないかと思います。戦争から遠い世代の方々にもオススメの作品です。 -
2巻を読む覚悟ができずにいる…




2025年7月7日戦後八十年の節目の年に出会った作品。タイトルで何となく内容は予想できましたが、まさに…。
戦時中、飼い犬を毛皮のために供出させられたというお話は聞いたことがあります。そして、本作は猫までもがその対象になるという流れ。
二十年近く猫たちと暮らしている自分にはかなりキツいはず…と思いましたが…。祖父母が生きた時代でもある戦争当時については非常に興味があり、詳しく知りたい気持ちが強くて手に取りました。
舞台は太平洋戦争末期。東京生まれの“たまさん”が、縁あって北海道は函館の史郎さんのもとに嫁ぐところからお話は始まります。
第1話冒頭の印象から切なくしんみりした物語と思いきや、まさかのコメディタッチ。良い意味で拍子抜け…。
時折吹き出しそうになりながら、しかし考えさせられるところもしっかりありつつ。意外にもサクサク読み進められました。
身一つで嫁いできたたまさんに対し、姑はもれなく意地悪。旦那さんの史郎さんも素っ気なく、このまま寂しい新婚生活が続いていくのかと。
しかし雪の中、たまさんは思いがけず仔猫を拾うことに。そこから少しずつ、彼女と史郎さんの生活がほんのり温かいものに変わり始めます。
コミカルで可愛らしい絵柄も相まって、読んでいてあまり強く悲痛さを感じさせない、どちらかというと面白おかしく進んでいく物語です。
だからこそ、たまさんや史郎さんや猫のチャペがどうなるのか怖くて、実はまだ2巻には手を伸ばせていません。
知りたい気持ちはあるけれど、悲しい描写があったとしたら耐えられる気がしなくなってきて…。
もし自分が戦時中の人間で、猫を飼っていたとしたら。お国のために猫を供出しろと命令されたら、果たしてどうするだろうか。
ふと思い巡らせてみたものの、考えるだけで辛く、ただただ涙が出てしまった。今の時代に生きていることが、いかに幸せか…。
読みたいけれど、未だ読めていない2巻。しっかり覚悟ができたら、必ず手に取りたい…! -
猫派なんだけど…やられた!




2025年7月7日ジャンプ系漫画の特集でお目にかかった、睨みをきかせた柴ちゃんの表紙。そのインパクトに、猫派の自分も手に取らずにはいられませんでした。
転校のため、部屋を探していた女子高生の氷ちゃん。彼女はホラー音痴、幽霊等を全く怖がりません。
新築1LDKで家賃4800円という破格すぎる物件を見つけますが、そこは事故物件…というか、柴犬の地縛霊・むうちゃんが憑いた“シバつき物件”で!?というお話。
ストーリーはほのぼの系コメディではありますが、氷ちゃんの転校理由がなかなかハード…。ホラー音痴が災いし、まさかの事件が起こってしまったせい。
そしてアパートにいる地縛霊、何とむうちゃんだけじゃないんです。他の部屋にもたくさんの柴犬の霊が。
なぜ柴犬ばかりなのかというと、そのわけが辛すぎる。泣いてしまった…。生き物の辛い話には本当に耐性がなく、すぐ泣いてしまうよ…。
生きている間には叶わなかったけれど、地縛霊となった柴ちゃんたちは、今は優しい住人たちに愛でられて面白おかしく過ごしています。
むうちゃんはじめ、みんなそれぞれ個性的。顔付きも性格も違う上に、それぞれが可愛い。猫派であるはずの私も魅了されてしまいました。
犬好きの方ならもっとハマるはず。愛くるしい柴犬たち(霊)に癒されます。ぜひ! -
アンティーク品にまつわる推理物




2025年7月2日ミステリーのカテゴリで興味を惹かれた作品。原作小説があり、そのコミカライズ版なんですね。
小さな骨董品店を舞台に、そこに持ち込まれるアンティーク品がキーとなって繰り広げられる推理物。骨董品店のディーラー雨宮陽人・海星の兄弟、そして刑事の本木(ほんもく)がメインとなりお話が展開します。
陽人と本木の間柄がどことなくブロマンス風味…?と少しだけアヤシイ目で見つつ読了。前述の通り、店に関わることになったアンティーク品にまつわる事件を描いた物語です。
中でも陽人の弟・海星は“不思議な目”を持っているらしく、数多の贋作の中にあるたった一つの本物を見抜くことが出来る。
兄の陽人は彼を“妖精に愛されている”と言いますが、それがどういった意味の表現なのかはまだ未知数…。
絵柄は綺麗で繊細、ストーリーは人死にが出ないライトなミステリーです。
推理物は本格的でも軽めでも好きなジャンルなので、私はなかなか面白く読めました。 -
このふてぶてしさが可愛いんです




2025年6月26日つしまとの出会いはネットの漫画紹介記事でした。そしてテレビでのCMも拝見。
表紙のデカい顔のインパクト!これは修羅場を何度もくぐり抜けてきた貫禄ある雄猫の顔!
いるいる、こういうボス猫っぽい野良ちゃん。このふてぶてしい表情好きだわ~と思いながら試し読みし、見事ハマりました。
猫のつしまと人間のおじいちゃん(実は女性)を中心とした、まさに猫好きのためのゆる~い日常系コメディ。
全編カラー、色鉛筆での優しいタッチで描かれている本作。つしま以外にもたくさんの個性的な猫たちが登場します。
お顔や被毛の柄や性格の違いも見ているだけで楽しいし、その独特なネーミングセンスが何だかツボ(笑)。悪役ばりに目つきが鋭い子もおりますが、逆にそれがたまらなくイイ😻
そして写実的な猫たちの絵に対し、おじいちゃん(女性)の作画のテキトーさ😂その対比も面白いです。
つしまやおじいちゃん(女性)や猫たちが織り成す、ちょっとシュールで、笑えて、そしてちょっとだけ切なさもあるお話。猫好きの方は買って損ナシだと思います! -
みんな幸せになってくれ!




2025年6月24日まん丸で可愛すぎる猫ちゃんたちの表紙で、以前からずっと気になっていた作品。
猫好きの猫飼いなので、少しでも猫が辛い目に遭う描写があるものはなるべく避けていたのですが…。
可愛い猫ちゃんたちに完全に負けてしまい、手に取ってみました。
飼われていた家の窓から脱走してしまい、迷い猫となってしまったマルル。家への帰り方がわからず、仕方なく野良猫生活を送ることに。そんな中、目つきの悪いハチワレ猫・ハチと出会います。
絵柄は本当に可愛くて癒されますが、本編は野良猫の厳しい現実もしっかり描かれます。その可愛い絵柄で過酷な状況が描写されることで、余計にズシッと来る。
辛いシーンは覚悟していたけれど、やっぱり泣いてしまった。これだけはいつまで経っても耐性がつきません…。
猫ちゃんが登場する作品とたくさん出会いたい気持ちはあるのですが、あらすじを読み、辛いのが嫌で二の足を踏んでしまうことも多々あります。しかし、そういった作品こそちゃんと目を通すべきなんだとも。
どうか彼らみんなが優しい人に出会って、安全なおうちでお腹いっぱい食べて、一人残らず幸せになってくれと願わずにはいられない。
ホッコリするシーンもたくさんある作品ですが、まず一番にそう思ってしまいました。 -
真打を目指すヒロイン




2025年6月24日ドラマジャンルのピックアップで表示された作品。タイトルから落語がテーマのお話だと推測できました。
正直あまり自分の興味あるテーマではなかったのですが、なぜか表紙に釘付けになってしまいクリック。
幼い頃のヒロイン朱音が、落語家の父・志ん太の稽古を覗き見ているシーンから物語は始まります。
ページを開いた瞬間から、作画がドストライク。レトロでノスタルジーを感じる線に一目惚れでした。
小学生時代から喋りが巧みで、喧嘩相手やその親さえやり込める朱音。さすが落語家の娘というところ。
それもありますが、何よりも大好きな父の“魔法の落語”をいつも側で見て育ってきたからなんですね。
そんな中、父・志ん太は真打昇進試験を迎えます。しかし終了後に審査委員長の口から出たのは、そこにいる誰もが一切予想だにしなかった言葉でした…。
まず物語のさわり部分である1話目からグイグイ引き込まれてしまった。…が、私は落語については本当に知識が浅く、作中に出てくる“芝浜”のタイトルくらいは知っている程度。
ところがストーリー自体が非常に面白い。知識がなくても無理なく着いていけます。それどころか夢中で読んでいました。
父の昇進試験会場でのまさかの“大事件”のあと、本格的に落語家を目指し始める朱音。次々登場する魅力的な登場人物を交えてのサクセスストーリー。
落語わからない!という方も、まずは読んでみて欲しいです。私もそうでしたが、それでもしっかり楽しめる。
絵柄とテーマもマッチしており素晴らしい。噺を披露している時に描かれる演目の中のキャラたちも味があってすごく好き。オススメの作品です。 -
黒崎くんが無理だった…




2025年6月23日ピックアップで表示され、表紙の黒崎くんのイケメンぶりにまんまと釣られてしまった…のですが。
まず試し読みで、うわ~…と思いつつレビューも拝見してみたら、やはり結構否定的なコメントが…。
成人男性と女子高生の恋愛に拒否反応を示す方々が多いですね。私もその一人ではありますが、うわ~となってしまったのは別の理由もあります。
私には黒崎くんが無理でした。ストーカーみたいで気持ち悪い。
インパクトのあるキャラクター性を持たせたいのはわかりますが、相手の言葉を全く聞かずに自分の言いたいことだけベラベラと…。何しろ気持ち悪い上に不快。
イケメンは好きではありますが、イケメンであれば何でも許されるようなストーリー展開は苦手。
カテゴリを確認せずに読んでいたのですが、少女漫画だと後でわかって納得。若い子向けの作品ですね、合わないわけだ…。
ということで試し読みのみで終了です。絵はすごく綺麗なだけに残念でした。 -
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シュ…、シュールすぎる😂




2025年6月20日“へうげもの”の作者様の作品。表紙のインパクトにやられてちょっと尻込みしましたが、あらすじに興味を惹かれてしまいました。
平徹(たいら・てつ)は大正時代が大好き。芥川龍之介と竹久夢二をこよなく愛する青年。
できることなら大正時代に生まれたかった!と、下宿先での生活の全てを大正風に送ることをモットーにしているのですが…。
何なんだこのシュールすぎる作品は…😂ページを開いた瞬間から、ぶっとい線だな~が第一印象の作画、登場人物は一筆描きで描いたようないい加減さ(褒め言葉)。ユルすぎる!
下宿先の部屋を大正一色に染め抜いている徹、デートの誘い方も大正風、そして毎回フラれる…。当たり前(笑)!
そんな中、今まで特に意識しなかった下宿先の娘・由貴ちゃんが気になり始めて…!?
自分が大正浪漫大好きなせいか、なぜか妙にハマってしまいました。何度も言ってしまうけれど、絵もストーリーも本当にシュール!詳しい説明が難しすぎる…。
正直多くの方にオススメはできません。しかしこの世界観、ハマる人はハマりそう。気になった方はぜひ!
よく見たらタイトルも右読みだ…! -
舞台は戦国時代だけど…🍵




2025年6月20日時折無性に読みたくなる歴史物。ふと、以前別サイトさんで無料分まで読んだこの作品が頭に浮かびました。
確かめちゃくちゃ面白かった記憶が残ってる。シーモアさんでも検索してみたらありました!ちょっと前にアニメにもなっていたな…。
主人公は古田織部。戦国時代、かの有名な織田信長・豊臣秀吉に仕えた武将。歴史の第一線にはほぼ出てこないですが、何となく名前は聞いたことがあるかな??程度。
お話の舞台は前述の通り戦国時代です。しかし焦点は戦ではなく、茶器や美術品という珍しい作品。
その魅力にすっかり取りつかれた織部の人生が、コミカルに描かれていきます。
織田信長を筆頭に武将たちが居並ぶ会議のシーン。物語冒頭から人様の甲冑を勝手に品定めし、心の中でディスりまくる織部。あの織田信長に一喝されても全く懲りる気配はありません(笑)。
どうしても貴重な美術品にばかり目が行ってしまい、人の話など上の空。もはや変態の域…。彼が美術品を解説する際の独特な言い回しがクセになります。
歴史上の有名な出来事も描かれていく本作ですが、それがかなり大胆で独自の解釈、「そんなのアリ!?」とビックリさせられることも。
でも織田信長の最期については、実際に手を下したのはあの人物だったかもしれない。有り得るかも…と思ってしまった。
美男美女は登場しないし、クセのある絵柄。そして歴史の独自の解釈。読む人を選ぶ作品だと思いますが、私はかなり楽しめました。
それと作中の千利休デカいな!と思って調べたら、彼は身長180センチもあったらしい…。色々と勉強になります。 -
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星10個付けたい




2025年6月17日ドラマジャンルの高評価ピックアップで初めて表示された時、なぜか惹かれてしまい初見ですぐにクリックした作品。
直感に従った自分を褒めてやりたい。これは本当に傑作。近代という時代背景含め、ストーリーもキャラも、好みの要素が全て詰め込まれていました。
明治末期の日本橋、傾きかけていた老舗呉服店・“三つ星”。その再建に心血を注ぐ虎三郎たち若者のサクセスストーリーです。
一言で言うとめちゃくちゃ面白かった。もっと上手く言い表したいのですが、語彙力がなさ過ぎてもどかしい…!
この時代の物語が大好きなことも相まって、ページをめくる手が止まらない。お話が進むごとに鳥肌とワクワクも止まらず…!
当時の日本橋の街並みはもちろん、和と洋が入り混じる華やかな時代の描写が実に巧み。ずっと眺めていても飽きないほど。
登場人物たちも魅力たっぷり。真っ直ぐな虎三郎も闇を抱える鷹頭も良いですが、時子ちゃんがお気に入り。
通り一辺倒のお洒落に疑問を持ち、自分好み・自分に似合う格好を理想とする新しい感覚の女の子。自身のスタイルを大事にする、私が大好きなタイプのヒロイン。
まさに朝ドラや大河ドラマのようと言っても大袈裟ではないほど、緻密に練られた素晴らしい物語。
当時の流行についても知識を得られ、髪型含め、お洒落な着物・ドレス・装飾品など、見ているだけでも楽しい。
長編ですが中弛みなく、近代が好きな方なら拝読して絶対に損はない作品です。本当にオススメ! -
海軍機を網羅!🛩✈




2025年6月14日こちらの事典の陸軍篇を拝読し、たいへん満足だったので今度はこの海軍篇を。
表紙は有名映画にも登場した零戦五二型、そして一式陸攻一一型ですね。どちらも群を抜いて大好きな機体なのでテンション上がります٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
陸軍篇と同じく、第二次大戦終了までに海軍で使用された航空機が、機体の解説・諸元・写真やイラスト付きで網羅されています。
海軍の航空機の分類は、似て非なるものが数多あって結構難しい…。
例えば“陸攻”と“艦攻”と“艦爆”など、紛らわしいし何が何やら。しかしそんな時は、こちらの事典を見ればスッキリ解決(笑)!
また、これも陸軍篇と同様に海軍航空隊の基礎知識も載っております。やはり海軍ですので、陸軍にはない魚雷や空母についても記述あり。
そしてここからは余談になるんですが、日本国内にたった一機しか現存しない一式陸攻の実機を見に行ったことがありまして…。
胴体部分のみの展示でしたが、想像していたよりずっと大きくてビックリ。両翼が付いたら物凄い迫力だろうなと。
百年近く前、このデッカイ鉄の塊が実際に空を飛んでたとは。そう考えると感慨深いものがありました。
軍用機事典・海軍篇も大満足。私にとって永久保存版です! -
絵画の価値とは




2025年6月12日以前高評価ピックアップで表示されたのですが、その時は別段興味を惹かれずスルー。
そして再び表示されたことにより、何だか気になり始めてしまいクリック。1巻無料だったので拝読してみました。
以前スルーしたことを激しく後悔しています…。めちゃくちゃ面白いじゃないですか!早く読めば良かった…!
絵を描くことが唯一の趣味である、ネカフェ暮らしの清掃員・一希。ある日資産家の青年・透と出会い、「絵を買わせて欲しい」と頼まれる。それが一希の人生の転機となります。
一希や透、キャラたちのやりとりが何しろ好き。透の突拍子のない行動に思わず吹き出してしまうシーンもあれば、ゾクリとするようなシーンもある。飽きの来ないストーリーで、どんどん読み進めてしまった。
そしてお話自体が面白いのはもちろん、どうやって絵画の市場価値が生まれていくかが理解でき、目から鱗が落ちました。
私も美術館などで特に抽象画を見た際、何だこれ?私の方がよっぽど上手く描けるよっ!と生意気にも思ったことが幾度かあります。
しかし上手いか下手かではなく、“需要”があれば、それを欲しいと思う者がいれば絵は高く売れる…。なるほどと思いました。
そう言えば絵に限らず、一つしかないものをどうしても手に入れたい人間が二人いるだけで、その価値が釣り上がると聞いたことがあった。深い…。
思いがけず良い作品に出会えました。もっと読み進めていこうと思います。 -
文句なしに面白い🧙♀




2025年6月9日オススメで表示された作品。こちら“SKET DANCE”の作者様の作品だったんですね。最初は気付かなかった…。
このお話は鬼の力を持つDK・モリヒトと、幼馴染みの魔女・ニコを中心とした(ラブ?)コメディ。
これは文句なしにめちゃくちゃ面白いです。絵柄もとっても可愛い&綺麗だし、何よりギャグセンスが絶妙。
あまりにもハイテンション過ぎると逆に萎えたり白けてしまうんですが、実に丁度いい塩梅で笑わせに来る…!
上手く説明できないんですが、流れが早すぎず遅すぎず、その上滞ることがないというか、次から次へと凄くテンポが良い。面白すぎて怒濤の勢いで読んでしまった。
モリヒトやニコ、キャラたちも魅力たっぷり。とにかくニコの天然ぶりが可愛い。あざとさが全くない。そして容赦なくツッコミを入れるモリヒト…。この二人の夫婦漫才(違)に腹がよじれました😂好きすぎる…!
大満足の作品でした。オススメ表示に感謝しなければ…! -
陸軍機を網羅!🛩✈




2025年6月8日この表紙を見たとき、思わず武者震いしてしまいましたよ。まさにこれだ、私が求めていたものは…!
まさかこのようなご本さえ取り揃えておられるとは、シーモアさん侮れませんね…。
私の大好きな旧日本軍機の事典・陸軍バージョン。海軍バージョンもあるようですが、大伯父が陸軍航空隊所属だったので、まずはこちらの方から拝読させていただきました。
第二次大戦の終わりまでに使用された陸軍機が、機体の解説・諸元・写真付きで網羅されています。なので物凄い数!最初期なんてほぼハンググライダーみたい。知らなかった航空機もたくさん載っている…。
そんな中で、私が最も興味があるのは戦中に活躍した航空機です。順番をすっ飛ばし、どうしても大伯父の搭乗機のページに一番に目が行ってしまった。完全に身内贔屓…。
爆撃部隊に在籍していた大伯父の愛機は、大戦前期~中期までは九七式重爆撃機(本書の76頁)。後期になると、当時最新型だった四式重爆撃機・飛龍(117頁)へと機種改変になりました。
陸軍最後の爆撃機である飛龍は、見た目も格好良い上にハイスペック、大型機なのに機動性が凄い。陸海併せて私が最も好きな機体の一つです。
それと本書では陸軍航空隊の部隊編成や兵装をはじめ、航空機以外の基礎知識にも色々触れられている…!これは資料としてめちゃくちゃ有り難かった。
やはり一度は検索してみるものですね。本屋さんでこういったジャンルを探しても、なかなか見つけられないでいたので…。
こちらを隅々まで堪能したら、次は海軍バージョンだ! -
三式戦・飛燕の操縦者のノンフィクション




2025年6月6日陸軍パイロットだった大伯父の影響で、旧日本軍機が大好きな自分。何となくダメ元で検索窓に“飛燕”と打ち込んだら、期待通りのこちらがヒットした…!凄いぞー、シーモアさんでもこういった作品を扱ってるんですね!
第二次大戦中、陸軍航空隊の三式戦闘機・飛燕の操縦者だった方のノンフィクション。
ワクワクしながらページを開き、まず1ページ目でズッコケた。まさかの“四式戦闘機・飛燕”という誤表記、思わず目が点に。
オイオイ飛燕は“三式戦闘機”だよ、四式戦闘機は疾風(はやて)ですし、全くの別物です。初っぱなからこんなミスがあるなんて、大丈夫かなぁ…。
不安になりながら次ページをめくってみたら、そこからはちゃんと“三式”になっておりました。どうやら、間違いの部分は本編とは無関係の単なる作品紹介文らしい。
とは言え、掴みの1ページ目で誤植だなんてビックリですよ。作品に泥を塗ることにもなりかねません。しっかりしてくれ…。
気持ちを切り替え、まず無料分まで拝読してみました。ノンフィクションだけあって当時の様子が非常にリアルに書かれており、やはり臨場感がある。数ページ読むだけでも総毛立つ感じです。
海軍の零戦・紫電改などメジャーどころの空戦記は度々目にするけれど、陸軍の空戦記はほとんど見かけないので嬉しい。
こちらの作品にメインで登場する飛燕は、外見もスタイリッシュで凄く格好良い戦闘機です。
ミニ模型を持っているんですが、他とは一線を画したワイルドな迷彩柄の塗装で、良い意味でのエグさがあってかなり目を惹きます。独特の形状も相まって、実に魅力的な機体。当時の日本軍機には珍しい液冷エンジン搭載なんですよね。
まさに大伯父が在籍していたということもあり、常日頃から興味を持っていた陸軍航空隊。一部分ではあれど、その詳細な記録が拝読できるなんて至福…。当時の戦況に思いを馳せながら、心して読んでいこうと思います。
星1つ減らした理由は、肝心の戦闘機名に1ページ目で誤表記があったため。いくら本編とは無関係と言えど、見過ごせないレベルだった…。 -
合わないかな?と思ったけれど…




2025年6月5日ジャンプ系漫画の特集でお目にかかりました。ホラー・オカルト系大好きなのでクリック。
鎌倉を舞台に、四人のDK“ファントムバスターズ”が悪霊に挑んでいくお話。無料分の1巻のみ拝読してみました。
1話目を読んですぐに思ったことは、あーこれ若い子向けの作品だなぁと。
ギャグのノリがちょっと合わなかった。テンションが高すぎて、例えるなら“売れないお笑い芸人のコントを見ているよう”。「…ハハッ……」という乾いた笑いしか出てこなかった…。お情けで笑ってあげてる気分というか。
しかし読み進めていくとモガリの実家の闇深さが見えてきたり、お話に動きが出始めた。そこから、何だ意外と面白いじゃない!と感じられるように。
私の個人的な好みで言ってしまえば、怒濤の勢いのギャグがもう少し抑えめの方が読みやすかったかな。
でもDKたちのわちゃわちゃが可愛らしくて、それこそ“アオハル”だなぁ~、いいなー!とニマニマしてしまった😊
鎌倉が舞台というところも良い。SLAM DUNKネタがフツーに飛び出してた😅集英社繋がりですね(笑)。 -
名台詞・名シーンが盛りだくさん




2025年6月2日ついにシーモアさんでもこの名作が拝めるのですね!小学生時代コミックスを集め、アニメもリアルタイムで観ていた世代です。
SLAM DUNKといえば名台詞や名シーンがたくさん!その中でも私にとって一番印象深いのは、安西先生とミッチーのあのシーンですね…😢今現在でも鮮明に記憶に残っています。
あと、リョーちんの髪型を改めて見てちょっと感動を覚えた。連載当時の平成初期から30年以上経っているのに、令和になった今見ても全く古さを感じない。それどころか逆にスタイリッシュで今っぽい!流行は巡るんですね(しみじみ)。
そんなキャラクターたちもそれぞれに個性があり、その誰もが魅力的。湘北だけでなく、他校のメンバーも粒揃い。
本当に懐かしい…😌ノスタルジーに浸りながら、ゆっくり読み進めていこうと思います🏀 -
刮目せよ、圧倒的画力!




2025年6月1日紙の本でも持っている作品。板東先生は、女性ジャンルの“寒がりメイド”の作画担当もされていらっしゃいますね。
もう試し読みの段階で圧倒的画力に魅了され即買い。かの有名な源氏物語の世界観を引用し、江戸時代の遊廓に置き換えた物語になります。
舞台は新吉原、通称“源氏屋”・“源さん”などと呼ばれている美青年がひとり。
彼は問題のある遊女を抱える妓楼から依頼を受け、彼女たちを一人前に仕上げていく“仕込み師”である。
この主人公源さんがまごう事なき超がつく美青年です。源氏物語の光源氏に相当するキャラで、その美貌はもちろん“寝技”でも数多の遊女たちを虜に。
原典での主要人物である葵の上や六条御息所も、大見世の筆頭花魁として登場。
葵は気が強いながらも真っ直ぐな女性、六条はプライドが高く美しい女性。源氏の事となると嫉妬で我を忘れてしまうのは原典同様です。
全体的に男女の愛憎の物語なので、基本覚悟して読まねば心をグサッとやられるのですが…。第一話の“葵の上”、第三話の“源典侍”、第七話の“末摘花”はその中でも比較的安心して読めるエピソードになっています。
私は原典でもそうなのですが“末摘花”が一番好き。ラストはちょっとだけホロッとしてしまう。辛いのが苦手な方はこの三つのエピソードだけでもぜひ。分冊番なら一話ごとに購入可能です。
作品ページの紹介文が何だかおどろおどろしいことになっておりますが…、逆にマイナスイメージになりそうなので書き換えて欲しいくらい。
遊廓が舞台ゆえに濃厚な濡れ場も描かれるけれど、変なイヤらしさを全く感じず純粋にエロティック。画力がとんでもない作家様なので、嘘偽りなく素晴らしいです。イケメン源さんと併せて目が大喜び間違いなし!
ただ残念なのは、未完のまま終わっていること。今後がすごく気になるところだったのですが…。それでも私は芸術的な作画とエロスを拝めるだけで大満足でした。
板東先生って、東洋人も西洋人も本っ当に凄まじいほど美しく魅力的に描かれるんですよね。眼福の極み…! -
セリフ回しが秀逸




2025年5月31日明智小五郎…ならぬ“明智五郎”の、食をテーマにした推理物。
この作品、まず明智さんとその助手(?)・小林一号(苺)のコントのようなやりとりが好きすぎて…!見た目紳士なのに何かと理由を付けてお弁当代をツケにしてる明智さん…🙄
と言うか明智さんの独白も他の登場人物たちとの会話も、全てセリフ回しが面白い。明智さんの昭和っぽさ全開の独特な喋り方も癖になる。
…と、まるでコメディのようでもありますが、前述の通りきちんと推理物。犯罪をコーディネートする美しくも恐ろしい“マグダラのマリア”との駆け引きには、緊張感が漂います。
おもしろシーンと真面目シーンの温度差で風邪ひきそうでした…。 -
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途中までは良かった




2025年5月26日絵柄とあらすじで、あっこれ絶対好きなやつだ!と思い試し読み。
途中まではすごく良かったんです。
しかし…、会社の飲み会で瑞希が酔い潰れてあろうことか男性社員(真野くん)に抱きつき、粗相までするシーンで一気にないわ~と思ってしまいました。
現実的な話で申し訳ないんですが、お酒の加減がわからず飲み過ぎたり人に絡んだり、変な酔い方をする人が大嫌いなんです。私も会社の飲み会でそういう人をたびたび見かけ、ドン引きしたり気分を害したことがあるので。
それと、酔い潰れて真野くんに粗相してしまったからって、なぜ彼の家に運ぶ必要がある?ただの同僚の男性ですよ。女性社員もいるのに、誰一人として介抱しなかったのだろうか。家を教えてくれなかったからって、それでもちょっと…。
同僚でしかない女性を簡単に家に上げるなんて、色んな意味でリスク高すぎ。あらぬ誤解を招く可能性があるので、今の時代、普通なら避けるはず。瑞希が真野くんを意識するきっかけにしたいのはわかるけど、少し展開が強引すぎ。
あと、真野くんの「甘えたくなったらいつでもおいで」のセリフ。あれはおそらく瑞希や読者をキュンとさせるための殺し文句なんだろうけど、私はぞわっと鳥肌がたち、ページを閉じました。
彼女でもない女性にさらっとそういうことが言える男、私は引く。きっと萌える方は萌えるのでしょうが、私はダメでした。
多分若い頃だったら純粋にハマっていただろうなと思えるお話。今はある程度人生経験を積んだので、リアリティのなさすぎる展開はつい厳しい目で見てしまう😣すみません…。 -
何これ面白い




2025年5月25日表紙が独特で最初はスルーしていましたが、なぜかどうしても気になってしまい拝読。
ヤバい面白い!スルーしなくて正解でした。会社でイケメンだらけの部署に配属され、パラダイス状態の芽吹まゆみが主人公。毎日がウハウハだけど、よりによって隣の席に苦手な先輩が…。
気付かずに読んでいたのですが、この作品てジャンル的にはTLなんですね。怒濤のギャグでめちゃくちゃ笑えるせいか、全くそうは思わなかったです。
セリフや独白が多いのでちょっとゴチャッとして見えますが、内容が面白いので全然気にならなくなりました。
絵も綺麗な上、まゆみの一人コント(?)がツボすぎる…!それと何と言っても色んなタイプのイケメン!彼ら全てが目の保養✨朝日向さんはちょいブキミだけど…、実は彼もイケメン!執着されるまゆみが羨ましいようなそうでないような…💧
ギャグ+イケメン+エロな展開と盛りだくさんで、予想以上に良かったです! -
当時について深く考えさせられる




2025年5月24日好きな作家様の一人、雨瀬先生が描く終戦直後の物語。
家族全員を失った戦災孤児・兼吉と、彼が出会った謎の青年・金井田がお話の中心人物です。
この先生が紡ぐ泥臭いながらも美しいヒューマンドラマは、いつも心に突き刺さる。別名義の作品を拝読した時も、狂おしいほどの衝撃とともに、人生観が180度変わるほどの影響を受けました。
ジットリと仄暗く、重くて辛く、しかしそれでも必死に生きようともがく人々の群像劇。独特の絵柄も相まって、息遣いさえ聞こえてきそう。
孤児、復員兵、ヤクザ、パンパン…。たとえ世間的に悪と誹られるような行為でも、食べていくための手段は人それぞれ。作品の舞台は戦後半年にも満たない頃、まだまだ戦中の痛手を引きずった世の中です。
そんな時代をひたすら逞しく我武者羅に生きる兼吉、そして彼を取りまく人々。自分だったらすぐ野垂れ死んでいるだろうな…。
そう考えると、やはり戦中戦後を生き抜いてきた祖父母を尊敬してしまう。いや祖父母だけでなく、当時を生きた全ての人々が純粋に凄いと私は思います。
もし平和ボケした現代人があの頃にタイムスリップしたとしたら、生き抜くことが出来るのはほんの一握りなんじゃないかと。戦争を経験した先人たちには本当に頭が上がりません。
色々と考えさせられる、実に深く心を抉ってくる物語でした。
それと別名義での新作も、いつか出していただけたら嬉しいな…。 -
コーヒー派だけど大好きな世界観!




2025年5月24日別の漫画サイトさんでお見かけしてから、表紙の猫ちゃんがずっと気になっていた作品。
傍らのおじさまの怪しげ(?)な出で立ちから、当初はミステリーかホラー系の物語かと…。でも全く違いました!本格的な紅茶をテーマにした作品です。
街角にひっそり佇む紅茶専門店の店主・瀧さん。初見は無口なクール系おじさまかと思いきや、実は極度の人見知りなのでした。
彼が心を開くのは愛猫の“キームン君”だけ…ではなく、紅茶のこととなると急に瞳が輝きだし、滑らかな語りが止まらなくなってしまいます。
実を言うと私はコーヒー派でして、普段紅茶を飲むことはほぼほぼないのです💦ごくたまに午○ティー(ミルクティー)を嗜む程度…。
しかしそんな私でも十分楽しめたお話。それぞれの事情を抱えた人々が瀧さんのお店を訪れ、身も心も癒されていくホッコリなストーリーです。
お客さんに合わせて瀧さんがセレクトしてくれる、様々な紅茶とスイーツ(または軽食)が毎回登場。目にも楽しい上にどれも美味しそうで、思わずヨダレが…(´¬`)作中では私と同じコーヒー派のお客さんも虜になっています。
そして忘れてはいけないのが猫のキームン君!人間の言葉や感情を理解しているんじゃ!?と思うほど賢い子。あぁモフりたくてたまらない…(´¬`)
表紙の雰囲気で敬遠する方もいるかもしれませんが、ページを開けば可愛い猫ちゃん+紳士+紅茶の癒しの世界が広がっておりますよ😺 -
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軍服は素敵ですが…




2025年5月21日旧日本軍の軍人さん&軍服大好きな私が、まず表紙で惹かれた作品。
これは大日本帝国陸軍の軍服ではないか!ワーイうれし~久々の軍物だ~ヽ(^o^)丿
ワクワクしつつ、ふと作者様名を見たら、こちら“ぬらりひょんの孫”の椎橋先生の作品なのですね。
そしてあらすじを読んでみると、どうやらホラーやオカルトっぽい。陸軍+ホラーなんて読まずにいられない!まず無料分を拝読。
時代は一九一〇年代。地図には載っていない軍用島に存在する陸軍栖鳳中学は、軍事利用可能な超常現象を収集・研究する機関。
三年生の岩元胡堂は学長の命令を受け、超常現象が起こると噂のある地域へ調査に向かいます…。
ん~、ちょっと思っていたお話と違いました。軍人さんが遭遇するしっとりとしたホラー物かと思いきや、特殊能力全開でかなりファンタジー色が濃いめ。どうやら純粋なホラーやオカルトとは違うようです。
そして私が評価を下げた最大の理由が、舞台を帝国陸軍にした意義が全く感じられなかったこと。登場人物の容姿や能力の奇抜さもあり、これならいっそオリジナルの組織を設定した方が断然よかったと思う。
それと十代半ばの学生さんたちがメインキャラなので、私の大好物であるガタイが良くて屈強な大人の軍人さんがいない…。oh…😵
自分にとって魅力に感じる要素が全て消し飛んでしまったため、数話目の途中で飽きが来てページを閉じました。
絵柄はとっても綺麗です。軍服の描写も緻密。それだけに期待しすぎてしまった感が…。
様々な特殊能力を持つ個性的なキャラがたくさん出てくるようなので、ハマる人にはハマる作品かもしれません。 -
“ファンタジー”という言葉は最強の免罪符




2025年5月19日高評価レビューのピックアップでかなりの頻度で表示されていたこの作品。表紙のどアップの女の子といつも目が合ってしまうのです…。それがあまりにも頻繁なので、じゃあちょっと試し読みでもしてみようと。
後宮の女官・茉莉花のサクセスストーリー&恋愛を描いた中華風ファンタジーといったところでしょうか。
レビューを拝見すると、「後宮女官の衣装がミニスカ、有り得ない」という意見がたくさん…。拝読すると、確かに。件の衣装の女官たちが勢揃いしたシーン、現代の飲食店のホールスタッフに見えなくもない…。
私も最初はさすがにナシかなぁと思ったんですが、こちらの作品は言ってしまえばファンタジー。あくまでも“中華風”、実際の歴史物ではないので、まぁこの物語の世界ではこれがスタンダードという設定なんだろうなと思い直しました。
きちんとした歴史物の場合は時代考証が甘いと物凄くイラッとするのですが、“この物語はファンタジー”と言われてしまえばそれ以上何も言えないです。“ファンタジー”という言葉は最強の免罪符…。
肝心のスートーリーと絵柄は可もなく不可もなく。特に飛び抜けた魅力は感じなかったので、続けての拝読はないかな…。 -
センス抜群🏰




2025年5月19日“ゆうちゃん”で心をガッツリ掴まれたのでこちらも拝読。
そして、またしても例えようのない面白さに見事してやられましたよ😊
未読の時点ではタイトルだけだと内容が想像できませんでしたが、“お城”とはそういうことだったんですね。ヤマめちゃくちゃいい男だ…!
そしてとても絵がお上手なのに、マネージャー始めモブたちの描写の何とも言えないユルさとテキトーさ(褒め言葉)😂
緻密に描かれているイケメンのウミ&ヤマと対比させるかのような奇抜なデザインのモブキャラたち。彼らも見ていてすごく楽しかったです(笑)。
笑えるのに泣けるストーリー。美麗な絵から振り切ったギャグ絵まで秀逸でセンス抜群。蜂煮先生の作品ドストライクで、一気にファンになってしまいました。 -
世界観と絵柄はすごく良いのに…




2025年5月16日こちらの作品、世界観はとても好き。絵柄もものすごく綺麗。
あらすじを読んで期待して拝読してみたのですが、多くのレビュアー様も書かれているように、ラムダンが完全に女性にしか見えない。顔立ちは女性っぽくても全然ありだけれど、体型までもが…。
個人的な好みになってしまうのですが、女性のような体型の受けが最大の地雷なんです…。BLのはずが、まるでTLを見ているような気分になるし、それならいっそのことTLでよくない?と思ってしまうので。
お尻が丸くて腰がくびれた男性キャラは私的にはNG。それは女性の身体の特徴なので。
やはり男性キャラであるならば、可愛い系であっても多少は男性らしい硬質なシルエットで描いて欲しいと思ってしまった。
あくまでも私個人の意見です、好きな方申し訳ありません…。
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