懐かしさに惹かれて読了。夢中で読んでしまいました。改めて読むと当時にはわからなかったことがたくさんありますね。
とかくデッサンが上手く、今読んでも大きく崩れないデッサン力には感嘆です。ダンスや演劇シーンは当時と変わらず見惚れました。ホコ天
やストリートダンサーが流行った時代の物だとしても演劇や舞台を取り入れるあたり異色の作品だったなとしみじみ実感。
主人公のななちゃんが好きでした。むしろ口が悪い頃のほうがかわいいし魅力的。本人の言うところの素直な可愛い子というのがあまり受け付けなくて当時もラストは流し読みしたな〜、一樹が好きになれなかったせいでもありますが(笑)
読み返して結構頑張ってヒーローとしての一面を描こうとしてたんだな…と思い直しましたが、やはりBのほうが強烈で印象に残りやすいですね。ヒーローとして適切ではないかもしれませんが、ヒロインをまっすぐ選んだ心意気を評価したい。粋だし。男らしいし。今なら断然ミッシェルさんですが!
演劇を通して変化していくヒロインが面白くて恋愛そっちのけで読んでいました。本当にいいものって年代が変わっても面白いものなんですね。
この方のBLはあまり好みではないので(濃すぎる…)、卒業写真とか、そんな繊細な描写の少女漫画がもう一度見れたらと思います。
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